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EA-BANK・モーニングレポート 7.5
米雇用統計は強弱まちまち(7.2 NY時間)
週末のNY市場は、米株が上昇。米雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を上回る一方、失業率が市場予想に反して上昇しており、強弱まちまちの結果となっています。こうした結果を受けてFEDの早期テーパリングに対する警戒感が後退し、リスク志向の動きが強まる展開となりました。米株は主要3指数が史上最高値を更新するなど、上値を拡大しての引けとなりました。
一方、米国債市場は利回りが低下。米雇用統計を背景に早期テーパリング観測が後退し、債券に対する買い戻しの動きが強まる展開となりました。10年債利回りは1.42%台にまで低下しての引けとなりました。
為替相場 – 株高を背景に円売りの流れに
為替相場では、ドルインデックスが下落。米国債利回りが低下したことなどを背景に、ドルに対する売り圧力が強まる展開となっています。ここまでの上昇に対する調整の動きなども意識されており、ドルインデックスは92台前半まで下落しての引けとなりました。
一方、円はまちまちでの引け。ドルインデックスの下落などを背景にドル/円の上値が抑えられ、111円を挟んでの推移となりましたが、株高などを背景に円売りの流れも強まっており、クロス円はユーロ/円などを除き全般的に円安基調となっています。NY時間帯にドル/円は下値を拡大しており、ポンド/円などはポンド/ドルの上昇を背景に上値を拡大する動きとなっています。ドルの動きが意識されやすい局面が展開されることとなりました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 上値の重い展開
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から持ち直して中心線を目指す動きとなっていましたが、中心線に届かずに下落する動きとなっています。上値の重い展開ではあるものの、大きな動きにはなっておらず、目先は111円を挟んでの小動きとなっています。
現状バンド幅が縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要でしょう。目先はバンドの下限を目指す動きであり、下限をバンドブレイクしてバンドウォークといった動きになるかどうかがポイントとなりそうです。