モーニングレポート 2022.2.23
米株は大荒れも、為替は調整の動き
為替相場では、ドルインデックスが前営業日比ほぼ変わらずの水準で推移。NY時間帯はややドルに対する調整売りが見られ、96を割り込む動きとなっていましたが、地政学的リスクの高まりを背景に、安全資産としてのドルに対する買いの流れが強まり、下値を支えました。ドルインデックスは96を回復しての動きとなりましたが、積極的に上値を拡大する展開とはならず、目先は様子見ムードとなっています。ユーロ/ドルは小幅に上昇して1.13ドル台前半を、ポンド/ドルは小幅に下落して1.36ドル割れといった動きであり、全体的に大きな動きとはなっていません。一方、円は軟調地合いとなっています。リスク回避的な動きが強まる一方、調整の動きが意識されドル/円が115円台を回復する動きとなっており、クロス円も全体的には底堅い動きが展開されました。ただ、前営業日に上昇していたスイスフラン/円には調整の動きが入り上値を抑えられる展開となっています。全体的に円売りの流れは根強く、ユーロ/円は130円台を回復、豪ドル/円も83円台を回復する展開となっています。