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EA-BANK・モーニングレポート 8.6
米株が大幅持ち直しでダウが35000ドル回復(8.5 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が大きく持ち直しての引け。ダウは270ドル高水準となり、35000ドルを回復しています。米企業決算が全体的に堅調となっており、経済の持ち直しに対する期待感が強まる状況となっています。前営業日の下落に対する調整の動きも意識されており、リスク志向の動きとなっています。米雇用統計に対する警戒感も残るものの、結果を見極めたいとの思惑から積極的に売り込む展開にはなりませんでした。
一方、米国債市場は利回りが大きく上昇。ここまでの下落に対する調整の動きや米株の上昇を受けての債券売りの流れが強まっています。米10年債利回りは1.20%を回復し、目先は1.21%を突破しての動きが展開されています。2年債などの短期債利回りも堅調地合いであり、ポジション調整の動きが強まる流れとなっています。
為替相場 – リスク志向の動きが強まり、円は軟調
為替相場では、ドルインデックスがやや上値の重い展開。大きな動きにはなっていませんが、ポンドや豪ドルに対する買い戻しの動きが意識される中でドルの上値が抑えられる展開となっています。ただ、米国債利回りの上昇などが意識される中で積極的にドルを売る流れにはなっておらず、NY時間帯は底堅い動きから小幅に持ち直す展開となっています。
一方、円は軟調地合い。米株の上昇基調などを受けたリスク志向の動きが意識され、円売り圧力が強まる展開となっています。ドル/円は109円台半ばから後半での推移となっており、ユーロ/円は一時130円台を、ポンド/円は一時153円台をそれぞれ回復する展開となっています。NY時間帯は大きな動きにはならず、小幅に調整が入ったものの下値の堅さが意識されました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 底堅い動きも小動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から持ち直す動きとなり、一時バンドの中心線で抑えられる展開となりましたが、再度上昇基調を強めてバンドの上限まで上昇する展開となっています。ただバンドの上限では抑えられる動きとなり、目先は横ばいでの推移です。狭いレンジでの動きで、バンドの+1σ前後を推移しています。
現状バンドの下限がじり高へと転じており、バンドの上下限中心線が上昇する形となっています。トレンドそのものは上昇基調であり、底堅い動きが展開されそうです。ただ、バンドの下限の上昇の勢いが弱く、積極的に上値を拡大するかは不透明であり、底堅い動きながらも大きな動きにはなりにくいといった展開となりそうです。