- HOME >
- Morning Report >
- 6.18
EA-BANK・モーニングレポート 6.18
ダウが下げ幅拡大(6.17 NY時間)
昨日のNY市場は、米株がまちまちでの引け。FOMCを受けての株安の流れが意識されてダウが200ドル超の下落となる一方、ハイテク銘柄には買い戻しの動きが強まったことでNASDAQなどが上昇しての引けとなっています。原油価格の下落などがエネルギー関連銘柄を押し下げたことなどもダウの上値を抑える要因となっており、全体的にはややリスク回避的な動きが意識される局面ということができるのではないでしょうか。
米国債市場もまちまち。2年債利回りなどが上昇する一方、10年債利回りなどは大幅に下落しており、10年債利回りは一時1.50%を割り込み、FOMC前の水準を割り込む動きとなりました。フィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想以上に低下し、米経済足元に対する警戒感から調整の動きが強まる展開となりました。現状30年債利回りなどは0.1%超の下げ幅となっています。
為替相場 – ドル大幅続伸
為替相場は、ドルインデックスが大幅続伸。米国債利回りは長期債を中心に大きく低下していますが、ドルに対する買いの流れは維持されています。ユーロ/ドルは1.19ドル台前半での水準に押し込まれており、ドルは全体的に買われやすい地合いとなりました。
一方、円は上昇基調。対ドルでもダウの軟調地合いを眺めた円買いが意識され、110円台の前半での推移となっています。クロス円は軒並み下落しており、ユーロ/円は131円台前半にまで下値を拡大しています。リスク回避的な動きが意識される中で、円に対する買い圧力が強まる局面ということができそうです。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 売り圧力強まる
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限から調整の動きが入り、一気に中心線を割り込みバンドの下限をバンドブレイクからバンドウォークといった動きとなって下値を拡大する動きです。目先は調整の動きが入っていますが、上値の重い展開となっており、再度下値を拡大する可能性は十分にありそうです。
現状バンドの上下限中心線が下落しており、トレンドそのものが下向きです。目先は押し戻していますが、戻り売りに上値を抑えられて再度バンドの下限を目指す可能性は十分にありそうです。バンドの下限が下げ渋ってくれば下値も堅くなっていきそうですが、現状ではまだ売り優勢の局面ということができそうです。