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EA-BANK・モーニングレポート 6.30
米株は小幅に上昇(6.29 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が小幅に上昇。ダウは米景気の先行きに対する期待感を背景に、朝方から買いの流れが強まり、一時180ドル水準まで上昇しました。しかし、日中は調整売りの流れに上げ幅を削り、一時マイナス圏に転じる場面もありました。しかし、引けにかけて小幅に持ち直し、結局9ドル高となりました。NASDAQやS&P500指数も小幅に上昇しての引けとなり、終値ベースの高値を更新する展開となっています。
一方、米国債市場は利回りが小幅に低下。朝方は長期債利回りが上昇し、10年債利回りは一時1.50%を突破する動きとなりました。しかし、その後は米株の上値が抑えられたことなどを背景に利回りは急落し、現状ではマイナス圏に沈む展開となっています。
為替相場 – 米経済の先行きを楽観視か
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りはマイナス圏に転じる動きとなっていますが、ユーロやポンド、オセアニア通貨など全般的に上値を抑えられる動きとなっており、ドルの下値が支えられる展開となりました。ユーロ/ドルは1.19ドルを一時割り込むなど、ユーロ売りの流れが意識される状況となっています。米経済の先行きに対する楽観的な見方がドル買いの流れを強める状況となっています。
一方、円は買い優勢の流れ。ダウが引けにかけて上値を削ったことなどを背景に、円に対する買い意欲がくすぶる展開となっています。特にNY時間朝方は円に対する調整の買い戻し圧力が強まり、ドル/円、クロス円ともに下値を拡大する展開となりました。NY時間帯は全般的には修正の動きが見られましたが、前営業日比では円高基調となっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 持ち直し基調
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から持ち直してバンドの中心線を意識する動きとなっています。目先は中心線で抑えられており、このまま下落に転じてバンドの下限に到達するかどうかに注目が集まります。
現状バンドの上下限中心線がじり安基調であり、トレンドそのものも下向きといった状況です。このままバンドの中止線で抑えられてバンドの下限まで下落といった動きになる可能性は十分にあるでしょう。バンド幅は比較的広いので、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいのではないかとみています。