モーニングレポート 2021.11.2

ドルインデックスが軟調地合い
為替相場では、ドルインデックスが軟調地合い。米国債利回りは上昇基調となっていますが、ユーロやスイスフランに対する買い戻しの動きが強まったことなどを受けてドルの上値が抑えられる展開となっています。NY時間帯に入っても上値の重い展開が継続しており、日中安値圏での推移が継続しています。ユーロ/ドルは1.16ドル台を回復しており、ドル売り圧力が強まっています。円はまちまちでの推移。米株の上昇を背景に、円に対する売りの流れが意識されやすい状況となっていますが、ポンドに対する売り圧力の強まりが意識される中でポンド/円がマイナス圏での推移となっています。一方、ドル/円が114円を挟んでの動きとなるなど底堅い動きとなり、ユーロ/円も132円台を回復しての推移となっています。ただし、全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが意識される局面ということができそうです。






モーニングレポート 2021.11.1

ドルインデックスが大幅上昇
為替相場では、ドルインデックスが大幅上昇。米経済指標の好調や金融政策に対する思惑、さらには月末のロンドンフィキシングに絡んだユーロ売りなども観測されたといった話もあり、ユーロやポンドが大幅下落となって引けています。ユーロ/ドルは1.17ドルをうかがう動きから一時1.1535ドル前後の水準にまで急落しており、ポンド/ドルも1.37ドルを割り込んでの引けとなっています。市場全体にドル買いの流れが強まり、主要通貨に対して独歩高の動きとなりました。円はまちまちでの引け。ダウの上昇などを受けて底堅い動きが意識される場面もありましたが、ユーロの急落などを背景にクロス円が全体的に上値を抑えられる展開となりました。ユーロ/円は132円を割りこんでの引けとなっており、ポンド/円も156円を挟んでの動きが展開されました。一方、ドル/円はドルインデックスの上昇などが好感されて買い戻され、114円台を回復する流れとなりました。引けにかけては調整の動きも見られましたが、114円を挟んでの動きが継続し、底堅い動きとなりました。なお、今朝の動きでドル/円は114円台を回復しての動きとなっています。