モーニングレポート 2022.9.12
日銀の口先介入で、一時的な円高か
為替相場では、ドルインデックスが続落しての引けとなりました。ポジション調整の動きが意識される中でユーロ/ドルやポンド/ドルが上昇基調となり、ドルの上値を抑える展開となりました。ドルインデックスは109を挟んでの動きとなり、軟調地合いとなっています。ユーロ/ドルは1.00ドル台半ば、ポンド/ドルは1.15ドル台後半でそれぞれ引けました。円は買われやすい地合いとなりました。日本の金融当局関係者から円安に対するけん制発言が相次いだことで、円に対する買い戻しの動きが強まる状況となっています。ただ、日米金利差の拡大に対する思惑は根強く、NY時間に入ると円買いの流れが修正される場面もありました。また、クロス円はドル/円の軟調地合いを眺めて全体的に上値の重い展開となりました。ただ、豪ドル/円などはプラス圏での引けとなるなど、円売りの流れも意識されました。結局、ドル/円は142円台半ば、ユーロ/円は143円台前半での引けとなりました。