ペソ/円チャート分析!
メキシコの政策金利は7%となっています。メキシコペソのチャートを見ていると安値圏で推移しているように見えます。2018年の2月頭から高値を付けて下落していますが、5.7を下値にして少し反転してきている形に見えます。短期的には値を戻してきているのかもしれません。メキシコはアメリカに隣接している国でもあるのでアメリカの好景気もあって、GDPも世界15位となっており、安定して推移しているように見えます。メキシコは金利を7%と高水準になっていることも、メキシコペソが底堅くなっている一因ともなっています。日本との金利差は6.9%にもなっていますので、メキシコの経済状況が安定していれば、メキシコペソを買う投資家も多いのではないでしょうか。
チャート検証の重要性
2017年10月からのチャートを見ますと、ペソは下落しています。金利を引き上げるという方向に向かっていますが、金利の引き上げを織り込んでいるのか、ペソは下落しました。しかし、金利の引き上げなどがあることから、5.7円付近を下値にして切り返してきている動きもあります。トランプ大統領はメキシコに壁を作りその費用をメキシコに負担させるというような話もありますが、それも現実なものにはなっていない様子です。メキシコはアメリカにも近いことから、経済的にも発達しています。メキシコ自体の景気もありますが、アメリカの景気にもダイブ変動されると思いますので、アメリカの景気動向なども注意してみていくといいでしょう。メキシコペソは取扱しているFX業者が少なかったことから、取引量も少なかったですが、取扱業者が徐々に増えています。メキシコペソの高金利に魅力を感じて、メキシコへの投資が増えることでメキシコペソの価格があがっていくこともあるかもしれません。チャートを見ると、金利が上がっていくにしたがって、下落するという感じで動いています。だいぶ前から金利の引き上げを織り込んでいたのかもしれません。
ペソ円チャート検証と今後の予想
メキシコペソの2018年に入ってからの安値は5.7円となっていますので、この辺りがサポートラインになるかと思います。今は一旦、5.7円を付けて切り返してきている形になっています。今後の動きとしては、アメリカの金利が上がってきていることで、アメリカの景気がどうなっていくのかも見ていく必要があるでしょう。移民などの問題もありますし、メキシコに投資したいという人が増えれば、メキシコペソは上がっていくでしょう。日本企業もメキシコに投資していることも多いですので、アメリカの動向を見ながら、メキシコペソを取引していくといいのではないでしょうか。金利も上がってきているので、このままダブルボトムを付けて上昇していくということもありますが、アメリカの金利が上がってきていることを考えると景気の後退が始まって、それほど上昇は望めないかもしれません。今後の景気動向次第になりますので、経済指標の発表などを注意深く見ていく必要がありそうです。平均移動線などを見ると、5.8円付近で上値を抑える形になっています。一目均衡表では、5.85円付近に雲がありますので、その価格に近づいていくことも予想されます。雲を超えてくることがあればさらに一段高もあるかもしれません。メキシコの経済動向次第になりますので、ファンダメンタルズにも注目してみていきたいと思います。