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【参考】2021.6.17

EA-BANK・マーケットレポート - 6.16 NY時間

FOMCを受けてリスク回避的な動き強まる(6.16 NY時間)

昨日のNY市場は、米株が大幅下落。FOMCは金融政策の現状維持を決定しましたが、声明において経済活動などの強まりを指摘し、予想で2023年末までに2回の利上げを示唆したことが意識され、急激な株安が展開されました。その後は押し目買いに支えられて下げ渋る動きを見せる場面もありましたが、引けにかけて再度下落し、ダウは260ドル安水準での引けとなりました。

一方、米国債市場は大幅上昇。FOMCを受けて利上げの見通しが前倒しされたことを受け債券に対する売り圧力が強まる展開となっています。米10年債利回りは1.50%を大きく上回り、目先は1.57%台まで上昇するなど上値を拡大する展開となっています。米2年債利回りも0.20%を突破するなど約1年ぶりの水準にまで上昇する展開となっています。

為替相場 – ドル急騰

為替相場では、ドルインデックスが大幅上昇。FOMCを受けて米国債利回りが大きく上昇したことを眺め、ドルに対する買い圧力が強まっています。ドルは主要15通貨に対して上昇しており、ドルインデックスは91を突破して上値を拡大する展開となっています。ユーロ/ドルは1.2ドルを、ポンド/ドルは1.4ドルを割り込む動きとなるなどドル買いの流れが強まっています。

一方、円は買われやすい地合い。ドルに対する買い意欲が強まる中でドル/円は110円台半ばまで上昇しての推移となっていますが、クロス円は全般的に軟調地合いとなっています。米株の大幅下落を背景にリスク回避的な動きが強まっていることで、円に対する買い意欲が強まる状況となっています。ユーロ/円は133円を、ポンド/円は155円を割りこんでの推移となっています。ただ、ドル/円が上昇していることでクロス円の下げ幅は限定される局面となっています。

ドル/円・ボリンジャーバンド – 大幅上昇

ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの中心線で抑えられる動きから一気に上昇してバンドの上限をブレイクし、そのままバンドウォークとなって上値を拡大しています。バンド幅の拡大基調が維持されており、ここからさらに上値を拡大する可能性もあるでしょう。

現状、バンドの下限は下落しており、このまま下落基調を維持するかどうかに注目です。維持した場合はバンド幅の拡大が継続してバンドウォークから上値拡大といった動きとなるでしょう。逆にバンドの下限が横ばいから上昇といった動きになれば、一時的には調整の動きが入りやすくなるでしょう。バンドの下限の方向感に注意しながらの対応となりそう。安易な戻り売りはリスクがありそうです。