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EA-BANK・モーニングレポート 7.21
米株は540ドル高水準での引け(7.20 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が大幅に上昇しての引け。ダウは大幅に下落した前営業日から調整の動きが入り、大幅に買い戻される展開となっています。ダウは一時650ドル高水準となり、そこから若干抑えられたものの540ドル高水準での引けとなるなどリスク志向の動きが強まりました。
一方、米国債市場は長期債利回りが大幅上昇。米2年債利回りなどは現状はマイナス圏での推移となっていますが、下値を削る動きとなっています。米10年債利回りは序盤は下落して1.13%台と今年2月以来の水準まで下落しましたが、株高を背景に持ち直し、1.21%台まで上昇しています。米30年債利回りは0.06%の上昇となり1.87%台での推移となっています。
為替相場 – 米株高を背景に円売りの流れ
為替相場は、ドルインデックスが小幅に上昇。米国債利回りが長期債を中心に上昇していることなどを背景にドルに対する買い意欲が強まっています。ドルインデックスは一時93を大きく上回る水準にまで上昇する展開となっています。ただ、NY時間午後は上昇一服から調整の動きが意識され、上値の重い展開となっています。ドルインデックスは目先、93を割り込んでの推移となっています。
一方、円は全体的に軟調地合い。株高を背景に円に対する売りの流れが意識され、ドル/円、クロス円ともに買われやすい地合いとなっています。政局不安が意識されている南ア・ランド/円はマイナス圏での推移ですが、全体的には円売り圧力が意識されており、ドル/円は110円を意識しての動きが展開されています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 上値重い展開
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から一気に上昇してバンドの上限をブレイクしたものの、そこからバンドウォークとはならずにじり安基調となっています。このままバンドの中心線まで下落するかどうかに注目です。また、中心線まで下落した場合はそこで支えられるかどうかがポイントとなりそうですが、下落の勢いも強くなく、支えられる可能性が高そうです。
現状バンドの上限が上昇基調から横ばいへと変化しています。一方、下限は上昇基調を強めています。バンド幅は縮小傾向となっていますが、流れとしては上昇トレンドが意識されやすいといえます。一時的な調整の動きが入っても下値は堅く、押し目買いに支えられそうです。