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EA-BANK・モーニングレポート 6.24
様子見ムード強まる(6.23 NY時間)
昨日のNY市場は、米株がまちまちでの引け。米国の金融政策に対しては市場の見方は若干分かれているようですが、インフレに対する警戒感やそれに伴う早期の利上げ観測などが意識されやすい状況であり、ダウは調整売りに上値を抑えられる展開となっています。ダウは70ドル安水準で、日中安値圏での引けとなっています。ただ、ハイテク銘柄に対する買い意欲は根強く、NASDAQは小幅に上昇しての引けとなっています。
一方、米国債市場は利回りが上昇しての推移。ボスティック・アトランタ連銀総裁やカプラン・ダラス連銀総裁の2022年に最初の利上げを予想などといった発言が流れたことで、債券に対する売りの流れが強まる展開となっています。米10年債利回りは一時1.49%台をつけ、目先も1.48%台後半での推移となっています。また、短期債利回りも底堅い動きが展開されています。
為替相場 – ドル上昇
為替相場では、ドルインデックスが上昇。朝方はユーロやポンドなどに対する買いの動きからドルの上値が抑えられましたが、米国債利回りの堅調地合いを眺めてドルに対する買い戻しの動きが強まる展開となり、インデックスはプラス圏に浮上する展開となっています。
一方、円は続落する展開となっています。ドルの買い戻しの動きが意識されてドル/円が上昇する中、クロス円も堅調地合いとなっています。ドル/円は目先111円を挟んでの動きとなっており、上値を拡大する展開です。NY時間帯はクロス円の上値が抑えられていますが、下値は堅く、円売りの流れが維持されています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 持ち直し基調強める
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から持ち直す動きを見せ、バンドの中心線を抜けて上限を目指す格好となっています。目先はバンドの+1σが意識される水準であり、ここにきてやや上値の重さが意識されています。このままバンドの+2σまで上昇するか、抑えられてバンドの中心線まで下落するかといったところに注目です。
現状バンドの上下限中心線がほぼ横ばいでの推移となっており、レンジ圏での動きが意識されやすい状況です。バンドの上限までは上昇する可能性が十分にありそうですが、そこをブレイクしてバンドウォークといった展開にはなりにくいところではないでしょうか。バンドの上限と下限で挟まれたレンジ内での動きが続きそうです。