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EA-BANK・モーニングレポート 7.22
米株続伸(7.21 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が続伸しての引け。コロナウィルスのデルタ株に対する警戒感は根強いものの、コロナワクチン接種が拡大している事などを受けてリスク回避的な動きは強まらないとの思惑が広がり、米株の下値を支える展開となっています。ダウは一時300ドル高となり34800ドルを突破する展開となっています。引けにかけて若干下落して34800ドルは割り込んだものの、280ドル高で引けました。
一方、米国債市場は長期債利回りを中心に大幅上昇。2年債利回りなどは序盤にマイナス圏に沈む場面もありましたが、米株の堅調地合いなどを背景に債券売り圧力が強まり、利回りは上昇しています。米10年債利回りは一時1.30%台を回復し、目先も1.29%台での推移となっています。また、米30年債利回りは1.94%台での推移となっています。
為替相場 – 株高を背景に、円は全体的に軟調地合い。
為替相場では、ドルインデックスが下落。米国債利回りの上昇などを背景に下値を支える動きも見られていますが、ここまで下落していたポンドに対する買い戻しの動きが見られていることでドルの上値が抑えられる展開となっています。堅調だったドルに対する調整の動きにより、ドルは軟調な推移となりました。
円は全体的に軟調地合い。株高を背景に円に対する売りの流れが意識される展開となっています。円は対ドルでも軟調地合いとなって110円台を回復する動きとなっています。またクロス円は上値を拡大する動きであり、特にポンド/円は151円台を回復するなど大幅上昇となって推移しています。ちなみにユーロ/円も130円台を回復する動きとなっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 狭いレンジでの動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限から調整の動きが入る展開となっています。ただ、バンドの中心線に届いておらず、狭いレンジでの動きが展開されています。方向感の見えにくいところであり、様子見ムードが強まっています。
現状バンドの上限が下落に転じ、下限が上昇しての推移です。バンド幅が縮小傾向となっており市場にはエネルギーが蓄積されてきています。まだバンド幅自体はそこまで狭まっておらず、しばらくは方向感の見えにくい展開となりそうですが、バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要でしょう。