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EA-BANK・モーニングレポート 7.8
FOMC議事要旨を受けて底堅い動きへ(7.8 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が上昇しての引け。FOMC議事要旨の発表前は様子見ムードが強まっていましたが、発表後はFRBがテーパリングを急がないとの見方が強まったことでリスク志向の動きが強まる展開となりました。そんな中、ダウは100ドル高水準での引けとなっています。
米国債市場は利回りが低下しての推移。FOMC議事要旨の発表を受け、FRBによる早期テーパリング観測が後退したことで債券に対する買い意欲が強まる展開となっています。米10年債利回りは1.31%台まで下落する展開となっています。
為替相場 – ドル円に対する買い意欲が強まる
為替相場では、ドルインデックスが上昇。一時マイナス圏に沈む場面もありましたが、持ち直し基調からプラス圏での推移となっています。FOMC議事要旨の発表を受けて米国債利回りが大きく低下する展開となっていますが、ユーロやポンドに対する売りの流れが継続する中でドルに対する買いの流れが継続する展開となっています。
円は小幅まちまちでの推移。全体的に様子見ムードが強まる中でドル/円が底堅い動きとなる一方、ユーロ/円などは上値の重い展開となっています。全体的には方向感の見えにくい展開であり、小動きとなりました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 目先持ち直しも上値は重い
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの中心線と下限で挟まれたレンジを動いており、上値の重い展開となっています。比較的狭いレンジであり、大きな動きにはなっていないものの、バンドの中心線で抑えられやすい形であり、再度下値を拡大する可能性は高そうです。
現状バンドの上下限中心線は下落基調となっています。トレンドそのものが下向きであり、一時的に買い戻しの動きが意識されても上値は重く、戻り売り圧力に抑えられやすい形といえそうです。ただ、バンドの下限では支えられる可能性が高いでしょう。