モーニングレポート 2021.11.3

ドルインデックスは底堅い動き
為替相場は、ドルインデックスが上昇しての推移です。米国債利回りは低下しているものの、ユーロやポンドに対する売りの流れが強まっていることなどを背景に、ドルの下値が支えられる動きとなっています。ユーロ/ドルは1.16ドルを割り込んでの推移であり、ドルは円を除く主要通貨に対して買われやすい地合いとなっています。ドルインデックスは94を回復しての動きとなっています。一方、円は堅調地合いとなっています。欧州時間帯に円に対する買いの動きが強まり、ドル/円は113円台半ばまで下落する展開となりましたが、米株高などを背景に持ち直しの動きが強まり、ドル/円も114円を意識しての動きとなっています。クロス円もリスク志向の動きが意識される中で下げ幅を縮小する展開となっていますが、ポンド/円などは上値の重さが意識されており、155円台前半まで下落しています。また、ユーロ/円は132円割れ、豪ドル/円は85円割れといった展開となっています。






モーニングレポート 2021.11.2

ドルインデックスが軟調地合い
為替相場では、ドルインデックスが軟調地合い。米国債利回りは上昇基調となっていますが、ユーロやスイスフランに対する買い戻しの動きが強まったことなどを受けてドルの上値が抑えられる展開となっています。NY時間帯に入っても上値の重い展開が継続しており、日中安値圏での推移が継続しています。ユーロ/ドルは1.16ドル台を回復しており、ドル売り圧力が強まっています。円はまちまちでの推移。米株の上昇を背景に、円に対する売りの流れが意識されやすい状況となっていますが、ポンドに対する売り圧力の強まりが意識される中でポンド/円がマイナス圏での推移となっています。一方、ドル/円が114円を挟んでの動きとなるなど底堅い動きとなり、ユーロ/円も132円台を回復しての推移となっています。ただし、全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが意識される局面ということができそうです。






モーニングレポート 2021.11.1

ドルインデックスが大幅上昇
為替相場では、ドルインデックスが大幅上昇。米経済指標の好調や金融政策に対する思惑、さらには月末のロンドンフィキシングに絡んだユーロ売りなども観測されたといった話もあり、ユーロやポンドが大幅下落となって引けています。ユーロ/ドルは1.17ドルをうかがう動きから一時1.1535ドル前後の水準にまで急落しており、ポンド/ドルも1.37ドルを割り込んでの引けとなっています。市場全体にドル買いの流れが強まり、主要通貨に対して独歩高の動きとなりました。円はまちまちでの引け。ダウの上昇などを受けて底堅い動きが意識される場面もありましたが、ユーロの急落などを背景にクロス円が全体的に上値を抑えられる展開となりました。ユーロ/円は132円を割りこんでの引けとなっており、ポンド/円も156円を挟んでの動きが展開されました。一方、ドル/円はドルインデックスの上昇などが好感されて買い戻され、114円台を回復する流れとなりました。引けにかけては調整の動きも見られましたが、114円を挟んでの動きが継続し、底堅い動きとなりました。なお、今朝の動きでドル/円は114円台を回復しての動きとなっています。






モーニングレポート 2021.10.29

ドルインデックス、大きく下落

為替相場では、ドルインデックスが大きく下落。米長期債利回りは上昇しての動きとなっていますが、2年債利回りなどの低下や、ここまでの上昇に対する警戒感、さらには米GDPが市場予想を下回ったことで、経済の回復に対する懸念が強まる流れとなり、ドル売りが意識されました。ドルは主要通貨に対して売られる流れとなっており、ユーロ/ドルは一時1.17ドル回復目前まで上昇し、ポンド/ドルでは1.38ドル回復目前まで持ち直す動きとなっています。一方、円はまちまちでの推移。ダウの上昇などを背景に、円売りの流れが意識されやすい状況となりましたが、ドルが軟調地合いとなる中でドル/円の上値が抑えられる展開となり、クロス円も伸びを欠く展開となっています。ただ、一時132円を割りこむ動きを見せたユーロ/円は132円台半ばから後半での動きとなるなど、NY時間帯に上昇基調が強まる展開となっています。






モーニングレポート 2021.10.28

ダウの軟調地合いを眺め、円下げ渋る
為替相場では、ドルインデックスがマイナス圏での推移。米長期債利回りの大幅低下などを背景に、ドルに対する売りの流れが意識されています。エネルギー価格の上昇基調などを眺めて資源国通貨が堅調地合いを維持しており、特に早期の利上げの可能性を示唆したことを受けてカナダドルが上昇基調を強めており、ドルの下値を拡大する流れとなっています。一方でポンドなどに対しては底堅い動きとなっています。一方、円はまちまちでの推移。ダウの軟調地合いなどを眺めてドル/円やユーロ/円などが上値を抑えられる一方、商品価格の上昇などを背景とした豪ドルやカナダドルの下値の堅い展開などが意識される流れとなっており、全体的には方向感の見えにくい状況となっています。ドル/円も一時は113.40円を下回る水準での推移となったものの、NY時間帯に持ち直しての動きとなっており、全体的には下げ渋る動きとなりました。






モーニングレポート 2021.10.27

米株高続伸を背景に、引き続き円軟調
為替相場では、ドルインデックスが底堅い動きとなりました。朝方は米国債利回りの堅調などを背景にドル買いの流れが意識される展開となり、ユーロ/ドルが1.16ドルを割り込んで下値を拡大する展開となっています。しかし、米2年債入札を経てドル買いの流れが巻き戻される展開となり、ユーロ/ドルは1.16ドルを挟んでの動きとなっています。また、ポンド/ドルは一時1.3830ドル前後の水準まで上昇したものの、買い一巡後は売りの流れが強まり、1.3760ドル前後の水準まで下落しての推移となっています。一方、円は軟調地合い。リスク志向の動きが加速する中で円売り圧力が強まり、ドル/円は114円を突破しての動きとなっています。クロス円も調整の売りはあったものの前営業日比プラス圏での推移を継続しています。ユーロ/円は132円台を回復し、132円台半ばまで上昇しています。ポンド/円も157円を突破しての動きとなっています。






モーニングレポート 2021.10.26

米株高を背景に、円軟調
為替相場では、ドルインデックスが底堅い動き。日中は大きな動きにはならなかったものの、インフレに対する警戒感が強まる中でテーパリングに対する思惑が意識されてドルの下値を支える流れが継続しています。ユーロはラガルドECB総裁のハト派的な発言などが意識されて売られやすい地合いとなっており、ユーロ/ドルが一時1.16ドルを割り込む水準にまで下落し、ドル買いが意識されました。ただ、英国での利上げが予想される中で対ポンドでは上値の重い展開となっており、ドルの上値は抑えられています。一方、円はやや軟調地合い。ユーロ/円はやや上値の重い展開となっていますが、ドル/円が反転上昇となる中でクロス円も全体的に底堅い動きとなっています。米株高などを背景にリスク志向の動きが意識される中で円に対する売り圧力が強まる流れとなっています。ドル/円は一時114円台回復目前まで上昇し、その後調整が入るものの底堅い動きが意識される展開となっています。ただ、NY時間帯は方向感の見えにくい流れとなり、クロス円も狭いレンジでの動きが展開されました。






モーニングレポート 2021.10.25

調整の動きにより、円高ドル安
為替相場では、ドルインデックスが下落。米国債利回りが長期債を中心に大幅に低下したことなどを背景に、ドルに対する売り圧力が強まる展開となっています。ただ、EUと英国の対立が続けば離脱通商協定の解除を検討などといった報道やコロナウィルスの感染拡大などを警戒し、ポンドに対する売り圧力が強まったことで、ドルは下値を支えられて積極的に売り込む流れにはなりませんでした。全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まる状況となりました。一方、円は堅調地合い。米株はまちまちでの引けとなりましたが、ドル売りの流れが強まったことでドル/円が113円台半ばまで下落する展開となり、クロス円も上値の重い展開となりました。ここまでの円安に対する調整の動きが意識されており、ポンド/円は156円台前半まで下落する流れとなりました。また、豪ドル/円も上値を抑えられて85円台を割り込んでの引けとなっています。






モーニングレポート 2021.10.22

調整ムード、円独歩高
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りが底堅い動きとなったことや、ここまでの下落に対する買い戻しの動きなどが意識される中でドルが堅調地合いを維持しています。インフレに対する警戒感などもドルの下値を支える要因となっています。ここまで上昇基調を強めていたポンド/ドルは1.38ドルを割り込む動きであり、豪ドル/ドルなども原油価格の軟調などを背景に上値を抑えられています。また、市場予想を超える利下げを行ったことでトルコリラに対する売り圧力が強まる展開となっています。一方、円は堅調地合い。米株は下値の堅い動きとなったものの、ここまでの上昇に対する調整の動きが強まり、ドル/円、クロス円ともに下値を拡大しています。ドル/円は一時114円割り込む動きとなり、クロス円も下げ幅を拡大しての動きです。主要通貨に対して円は独歩高となっています。






モーニングレポート 2021.10.21

インフレ懸念により、円引き続き軟調
為替相場では、ドルインデックスが下落。米国債利回りは20年債入札などを受けて全体的に底堅い動きとなっていますが、ユーロやポンドに対する買い戻しの動きなどが意識され、ドルの上値を抑える展開となっています。また、原油価格の上昇が意識されて資源国通貨に対する買い意欲も強まっており、豪ドル/ドルなどは0.75ドル台を突破しての動きとなっています。ポンド/ドルも1.38ドルを上回る水準での推移です。一方、円は引き続き軟調地合い。ドルインデックスが下落していることなどを受けてドル/円はやや上値の重い展開となっていますが、ダウの上昇などを受け円売りの流れが意識されており、クロス円は全般的に上昇する動きとなっています。大きな動きにはなっていないものの、底堅い動きが維持される状況であり、ポンド/円は158円台を回復しての流れとなっています。






モーニングレポート 2021.10.20

米株高を背景に、引き続き円軟調
為替相場では、ドルインデックスが下落。米長期債利回りは大きく上昇していますが、短期債利回りの低下や英国で利上げが予想されている事を背景に、ポンドに対する買い意欲が根強く、反射的にドルが売られる流れとなっています。株高を受けて安全資産としてのドル買いが巻き戻される動きも散見されました。ポンド/ドルは一時1.38ドル台を回復するなど、上値を拡大しています。一方、円は引き続き軟調。米株が上値を拡大する展開となる中で円売り圧力が強まっています。ドル/円も朝方は軟調地合いとなっていましたが、NY時間帯は底堅い動きが意識されて持ち直し、プラス圏での推移となりました。クロス円は全般的に堅調で、ユーロ/円は133円台を回復する動きとなっています。石炭価格の上昇などもあり、豪ドル/円も上値を拡大しています。






モーニングレポート 2021.10.19

米株の動きを眺め、調整ムード
為替相場では、ドルインデックスが小幅に上昇。米株の方向感が見えにくい展開となる中で、ドルも様子見ムードが強まる展開となっています。前営業日終値を挟んでの動きが継続しての推移です。ユーロ/ドルは小幅に上昇して1.16ドル台での推移となる一方、ポンド/ドルは小幅に下落しての動きとなるなど、為替相場は全体的に小動きとなって推移しています。一方、円も小幅まちまち。ドル/円は米株の下げ渋りなどを背景に底堅い動きが展開されていますが、クロス円はポンド/円が小幅に下落して157円を割りこんでの推移となるなど、全体的に小動きとなっています。






モーニングレポート 2021.10.18

米株続伸で、円独歩安継続
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。米国債利回りの大幅上昇などを背景に、ドルに対する買いも意識されましたが、タカ派的な金融政策が意識されていることを背景に、ポンドに対する買い意欲が強まっており、ドルの上値を抑える流れとなっています。対ユーロでは小動きとなっており、ユーロ/ドルは1.16ドルを挟んでの動きとなりました。また、ポンド/円は一時1.37ドル台後半まで上昇する展開となりました。一方、円は軟調地合い継続。リスク志向の動きが意識される中で円売り圧力が強まり、ドル/円が114円台に突入し、一時114円台半ばまで上昇するなど上値を拡大しています。こうした動きを受けてクロス円も大きく上昇しており、特にポンド/円は157円台での推移となりました。円は主要通貨に対して独歩安となっており、円売りの流れが一層強まる状況となっています。






モーニングレポート 2021.10.15

米株高を背景に、円独歩安
為替相場では、ドルインデックスが下落。米長期債利回りの低下などを受けてドルの上値が抑えられています。ただ、2年債利回りなどの短期債利回りは堅調であり、さらにリスク志向の動きの強まりを背景に円売り圧力が強まり、ドルは対円では買われやすい地合いとなったこともドルの下値を支える展開となっています。一方、円は軟調地合いを継続。欧米株の大幅上昇などを眺め、リスク志向の動きの強まりを受けた円売りの流れが強まり、ドル/円は103円台中盤から後半での推移、クロス円も軒並み上昇し、ポンド/円は155円台半ばへ、NZドル/円は80円を挟んでの動きが展開されています。円は主要通貨に対して独歩安となって推移しています。






モーニングレポート 2021.10.14

ドル軟調も、円売り継続
為替相場では、ドルインデックスが下落。米長期債利回りの低下などを受けてドルの上値が抑えられています。対ユーロ、対ポンドなどでドル売りの流れが強まり、ユーロ/ドルは1.16ドルを意識しての動きとなっています。また、ポンド/ドルも1.36ドル台半ばまで上昇しています。ここまでの上昇に対する調整の動きなどもあり、ドル売り圧力が強まりました。一方、円は軟調地合い。ドルの軟調地合いを背景にドル/円は下落しての推移となっていますが、クロス円においては円売りの流れが意識されて上昇基調が強まっています。欧米株の底堅い動きなどが意識される中で円に対する売りが継続する展開となっています。ただ、ドル/円が下落していることもあり、クロス円も上値を抑えられる展開となりました。






モーニングレポート 2021.10.13

材料不足の中、円安継続
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米長期債利回りは大きく低下していますが、ボスティック・アトランタ連銀総裁が高インフレが予想以上に長期化する可能性があるなどといった発言をしたことなどを背景に、ドルに対する買いの動きが意識されています。ただ、全体的にはそこまで大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まっています。一方、円は軟調地合い。対ドルで円売りの流れが強まったことなどを受けてクロス円も底堅い動きが意識されています。ユーロ/円は131円台を回復しての動きとなっていますが、全体的には大きな動きにはなっておらず、方向感の見えにくい流れとなっています。ドル/円は113.60円前後の水準まで上昇しての推移です。






モーニングレポート 2021.10.12

インフレに対する警戒感から円独歩安
為替相場では、ドルインデックスが上昇。インフレに対する警戒感が高まる中、ドルに対する買いの動きが意識されやすい展開となっています。特に対円でのドル買いの流れが強まる状況となっていますが、対ユーロ、対ポンドでは小幅な買いであり、対豪ドルなどは軟調となっており、全体的には様子見ムードが強まる状況となっています。一方、円は軟調地合い。米株は下落していますが、インフレなどに対する思惑からドル/円が大幅上昇となり、113円を突破して113円台前半から中盤での動きとなるなど、上値を拡大しています。こうした動きを受けてクロス円もつれ高基調となり、ユーロ/円は131円前後の水準を、ポンド/円は154円を回復しての動きが展開されています。






モーニングレポート 2021.10.11

米国債利回りの上昇を受け、円軟調
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。ユーロに対する買い戻しの動きや、原油高を背景にカナダドルに対する買いが強まったことなどを受けてドルの上値が抑えられる展開となっています。ただ、全体的には様子見ムードが意識される流れであり、ポンド/ドルなどは下落するなどまちまちとなって推移しました。一方、円は軟調地合い。米株は上値の重い展開となったものの、米国債利回りの上昇を受けてドル/円が上値を拡大し、クロス円もつれ高となりました。ドル/円は112円を回復しての動きであり、円売りの流れが強まる状況となっています。また、豪ドル/円が82円台を回復しての動きとなり、カナダドル/円は90円を意識しての引けとなっています。






モーニングレポート 2021.10.8

リスク志向により、円軟調
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。米国債利回りが上昇している一方で、リスク志向の動きが強まり安全資産としてのドルに対する売りの流れが意識される展開となっています。ただ、積極的に売られる展開にはなっておらず、方向感の見えにくい流れとなっています。インフレ圧力の強まりから金融引き締めに動く可能性が高まっていることを受けてポンドに対する買いの流れが強まっており、ポンド/ドルは1.36ドルを回復しての推移となっています。一方、円は軟調地合い。米株高を背景にリスク志向の動きが意識されており、円売り圧力が強まる展開となっています。ここまでの上昇に対する調整の動きもあって一方的な動きにはなっていないものの、しっかりとした動きが展開されています。特にポンド/円は152円を挟んでの動き、ユーロ/円も129円を挟んでの動きが展開されています。






モーニングレポート 2021.10.7

ドル堅調、円軟調
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りの上昇などを受けて朝方は上げ幅を拡大する展開となりました。しかし、買い一巡後は米国債利回りの上値が抑えられたことや、リスク回避的な動きが一服したことで安全資産としてのドル買いが巻き戻される展開となり、上げ幅を縮小する流れとなっています。ポンド/ドルは1.36ドルを割り込んでの推移ですが、目先は持ち直し基調を強めています。一方、円は軟調地合い。朝方の米株の大幅安の流れを受けて円に対する買いの動きが強まっています。ただ、米株の持ち直し基調などを眺めて円買いの流れも調整の動きが入る展開となりました。ただ、ドル高を背景にクロス円は全体的に軟調で、ユーロ/円は129円を割りこんでの推移となっています。