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EA-BANK・モーニングレポート 7.29
米株はまちまちでの引け(7.28 NY時間)
昨日のNY市場は、米株はまちまちでの引け。ダウは120ドル安水準となる一方、NASDAQが100ポイントの上昇となっています。FOMCを受けて米経済の先行きに対する楽観的な見方が強まる一方、パウエルFRB議長が利上げに対して慎重な見方をしたことで下値を支えられる場面もありましたが、コロナウィルスのデルタ株に対する警戒感が意識されており、ダウに対する調整売り圧力が強まりました。ダウは35000ドルを割り込んでの引けとなっています。
一方、米国債市場は利回りの上値が重い展開。FOMC直後は米経済の堅調に対する思惑から債券に対する売り圧力が強まりましたが、パウエルFRB議長の発言などを受けて債券に対する買い戻しの動きが強まり、現状では債券利回りはマイナス圏での推移となっています。米10年債利回りは1.23%台での推移となるなど、上値の重い展開となっています。
為替相場 – ドルの上値抑えられる
為替相場では、ドルインデックスが下落。FOMCを背景に上昇する場面もありましたが、パウエルFRB議長の発言を受けて急速に下げ幅を拡大してマイナス圏での推移となりました。目先は日中安値を更新する動きであり、ドル売りの流れが強まっています。ポンド/ドルは1.39ドルを回復しての動きとなるなど、上値を拡大する展開となっています。
一方、円は軟調地合い。ダウは調整売りに上値を抑えられていますが、米経済の先行きに対する楽観的な見方は根強く、円売りの流れが意識されています。ドルインデックスが下落していることを眺めてドル/円は上値を抑えられていますが、一時110円を回復する動きを見せており、目先も前営業日比プラス圏での推移となっています。また、ユーロ/円は130円台を、豪ドル/円は81円台をそれぞれ回復しています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 売り圧力強まる
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限から下落して中心線を意識する動きとなっていましたが、目先は売り圧力が強まりバンドの下限をブレイクする動きとなっています。このままバンドブレイクからバンドウォークとなるかどいうかに注目が集まるところです。
現状バンドの上限が上昇、下限が下落といった形であり、バンド幅の拡大を伴いながらの動きが展開されています。バンドウォークとなる可能性が高まっており、このまま下値を拡大する動きが意識されそうです。ここからはバンドの上限の方向感に注意しながらの対応となりそうで、上限が横ばいから下落へと転じた場合は調整の動きが意識されそうです。