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EA-BANK・モーニングレポート 7.27
米株はプラス圏での引け(7.26 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が上昇しての引け。朝方は米国の新築住宅販売件数やダラス連銀製造業活動指数が市場予想を下回ったことで売りの流れが強まりましたが、売り一巡後は買い戻しの動きが強まりプラス圏に浮上しての引けとなっています。米企業決算の好調やコロナワクチン接種の拡大などが下値を支える要因となっています。
一方、米国債市場は小幅まちまち。2年債利回りは上値を抑えられましたが、長期債利回りは株価の押し戻しなどを背景に上昇しての推移となりました。10年債利回りは1.29%台を、30年債利回りは1.94%台を推移する展開となっています。米2年債入札が実施され、需要がやや弱かったことも意識されたようです。
為替相場 – FOMCを控えて、様子見ムード
為替相場では、ドルインデックスが下落しての推移。ユーロやポンドに対する買い戻しの動きが強まったことで、ドルに対する調整売り圧力が強まる展開となっています。ユーロ/ドルは1.18ドル台を回復するなど買い戻しの動きが強まる展開となっています。ただ、FOMCを控えていることもあり、様子見ムードが強まりやすい状況となっています。
一方、円は全体的には軟調地合い。ドルインデックスの下落を眺め、ドル/円はやや上値を抑えられましたが、米株が引けにかけて上値を拡大する動きを見せたことで円に対する売りの流れが意識される状況となっています。ただ、ポンドに対する買い戻しの動きが強まっていますが、全体的には大きな動きにはなっていません。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 堅調地合いで推移
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限を意識しての上昇となっています。大きな動きではないものの、底堅い動きとなっており、バンドブレイクからバンドウォークといった動きになるかどうかに注目です。ただ、目先はバンドの上限で抑えられる動きを見せており、一時的には調整の動きが入る可能性はあります。
現状バンドの上限は上昇、下限はじり安といった動きとなっています。バンド幅は拡大基調となっていますが、下限の動きが鈍いためバンドウォークとなるかどうかはまだ不透明です。バンドの下限の方向感に注意しながらの対応となりそうです。下限が下落基調を強めた場合はバンドブレイクからバンドウォークとなって上値を拡大することになりそうです。