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EA-BANK・モーニングレポート 6.16
FOMCを控えて米株に調整売り圧力強まる(6.15 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が下落しての引け。ダウはポジション調整の動きが意識される中で朝方から売りの流れが強まる展開となりました。ただ、日中は買い戻しの動きが見られ、一時プラス圏に浮上する展開となっています。引けにかけて再度売り圧力が強まり、結局34300ドルを割り込んでの引けとなりました。前営業日に終値ベースでの史上最高値を更新したNASDAQは100ポイント以上の下落となっています。
一方、米国債市場はまちまちでの推移。FOMCを控えて債券売りの流れが意識され、10年債利回りは一時1.50%を突破する動きを見せましたが、目先は調整の動きが意識されて利回りは低下しています。30年債利回りもプラス圏での推移ではあるものの上値を削る動きであり、全体的に前営業日終値を意識しての動きが展開されています。
為替相場 – ドルが前営業日終値を挟んでの動き
ドルインデックスが前営業日を挟んでの動き。米国債利回りの上値が抑えられたことなどを受けてややドルの上値が重くなっていますが、FOMCを控えていることもあり、大きな動きにはなっていない状況です。ポンドやオセアニア通貨に対する売りの流れが意識されてドルの下値が支えられている一方、ユーロなどの買い戻しの動きがドルの上値を抑える展開となっています。
一方、円はやや買われやすい地合い。ドル/円は110円台の動きを継続していますが、やや上値の重い展開となり、クロス円も全体的に売り優勢の流れとなっています。米株の下落などを背景に、円に対する買い戻しの動きが展開されています。ユーロ/円は底堅い動きを見せていますが、ポンド/円は155円を割り込む動きを見せるなど、軟調地合いとなっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 上値重い展開
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限と中心線で挟まれたレンジを動いています。目先は中心線で抑えられて下落し、下限を意識しての動きとなっています。ここで支えられるかに注目が集まるところですが、やや上値の重さが意識される状況であり、バンドブレイクからバンドウォークとなる可能性も視野に入れておきたいところです。
現状バンドの上限は横ばい、下限は下落といった動きになっています。バンドの上限が上昇となればバンドブレイクからバンドウォークが意識されるところであり、バンドの上限が横ばいから下落といった動きになればトレンドそのものは下向きながらも一時的には持ち直す動きが意識されそうで、ここからのバンドの上限の方向感に注意しながらの対応となりそうです。