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EA-BANK・モーニングレポート 6.28
ダウは230ドル高水準での引け(6.25 NY時間)
先週末のNY市場は、米株がまちまちでの引け。ダウはインフラ投資に対する期待感から買いの流れが継続し、230ドル高水準での引けとなっています。しかし、ハイテク銘柄はここまでの買いに対する調整の動きや米長期債利回りの上昇などを背景に、小幅に下落しての引けとなりました。全体的にはリスク志向の動きが意識される状況であり、S&P500は続伸して終値ベースの史上最高値を更新する動きとなっています。
米国債市場もまちまちでの引け。長期債利回りは大きく上昇しての引けとなっています。ダウの大幅上昇などが意識されて債券に対する売りの流れが強まる展開となり、10年債利回りは1.50%を突破して1.52%台での引けとなっています。30年債利回りも2.10%を突破しての動きが展開されています。ただ、2年債利回りなどはやや調整の動きに上値を抑えられました。
為替相場 – ドルが小幅に上昇
為替相場では、ドルインデックスが小幅に上昇しての引け。大きな動きとはならなかったものの、米長期債利回りの上昇などを背景に、ドルの下値が支えられる展開となりました。また、ポンドに対する売りの流れが継続しており、ポンド/ドルは1.39ドルを割り込んでの推移となっています。ただ、全体的には様子見ムードが強まっており、前営業日終値を挟んでの動きが展開されました。
円はまちまちでの推移。ドル/円がやや上値を抑えられ、ポンドに対する売りが強まったことでポンド/ドルが154円割り込んでの推移となりましたが、オセアニア通貨や資源国通貨が堅調な推移となるなど、全体的にはやや方向感の見えにくい展開となりました。ダウが大きく上昇する中で円売りが意識されやすい局面ではありますが、ここまでの円安に対する調整の買い戻しなども見られており、前営業日終値が意識される展開となりました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 狭いレンジでの動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から持ち直してバンドの中心線を抜けたものの、上限には届かずに下落しており、目先はバンドの中心線で支えられる動きとなっています。今後の展開としてはこのままバンドの中心線で支えられる動きが継続するかどうかといったところで、支えられたらバンドの上限へ、割り込んだらバンドの下限へと動いていきそうです。
現状バンドの上下限中心線がほぼ横ばいでの推移となっており、レンジ圏での動きが意識されやすい状況となっています。バンド幅も比較的広い状況にあるため、先行きに関しても方向感の見えにくい流れが継続しやすい局面ということができそうです。目先は様子見ムードが意識される展開となっています。