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EA-BANK・モーニングレポート 7.1
ADP雇用統計が市場予想を上回りダウ上昇(6.30 NY時間)
昨日のNY市場は、米株がまちまちでの引け。ADP雇用統計が市場予想を上回ったことでダウに対する買い意欲が強まり、210ドル高水準での引けとなっています。ただ、NASDAQはポジション調整の動きが意識されたことで上値を抑えられ、マイナス圏での引けとなっています。S&P500はプラス圏での引けとなり、終値ベースの史上最高値をさらに更新する動きとなっています。
米国債市場は利回りが低下しての推移。米株の上昇やカプラン・ダラス連銀総裁の発言などを背景に下げ幅は縮小する展開となっていますが、新型コロナウィルス変異株の感染拡大などが嫌気されていることや、欧州債利回りの低下などを背景に債券に対する買い意欲が強まりました。米10年債利回りは1.45%台での推移となるなど、上値の重い展開となっています。
為替相場 – ADP雇用統計の結果を受け円売り優勢
為替相場では、ドルインデックスが上昇しての推移となっています。ADP雇用統計を受けてドルに対する買いが意識される一方、新型コロナウィルスの変異株の感染拡大を懸念したユーロやポンドに対する売りの流れが意識されたことで、ドルの下値が支えられる展開となりました。ただ、全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まる展開となっています。
一方、円は売り優勢の流れ。ダウが堅調な動きを見せていることや、米経済の先行きに対する楽観的な見方が広がったことなどをを受けてドル/円が大きく上昇して110円台を回復する動きを見せており、クロス円もしっかりとした動きが展開される流れとなっています。リスク志向の動きから円に対する売り圧力が意識される局面となりました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 上昇一服
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限をバンドブレイクからバンドウォークする流れとなって上値を拡大する展開となっています。バンドウォークが継続されて上値を拡大していましたが、目先は調整の動きが意識される展開となっています。このままバンドの中心線まで下落するかどうかに注目が集まるところとなっています。
現状バンドの下限が上昇に転じたことでバンドの上下限中心線が上昇する動きとなっています。トレンドそのものは上向きですが、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくくなっています。一時的な調整が入りやすいところではありますが、下値の堅さが意識されそうで、再度バンドの上限まで上昇する可能性は高そうです。