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EA-BANK・モーニングレポート 7.13
ダウが一時35000ドルを突破(7.12 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が上昇しての引け。前営業日に史上最高値を更新した主要3指数がさらに上値を拡大する展開となっています。米経済の先行きに対する楽観的な見方などが意識される中、リスク志向の動きが強まる展開となっています。ダウは一時35000ドルを突破する動きとなっています。引けにかけては若干抑えられたものの、34996ドルでの引けとなるなど、日中高値圏での引けとなりました。
一方、米国債市場は利回りが小幅に上昇。米株の上昇を背景に債券に対する売りの流れが意識される展開となっています。米国の早期テーパリング観測に関しては強まってはいないものの、リスク志向の動きが強まる中で後ずれするのでは、といった思惑も後退している状況です。ただ、全体的には様子見ムードが強まっており、大きな動きにはなっていません。米10年債利回りは1.36%台後半での推移となっています。
為替相場 – ダウは一時35000ドルを突破、円軟調
為替相場は、ドルインデックスが上昇。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルに対する買い戻しの動きが展開されています。ただ、米国債利回りの上値が抑えられたことを受けてドルに対する買いの流れが巻き戻されており、ドルインデックスは上げ幅を縮小する展開となっています。
一方、円は軟調地合い。リスク志向の動きが意識される中で円に対する売り圧力が強まる展開となっています。ただ、全体的には大きな動きとはなっておらず、様子見ムードが強まっています。また、ズマ前大統領が逮捕されたことを受けて南アで暴動が激化しており、南ア・ランドに対する売り圧力が強まる状況となっています。南ア・ランド/円はマイナス圏での推移となっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 横ばいでの推移
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限から調整の動きが入ったものの、中心線には届かずに横ばいでの推移となっています。中心線は上昇しているので中心線にタッチする可能性はありますが、目先は大きな動きにはなっておらず、方向感の見えにくい展開です。ただ、下値の堅さが意識されており、バンドの中心線では支えられる可能性が高そうです。
現状バンド幅は縮小傾向となっており、市場には徐々にエネルギーが蓄積されていく状況となっています。バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要です。ただ、目先は方向感が見えにくいところであり、大きな動きにはなりにくいでしょう。バンドの中心線で支えられて持ち直した場合はバンドの上限をブレイクする可能性が出てくるので、その点は注意が必要でしょう。