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EA-BANK・モーニングレポート 7.19
米株が大幅下落(7.16 NY時間)
先週末のNY市場は、米株が下落しての引け。コロナウィルスの変異株の拡大に対する警戒感や米ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことなどを受けて売りの流れが強まる展開となっています。ダウは300ドルに迫る下げ幅となっており、NASDAQなども売り圧力が強まる展開となりました。
一方、米国債市場は小幅に低下しての引け。米小売売上高が市場予想を上回ったことで債券売りが意識されましたが、日中は米株の下落などを背景に債券に対する買い戻しの動きが意識され、マイナス圏に転じての引けとなっています。10年債利回りは1.30%を割り込んでの引けとなるなど上値を抑えられました。
為替相場 – 米株の軟調地合いも、様子見ムード
為替相場では、ドルインデックスが上昇しての引け。米国債利回りの上値は抑えられたものの、英国でコロナウィルスの感染者が増加していることを背景にポンドに対する売り圧力が強まり、ドルの下値を支える展開なっています。対ユーロなどでもドルは底堅い動きを見せましたが、全体的には方向感の見えにくい、様子見ムードが強まる状況となりました。
一方、円はやや軟調地合いとなって引け。様子見ムードが強まる中で大きな動きにはなっていませんが、ここまでの円高に対する調整の動きが意識される展開となっています。ただ、米株の軟調地合いなどを背景に円に対する売りの流れは巻き戻される展開となっています。また、ポンド/ドルの軟調を受け、ポンド/円は下値を拡大する展開となっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 上値重い展開
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの中心線と下限で挟まれたレンジを動いています。朝方にやや売りの流れが強まりましたが、すぐに押し戻しており警戒感は強まっていません。ただ、上値の重さが意識されやすい状況であり、目先は押し戻しているものの上値を抑えられる可能性はあるでしょう。
現状バンドの上下限中心線が下落する動きとなっています。トレンドそのものは下向きであり、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいものの戻り売り圧力が強まりやすい状況です。目先は一時的に押し戻していますが、バンドの中心線では売り圧力が強まりやすいでしょう。