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EA-BANK・モーニングレポート 6.25
インフラ投資に対する期待から米株が上値拡大(6.24 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が大きく上昇しての引け。NASDAQとS&P500が終値ベースでの最高値を更新するなどリスク志向の動きが強まる展開となっています。米国のインフラ投資計画で超党派上院議員グループと合意といったニュースを好感して買い意欲が強まっています。ダウは320ドル高水準となり、34000ドルを突破しての引けとなっています。
一方、米国債市場は利回りがまちまちでの推移。リスク志向の動きが意識されて債券に対する売りの流れが意識される一方、早期の金融引き締めに対する思惑が若干後退していることなどを背景に債券に対する売りも入っている状況となっています。米30年債利回りは2.10%を再度割り込む動きとなっていますが、全体的には方向感の見えにくい展開で、様子見ムードが強まっています。
為替相場 – ドルが小幅に下落
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。前営業日終値を挟んでの小動きであり、米国債市場の様子見ムードを眺めてドルの方向感も見えにくい展開となっています。ドルは対ユーロなどでは上値を抑えられましたが、MPC議事要旨が予想よりもハト派だったことを受けてポンドに対する売りが意識されており、ポンド/ドルは軟調地合いとなっています。
一方、円はやや買い戻しの動きが意識されています。大きな動きではないものの、ここまでの円売りに対する調整の動きが意識される展開となっています。特にポンド/円の上値の重さが意識される展開となっています。ただ、全体的には様子見ムードが意識されており、特にNY時間帯はリスク志向の動きを受けて底堅い動きにはなったものの、全体的には狭いレンジでの動きが展開されました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 方向感見えにくい
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から持ち直してバンドの中心線を抜けたものの、上限には届かずに下落しており、目先はバンドの中心線を意識しての動きとなっています。狭いレンジでの動きであり、方向感の意味にくい流れとなっています。
現状バンドの上下限中心線がほぼ横ばいでの推移となっており、レンジ圏での動きが意識されやすい状況となっています。ここからバンドの中心線で支えられるか、割り込むかで流れが若干変わってきそうですが、まだ大きな動きにはなりにくいところであり、様子見ムードが継続するのではないかとみています。