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EA-BANK・モーニングレポート 6.1
米国祝日で株式市場などが休場(5.31 NY時間)
昨日のNY市場は、メモリアルデーの祝日のため米国株式市場が休場。欧州株がやや上値を抑えられる動きとなったことから、市場全体ではリスク回避的な動きが意識される局面となっています。
米国債市場も休場。欧州各国の10年債利回りは小幅に低下、株安を背景にした債券買いが意識されました。
為替相場 – ドル軟調
為替相場は、ドルインデックスが下落して90を割り込む動き。ユーロやポンドに対する買い戻しの動きが意識され、ドルの上値が抑えられる展開。米国の金融政策の先行きに対する思惑などから、ドルの上値が抑えられやすい状況となりました。
一方、円は買われやすい地合。ドル円に対する調整の動きが意識されて若干下げ幅を拡大する展開となる中、クロス円も上値を抑えられています。ただ、英米市場が休場となる中で積極的に円を買う動きにはならず、NY時間帯にドル円が押し戻す動きを見せたことで、クロス円も底堅い動きが展開されています。
ドル円・ボリンジャーバンド – 持ち直し基調
ドル円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限をブレイクして下値を拡大する動きとなりましたが、そこから持ち直す動きを見せ、現状ではバンドの中心線まで押し戻しています。バンドの中心線を抜けてバンドの上限を目指す動きとなるのか、中心線で抑えられるのかで流れが変わってきそうです。
バンドの上限は下落基調を維持していますが、下限が下落からじり高基調へと転じています。バンド幅は縮小傾向となっており、市場には徐々にエネルギーが蓄積されていくことになりそうです。ただ、目先はまだバンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいところであり、流れとしてはバンドの中心線で抑えられて下落するものの、下値は堅いといった動きになるのではないでしょうか。