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EA-BANK・モーニングレポート 6.8
ポジション調整の動き(6.7 NY時間)
昨日のNY市場は、米国株式市場がまちまちでの引け。ポジション調整の動きが意識されたことでダウに対する売りの流れが意識されており、100ドル超の下落となって引けています。一方のNASDAQはハイテク銘柄に対する買い戻しの動きが強まったことでプラス圏に浮上しての引けとなりました。
一方、米国債市場は利回りが上昇しての推移。先週の大幅低下に対する調整の動きが意識され、債券に対する売りが入っています。ただ、テーパリングに対する思惑が後退したことで債券売りの流れは強まらず、大きな動きにはなっていません。
為替相場 – ドルインデックスが90割れ
為替相場は、ドルインデックスが下落しての推移。インデックスは90を割り込む動きとなるなど、金融緩和策の縮小に対する思惑が後退したことを背景にドルの売りが意識されています。ただ、90を割り込む水準では買い戻しの動きも入っており、全体的には調整の動きも意識される局面といえます。
一方、円は小幅まちまちでの引け。ドル売りの流れを受けてドル円が上値の重い展開となる一方で、ユーロ円などは小幅に上昇する流れとなっており、全体的には様子見ムードが強まる状況となっています。米雇用統計を通過したことで材料出尽くし感が強まる中で方向感の見えにくい展開となっています。
ドル円・ボリンジャーバンド – 上値の重い展開
ドル円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限をブレイクしてバンドウォークから下値を拡大する展開となっていましたが、売り一巡後は持ち直しての動きとなっています。ただ、上値の重さが意識されており、まだバンドの中心線に届いていない状況です。目先は大きな動きにはなっておらず、バンドの中心線に到達できるかがポイントとなりそうです。
現状バンドの下限が横ばいからじり高基調へと変化しつつあり、バンド幅が縮小傾向を強める展開となっています。市場にはエネルギーが蓄積されてきており、バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要な状況といえます。ただ、目先はバンドの中心線を意識しての小動きであり、方向感の見えにくい展開が継続しそうです。