自動売買をするとき、MT4かMT5を使いますが、いずれかを選ぶときの判断基準になるのが「サポート内容」でしょう。
一般的に、高性能でサポートが手厚いツールを使えば勝てるという印象があるかもしれませんが、自動売買はこの限りではありません。
自動売買で利益を上げるために必要なのは、運用スタイルに合わせたMT・EAの使い分けです。
高性能でも万能ではない!自動売買は「MT×EAの使い分け」が利益の鍵
- 高性能MTでもEAの互換性次第で性能を活かしきれない場面がある
- サポート体制の有無が、初心者の継続率や収益安定性を左右する
- 相場変動のタイプごとに、最適なEAとMTの組み合わせが異なる
- 短期・中期・長期の運用スタイルで求められる機能は変わる
- 「どう稼ぎたいか」を基準にMTとEAを選ぶ方が利益に直結する
この記事では、
- MT4・MT5のサポート内容の違い
- 自動売買で稼ぐためのEA・MTの使い分け判断基準
について解説します。
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同じEAでも差が出る!? MTのサポート性能が利益を左右する
「自動売買は裁量トレードよりも稼ぎやすい」と言われていますが、実際に稼げるかどうかは、MT・EAが集めた情報を使ってトレーダーがどれだけ通貨の値動きと相場の動向を推察できるかで決まります。
通貨と相場の動向を推察するために「バックテストの情報」を使うかと思われますが、MT4とMT5ではその精度が大きく異なります。
【精度・速度・更新・サポート】稼げるEAを選ぶ4つの実践基準
- バックテストの精度が低いEAは、実運用で大きな誤差を生む
- 約定スピードが遅い環境では、勝てるタイミングを逃す
- 定期的なアップデートがないEAは、市場の変化に対応できない
- サポート体制の有無が、初心者の稼働継続率を左右する
- 検証・改善を続けるサポートがあるEAほど、安定した成績を維持できる
自動売買で安定して利益を出すためには、EAの性能をただ信じるのではなく、バックテストやサポート体制までしっかり確認することが欠かせません。
例えば、バックテストの精度が低いEAは、シミュレーション上では勝率が高く見えても、実運用では相場変動や注文遅延により大きな誤差が出てしまいます。
また、約定スピードが遅い環境では、一瞬の売買チャンスを逃してしまい、期待していた収益を取り損ねることも。
さらに、EABANKのように無料で定期的なアップデートをしたEAを使えない場合は、市場のトレンドや急激な変化に対応できず、徐々に勝率が低下していくリスクもあるのです!
特に初心者の場合、EAを導入してもサポート体制がなければ設定や運用に迷い、途中で稼働をやめてしまうことが少なくありません。
逆に、継続的に検証・改善を行っているEAや、運用中の質問に答えてくれるサポートがあるEAであれば、安心して長期的に運用でき、結果的に安定した成績に繋がります。
つまり「どのEAを選ぶか」ではなく、「バックテスト精度」「約定環境」「アップデート頻度」「サポートの有無」という4つの基準で選ぶことが、自動売買で稼ぐための具体的な行動指針です。
「分析の精度=稼ぎの安定」処理速度と収益額に影響する理由
項目 | MT4 | MT5 |
バックテスト精度 | 1通貨ペアのみ、簡易的なモデル精度 | 複数通貨ペア対応、ティックベースの高精度テスト |
速度 | CPU処理のみで時間がかかる | マルチスレッド処理で高速化 |
データ保存 | 限定的で過去データに欠損が出やすい | 長期間の履歴を自動保存しやすい |
検証機能 | ビジュアル再生や一部条件のみ | 詳細なカスタム分析や最適化機能が充実 |
対応EAの数 | 非常に豊富 約数万程度 | 増えているがMT4にはまだ届かず |
(MT4とMT5の検証性能比較)
MT4はシングルスレッドで稼働しますが、バックテストの精度はスレッドの数に影響されます。単純にスレッドの数が多いほうがテストの精度が高い、かつ、処理速度も速くなります。
テストの精度が低くなりやすいのが通貨が1秒単位で値上がったり、値下がったりする相場です。通貨の値動きを追うときは時間足を使いますが、MT4で搭載されているのは「1分足」からです。つまり、MT4には秒単位で通貨の値動きを追える時間足も機能もありません。
スレッドが1つしかないために、トレーダーが「売る(買う)」ボタンを押してから、数秒かかる場面もゼロではありません。
このため、バックテスト上では勝率80%と表示されても、実運用では相場変動や注文遅延の影響を受け、実際の勝率は60%以下になることがあります。
一方、MT5はマルチスレッドが搭載されているほか、通貨の値動きを1秒単位で追うための「ティックデータ分析機能」も実装されています。
MT4でも分析できないわけではありませんが、挙動が安定していて値動きをより詳しく追えるMT5のほうが、分析性能は上です。
ここまでの内容で「MT5を使えば勝てる」と感じた方がいらっしゃるかもしれませんが、一概にそうとは言えません。
サポート内容は分析性能以外にも!MT4とMT5の決定的な違い
相場の分析性能も約定スピードも上ですが、MT4とMT5では対応EAの数が大きく違います。
対応EAの数はMT4が圧倒的に多く、MT5がそれに追従しています。
自動売買において対応EA数は、相場の変化への対応力を意味します。
言い換えれば、MT4とMT5では相場の状況に合わせてとれる選択肢の数が違うんです。
MT4とMT5の違いとEA使い分け|稼ぎ方に合わせた最適な選択肢を!
- MT4とMT5の違いは対応EAの数
- MT4は分析に集中しやすい反面、スレッド数や約定スピードの点で限界がある
- MT5は高性能だが、万能ではなくMT4との互換性など課題も残る
- 一方だけに依存するよりも、MT4とMT5を使い分けることで利益のチャンスを広げられる
- 相場の状況に振り回されるより「自分がどんな稼ぎ方をしたいか」を基準にMTを選ぶのが正解
通貨の値動きが激しい場面では、先述の通り秒単位で利確を判断するEAを使うのが一般的ですが、「秒単位で利確を判断する」と言ってもその判断基準がEAによって異なります。
具体的には利確のタイミングを「時間足の情報をもとに判断するEA」と「取引中にリアルタイムで判断するEA」があります。
【関連記事】MT4とMT5の違いとは?EAの変換は必要なのかMT5時代のEA運用法
時間足vsリアルタイム 利確判断の違いによるメリット・デメリット
判断方式 | 特徴 | 判断指標(バックテスト) |
時間足(確定足)で判断 | ・シグナルのダマシを避けやすい
・安定した検証がしやすい |
・同じ条件でもエントリーがワンテンポ遅れる → 時間足型 |
リアルタイムで判断 | ・相場の動き出しに早く乗れる 急変動の瞬間に素早く反応できる |
・シグナル発生と同時にエントリーする → リアルタイム型 |
(利確判断の違いによる比較)
確定足で判断するEAは、1分チャートで「短期の移動平均線が長期の移動平均線とクロスしたら買う」というように、ローソク足の終値に基づいて通貨の売買を判断します。
確定した情報をもとに売買するため、利益を着実に伸ばせるのが時間足で利確を判断するEAのメリットと言えます。
一方、反対に取引中の値動きをリアルタイムでみながら利確を判断するEAは、時間足で利確を決めるEAよりも、相場の変化に素早く対応できます。
ドル円が米国の金利動向を背景に数時間から数日にわたり一方向へ動き続けるような明確なトレンドが継続している場面では、時間足で利確を判断するEAのほうが利益をあげられます。
逆に、経済指標で数分以内に大きな値動きが起こる短期的な変動局面では、リアルタイムで利確を判断するEAのほうが稼げます。
「秒単位で利確を判断するEA」でもMT4の場合は大きく2つの選択肢があります。シンプルにMT自体の分析力はMT5が上ですが、MT4はMT5に比べて劣る分析力を、EAとの組み合わせることで作り出される対応力で補っているとも言えます。
「MT4がまだ現役のワケ」MT5が普及しない理由
MT4が今でも多くのトレーダーに使われている最大の理由は「対応EAの豊富さ」です。
その背景には、MT4がシンプルな命令処理向きのプログラム言語「MQL4」で構築されていることがあります。
「MQL4」は誰でも扱いやすい仕様のため、膨大な数のEAが開発され市場に浸透しました。
逆にMT5は高機能な「MQL5」で作られており、複雑な分析や高速処理に対応できますが、互換性がないためMT4EAはそのまま使えません。
したがって、自動売買を始めるなら「対応EA数で選ぶならMT4」「分析力や処理速度で選ぶならMT5」と、自分の運用目的に応じて使い分けることが具体的な選択基準になります。
MQL4=シンプルな命令が得意、MQL5=複雑な命令もお任せあれ
- MT4は「MQL4」、MT5は「MQL5」で構築されている
- MQL4はシンプルな命令処理向きで、複雑な分析や複数通貨の同時監視はできない
- その制限を解消するために、MT5には高機能なMQL5が採用された
- EAは同じプログラム環境でしか動作しないため、MT4用EAはMT5では使えない
- MT4は使いやすさからEA市場で普及し、現在も主流の環境として支持されている
最初にリリースされたMT4は「MQL4」、MT5は「MQL5」で作られています。
MQL4は「ドル円が150円を超えたらアラートを鳴らす」「1つの通貨ペアを監視する」といった単純な命令に従うものを作るのに向いたプログラム言語です。
裏を返せばMQL4ではトレーダーの「同時に複数の通貨ペアを監視したい」という願いは実現できないのです。
そんな背景があり、MT5にはそれまでとは異なった言語「MQL5」が使われました。
たとえば、同一メーカーの製品であっても、今のリモコンで昔のテレビのチャンネルは変えられません。なぜなら、今と昔では使われている赤外線の種類が異なるからです。
ツールは同じプログラムを使って作られたもの同士でなければ動きません。
MT4のリリース当初、FX業社の多くがトレーダーの「自動売買をやりたい」という要望に応えるべくMT4対応EAを開発しました。MT5対応EAも増えています。
ただMT4の「シンプルで誰でも使いやすい設計」が投資家から受け入れられた背景もあり、EA運用ではMT4が主流になっています。
サポート力をフル活用!稼ぐために覚えて欲しいMTの使い分け
インターネットで自動売買について調べると「初心者はMT4がおすすめ」という趣旨の解説記事がたくさん出てきます。
EABANKでもそのような記事を公開していますが、これは「まずは必要最小限の機能がついたMTを使ったほうが通貨と相場の分析でみるべきところ・使うべき指標が明確になっているからです。
とはいえ、MT4も万能ではありません。スレッドの数による約定スピードなど性能によって、得られる利益に差が出る場面もあります。
MTにも特性がある以上、どちらか一方だけを使うよりもMT4とMT5を使い分けたほうが利益を上げやすくなります。
相場の状況は気にしない!MTは「理想の稼ぎ方」で選ぶのが正解
MTの使い分けを解説する記事で「相場の状況に合わせてMTを選びましょう」と結んでいる記事が見受けられますが、相場の状況はあまり気にしなくていいです。
なぜなら、毎日…もっと言えば毎分毎秒変化する相場の傾向を完全に頭に入れるのは至難の業だからです。
もちろん、その考え方もわるくないですが、もっとシンプルに「自分が自動売買でどんな稼ぎ方をしたいか」を考えると自分の使うべきEAが見えてきます。
稼ぎ方で変わる!スキャル・デイトレ・長期運用ごとのMT活用法
自動売買で得た利益を普段の生活に当てると考えるならば、稼ぐのに使う期間は「短期」「1日以内」「1数ヵ月〜3ヵ月以内」の3つが現実的かと思われます。
それぞれの期間をEAのタイプに当てはめると下記の表のようになります。
戦略タイプ | 向いている環境 | 理由 |
スキャルピング(短期売買) | MT5 | 約定スピードが速く、部分約定やマルチスレッド処理に強いため |
デイトレード(1日以内で完結) | どちらでも可 | MT4はシンプルでEAが豊富、MT5は分析精度や時間足の多さで優位性があるため |
長期投資(1ヵ月〜3ヵ月) | MT5 | 高精度バックテストや複数通貨同時分析が可能で、通貨の一部を先に売買できる部分決済にも対応 |
(稼ぎ方別 EAの組み合わせ)
スキャルピングは取引開始後、数秒〜数分以内で収益を確定させるタイプのEAです。1取引あたりの取引時間が極めて短いのが特徴。利益を上げるには、通貨の売買タイミングを瞬時に判断する必要があります。
デイトレードは取引開始後、数十分〜1日以内に収益を確定させるタイプのEAです。東京・欧州・ニューヨークといった取引時間の異なる市場に対応するため、取引開始〜収益確定までの期間が長くなっています。
長期運用型は、数日〜数週間程度かけて大きな利益を狙うタイプのEAです。運用が長期になる場合は「利益管理」と「損失管理」のバランスが利益を上げるかどうかを左右します。
短期運用はMT5 がおすすめ!
短期運用、特にスキャルピングのように数秒〜数分で利益を確定させるトレードでは、MT5の利用が最適です。
理由はシンプルで、MT5はマルチスレッド処理による高速な注文処理と、秒単位でのティックデータ分析が可能だからです。
スキャルピングでは1秒の遅れがそのまま収益機会の損失につながるため、約定スピードと分析精度の高さが勝敗を分けます。
もちろん、値動きが少ない深夜帯などではMT4でも問題ありません……が、米国雇用統計やFOMC発表といった相場が急変する局面では、MT5の優位性が際立つでしょう。
加えて、部分約定や複数ポジションを同時管理できる点も短期売買と相性が良く、機会損失を防ぎやすい特徴です。
したがって、短期運用で稼ぐことを目的とするなら、基本はMT5を選択し、安定相場の補助としてMT4を使うという「併用スタイル」が最も実用的な戦略です。
デイトレはどちらもメリットあり!使い分けはのポイントは乱高下の有無
普段は自動で取引をまわすため、相場の局面に合わせてMTを変えるのは、現実的ではないでしょう。このため短期運用型EAは最初からMT5と組み合わせたほうが安定的に収益を確保しやすくなります。
デイトレード型は取引開始から利益確定までが数十分〜1日以内になっています。利確までの期間が長く、短期運用型のように必要がないのでMT4と組み合わせて問題ありません。
デイトレードはMT4リリース当初から頻繁に行われている取引の1つです。「MT4を大損した」という声はほとんどないため、デイトレードはMT4で問題ありません。
ただし、経済指標発表後など、短時間に乱高下が予想されるときには時間足や注文機能の多いMT5で運用するのも良いでしょう。
長期運用もMT5が◯ 複数ポジションを狙うならMT5×EA
長期運用で安定した収益を狙うなら、MT5とEAの組み合わせが鍵となります。
長期型EAは数週間〜数ヵ月単位で利益を積み上げるため、その間に「含み益を守りつつ利益を伸ばす」仕組みが必要になります。
そのため複数ポジションを同時に保有し、部分決済に対応できるMT5の方が機能として相性が良いのです。
さらに、MT5では週足や月足といった長期の時間足を自由に使えるので、相場の大きなトレンドを把握しながら戦略を立てられるのも長期運用におすすめな理由の1つです。
例えば、ドル円が数週間にわたり一方向に動くような相場であれば、長期足を参考にエントリーし、途中で部分決済を挟むことで利益を守りながらポジションを伸ばす――という運用も可能です。
こうした柔軟なEAの運用はMT4では難しく、長期運用でこそMT5の優位性が発揮されます。
つまり長期運用を考えるなら、まずはMT5をベースに、EAの特徴と組み合わせて戦略を立てるのが最も具体的で実用的な選択です。
MT4・MT5 サポートを活かせるかはEAとの組み合わせ次第
ひとくちにMTと言っても、サポート内容はMT4とMT5で異なります。MT4は対応EAの数が多く、MT5は通貨と相場の分析力が優れています。
サポートを活かして自動売買で利益を上げるために、まず「自分が自動売買でどう稼ぎたいか」を考える。
その上で、理想の稼ぎ方ができる「MTとEAの組み合わせ」見つけていく必要があります。
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その上で、自動売買の稼ぎを左右するのがMTとEAの組み合わせです。
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