モーニングレポート 2022.11.10

米株安を背景に、円堅調
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りは低下しているものの、米消費者物価指数の発表を控えてポジション調整の動きが意識され、ドルに対する買い戻しの動きが展開されています。また、英国の景気の先行きに対する警戒感からポンドが売られやすい地合いとなり、ドルの下値を支えています。現状ユーロ/ドルは1.00ドル台前半、ポンド/ドルは1.13ドル台半ばでそれぞれ推移しています。円は買われやすい地合いが維持されています。ドルインデックスの上昇を受けてドル/円はしっかりとした動きとなっていますが、株式市場の軟調地合いを背景にリスク回避的な動きが意識されており、クロス円は全体的に軟調地合いとなっています。特にポンド/円は目先2円超の下落となるなど、下値を拡大しています。現状ドル/円は146円台前半から半ば、ユーロ/円は146円台半ば、ポンド/円は166円台前半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.11.9

米国債利回りの低下で、ドル売り継続
為替相場では、ドルインデックスが下落。米国債利回りが下げ幅を拡大する中でドルに対する売りの流れが強まりました。米国の利上げペースの減速に対する思惑などからドルの先安観がくすぶっており、上値を抑えられました。ユーロ/ドルはパリティを回復する動きとなり、目先は1.00ドル台後半での推移、ポンド/ドルは1.15ドル台半ばでの推移となっています。円は買われやすい地合いとなっています。リスク志向の動きが強まる中、ドルインデックスの下落を背景にドル/円が大きく下落しており、クロス円もつれ安となっています。ドル/円は1円超の下落であり、目先は145円台半ばでの推移となっています。また、ユーロ/円は146円台半ばで、ポンド/円は168円台前半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.11.8

ドル高一服、円安再燃
為替相場では、ドルインデックスが下落しています。米国債利回りは上昇していますが、ドイツの経済指標が好調だったことなどを背景としたユーロやポンドに対する買い戻しの動きが強まる中でドルの上値は抑えられました。現状ユーロ/ドルは1.00ドル台前半、ポンド/ドルは1.15ドル台前半で、それぞれ推移しています。円は売られやすい地合い。ドルインデックスの下落を眺めてドル/円は前営業日比ほぼ変わらずの水準で推移していますが、クロス円ではポンド/円が2円近い上昇となるなど、円売りの流れが強まりました。リスク志向の動きが強まる中で円に対する売りの流れが強まる展開となっています。現状ドル/円は146円台半ば、ユーロ/円は146円台後半、ポンド/円は168円台後半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.11.7

米短期債利回りの低下で、ドル下落
為替相場では、ドルインデックスが大幅下落となって引けました。米国の利上げ減速に対する思惑が強まる中で米短期債利回りが低下し、ドル売り圧力が強まる展開となりました。ユーロ/ドルは0.99ドル台半ばまで上昇、ポンド/ドルも1.13ドル台後半での推移となっています。また、ドルインデックスは111を割りんでの動きとなりました。円はまちまちでの推移。ドルインデックスの大幅下落を受けてドル/円が146円台半ばまで下落する一方、クロス円は株高などを背景に上昇しています。ユーロ/円などは1円以上の上昇であり、円売りの流れが強まる展開となりました。ユーロ/円は146円台を回復しての動きとなり、ポンド/円は166円台後半まで上昇する展開となりました。






モーニングレポート 2022.11.4

米金利上昇を背景に、ドル堅調
為替相場では、ドルインデックスが大幅上昇。FOMCとパウエルFRB議長の会見を受けたドル買いの流れが継続しており、ドルインデックスは113を挟んでの動きが展開されています。英中銀は75bpの利上げを決定したものの、ハト派的な意向を示しており、ポンドに対する売り圧力が強まり、ポンド/ドルは1.11ドル台半ばまで急落しています。また、ユーロ/ドルも0.97ドル台半ばまで下落する展開となっています。円は全体的には買われやすい地合いとなっています。ドルインデックスの大幅上昇を受けてドル/円はプラス圏での推移となりましたが、クロス円は米株安などを背景に上値の重い展開となっています。特にポンド/円は3円前後の下落となるなど下げ幅を拡大しています。ユーロ/円は144円台半ばまで押し込まれています。






モーニングレポート 2022.11.3

米金利の先高観強まり、ドルインデックスが上昇
為替相場では、ドルインデックスが上昇。利上げ停止を考えるのは時期尚早とのパウエルFRB議長の発言などを眺めてドルに対する買い戻しの動きが強まる展開となっています。ドルインデックスは112を回復しての動きとなり、ユーロ/ドルは0.98ドル台前半、ポンド/ドルは1.14ドルを割り込み1.13ドル台後半でそれぞれ推移しています。円は買われやすい地合いとなっています。ドル/円はFOMCを受けて一時145円台半ばまで下落しましたが、その後はドルインデックスの持ち直しなどを受けて下げ幅を縮小しています。現状は147円台後半での推移となっています。一方、クロス円は軟調地合いとなっています。リスク回避的な動きが強まる中で円に対する買い意欲が強まる展開となっています。ユーロ/円は145円台前半、ポンド/円は168円台半ばでそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.11.2

米ISM製造業景気指数の好結果により、ドル/円一進一退
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落しての推移となっています。一時大きく下落する場面もありましたが、米経済指標の発表などを背景に米国債利回りが持ち直し、ドルもつれ高となりました。ただ、前営業日終値水準まで押し戻したものの、その後は方向感の見えにくい流れとなり、ほぼ変わらずでの推移が継続しています。現状ユーロ/ドルは0.98ドル台後半、ポンド/ドルは1.14ドル台後半でそれぞれ推移しています。円はやや買われやすい地合いとなっています。ドル/円が一時147円台を割り込むなどドル売りの流れが強まりましたが、ドルに対する買い戻しの動きが強まり、ドル/円も下値を削る展開となりました。現状で148円台前半まで押し戻す動きが展開されています。また、クロス円も軟調地合いながら、大きな動きにはなっていません。ユーロ/円は146円台半ば、ポンド/円は170円台前半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.11.1

ポジション調整こなし、ドル高円安再燃
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルに対する買い戻しの動きが意識され、上値を拡大する展開となっています。ユーロ/ドルは0.99ドルを割り込み、0.98ドル台後半での推移、ポンド/ドルは1.15ドルを割り込んで1.14ドル台半ばから後半での推移となっています。円は売られやすい地合いとなりました。ユーロ/円やポンド/円が小幅に下落しましたが、ドルインデックスの上昇などを背景に、ドル/円が148円台後半まで上昇する展開となり、オセアニア通貨も買われやすい地合いとなりました。クロス円は全般的に底堅い動きとなり、円売り圧力が意識されました。






モーニングレポート 2022.10.31

日銀が金融緩和維持、円軟調
為替相場では、ドルインデックスがプラス圏での引けとなりました。一時111を突破する動きとなるなど上値を拡大する展開となりましたが、NY時間に入ってからは上値の重さが意識され、上値を削る展開となりました。米国の金融引き締めに対する警戒感が後退する中でドル買いに対する調整の動きが意識されており、ユーロ/ドルやポンド/ドルなどが買い戻しの動きを強めました。ユーロ/ドルは0.99ドル台半ば、ポンド/ドルは1.16ドル台前半でそれぞれ引けました。円は売られやすい地合いとなりました。日銀が大規模金融政策を維持することを決定したことや、黒田総裁の発言などを受けて円売りの流れが進行しました。ただ、NY時間帯に入りドルの上値が抑えられたことなどを背景に、ドル/円も上値を削る展開となりました。ドル/円は147円台半ばで引けています。また、クロス/円はリスク志向の動きが強まり大きく上昇する展開となりました。ユーロ/円が146円台後半、ポンド/円が171円台前半でそれぞれ引けました。






モーニングレポート 2022.10.28

ユーロ/ドルが再びパリティを割り込む
為替相場では、ドルインデックスが持ち直し基調。米国債利回りが大幅続落となっていますが、ECB理事会においてハト派的な内容との見方が意識されたことでユーロ/ドルが軟調地合いとなり、ドルに対する買いの流れが強まりました。ユーロ/ドルは再度パリティを割り込む動きとなり、目先は0.99ドル台半ばでの推移となっています。また、ポンド/ドルも1.15ドル台半ばまで押し込まれる展開となっています。円はやや買われやすい地合いとなっています。ドル/円は東京時間帯に円買いの流れが強まり下値を拡大しましたが、ドルインデックスの堅調地合いを眺めて底堅い動きとなり、目先は前営業日終値付近での推移となっています。一方、クロス円は軟調地合いであり、円に対する買い戻しの動きが強まっています。現状ドル/円は146円台前半、ユーロ/円は145円台半ばから後半、ポンド/円は169円台前半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.10.27

ドルインデックス軟調、クロス円は底堅い
為替相場では、ドルインデックスが大幅続落。米国債利回りが大幅続落となる中で、ドルに対する売り圧力が継続されています。ドルインデックスは110を割り込んでの推移となっており、下値を拡大しています。ユーロ/ドルはパリティを回復しており更に上値を拡大、ポンド/ドルも1.16ドルを回復しての推移となっています。現状ユーロ/ドルは1.00ドル台後半、ポンド/ドルは1.16ドル台前半で推移しています。円はまちまちとなっています。ドルインデックスの下落を受けてドル/円が146円台前半から半ばまで押し込まれている一方、クロス円は底堅い動きとなっています。ユーロ/円は147円台半ばでの推移、ポンド/円は170円台を回復する動きとなっており、オセアニア通貨も買い優勢の流れが展開されています。






モーニングレポート 2022.10.26

ドルインデックスは大幅下落
為替相場では、ドルインデックスが大幅下落となって推移しています。米利上げペースの減速観測などが意識される中で米国債利回りが大幅低下となっており、ドルもそれにつれる形で下落する展開となっています。ドルインデックスは111を割り込む動きとなっており、主要通貨に対して売られやすい地合いとなっています。ユーロ/ドルは0.99ドル台中盤、ポンド/ドルは1.14ドル台後半でそれぞれ推移しています。円はまちまちとなっています。ドルインデックスの下落を受けてドル/円が148円割れの水準まで下落する一方、クロス円はリスク志向の動きなどを眺めて堅調地合いとなっており、上値を拡大する展開となっています。ドル/円は147円台後半、ユーロ/円は147円台半ば、ポンド/円は169円台後半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.10.25

ドル/円は、150円を節目に様子見ムード
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。米国債利回りは上昇しているものの、FOMCを控えて様子見ムードが強まりやすい状況となっており、112を挟んで小動きとなっています。ユーロ/ドルは0.98ドル台後半、ポンド/ドルは1.12ドル台後半でそれぞれ推移しています。円は軟調地合い。先週末の急激な円高に対する調整の動きが意識され売られやすい展開となっています。ただ、介入に対する警戒感が強まる中でNY時間帯は方向感の見えにくい展開となっており、ドル/円は149円を挟んでの動きが展開されています。また、ユーロ/円は147円台を回復する動きとなり、ポンド/円は168円台を回復する動きとなっています。






モーニングレポート 2022.10.24

為替介入により、ドル/円は一時146円前半に
為替相場では、ドルインデックスが大幅下落となって引けました。米短期債利回りが大幅低下となる中でドルに対する売り圧力が強まる展開となっており、ドルインデックスは112を割り込んでいます。米国の利上げのペースが減速するとの思惑からドル買いの流れが急激に巻き戻されました。ユーロ/ドルは0.98ドル台半ば、ポンド/ドルは1.13ドル台を回復しての引けとなりました。一方、円は急激に買い戻される展開となっています。WSJの報道を受けてドル/円が上値の重い展開となっていたことに加え、政府日銀が介入に踏み切った模様で、下げ幅を拡大しました。神田財務官は介入の有無に関してコメントしないと述べましたが、日経新聞が介入を実施したと報じています。ドル/円は一時146円台前半にまで押し込まれました。ドル/円は147円台半ば、ユーロ/円は145円台半ば、ポンド/円は166円台後半でそれぞれ引けました。






モーニングレポート 2022.10.21

ドル円、150円突破
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。米国債利回りは大きく上昇していますが、ユーロやポンドを中心に買い戻しの動きが強まり、ドルの上値を抑えました。ただ、大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まる状況となってます。ユーロ/ドルは0.97ドル台後半、ポンド/ドルは1.12ドル台前半でそれぞれ推移しています。円は軟調地合いとなっています。ドルインデックスの下落を受けてドル/円はやや上値の重くなる場面もありましたが、目先は150円台での推移となっており、円売りの流れが強まっています。クロス円もドル/円の上昇を眺めて底堅い動きが展開されており、円安基調を継続しています。ただ、米株が上値を抑えられたことなどを背景に円売りの流れが一服し下げ幅を縮小する展開となっています。ユーロ/円は146円台後半、ポンド/円は168円台半ばで推移しています。






モーニングレポート 2022.10.20

ドル円、150円にトライか
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルに対する買い戻しの動きが強まる展開となっています。ドルは対ユーロ、対ポンドなどで買われる展開となっており、対オセアニア通貨でもしっかりとした動きが展開されています。リスク回避的な動きが意識されたことによるドル買いも後押しとなりました。現状ユーロ/ドルは0.97ドル台後半、ポンド/ドルは1.12ドル台前半で、それぞれ推移しています。円はまちまちでの推移となっています。ドルインデックスが上げ幅を拡大する中でドル/円が上値を拡大し、150円を意識しての動きとなっています。一方、クロス円はやや上値の重い展開となっています。米株の軟調地合いを眺めて円に対する買いの流れが強まりました。ただ、米株が下げ幅を縮小したことや、ドル/円の上昇などを受けてクロス円も底堅い動きとなり、下げ幅を縮小しています。NZドル/円はプラス圏に浮上しての動きとなっています。現状ユーロ/円は146円台半ば、ポンド/円は168円台前半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.10.19

ドル小幅に下落も、ドル円は底堅い
為替相場では、ドルインデックスが小幅続落となって推移しています。朝方は米国債利回りの上昇などを背景に底堅い動きとなり、ドルインデックスは112台での動きが維持されました。しかし、米国債に対する買い戻しの動きが意識されたことでドルの上値が抑えられ、目先は112を割り込んでの動きとなっています。ただ、ポンド/ドルなどはここまでの上昇に対する調整の動きなどからややドルに対する買い戻しの動きも見られました。ユーロ/ドルは0.98ドル台半ば、ポンド/ドルは1.13ドル台前半で推移しています。円はまちまちでの推移となっています。全体的には小動きで方向感の見えにくい流れとなっています。材料出尽くし感から新規の材料待ちといった局面となっており、市場全体に様子見ムードが強まっています。ただ、日米金利差の拡大などに対する思惑などからドル/円は底堅い動きを継続しており、クロス円も全体的には円売りの流れが支持されやすい状況となっています。現状ドル/円は149円台前半、ユーロ/円は147円台前半、ポンド/円は168円台後半でそれぞれ推移しています。