「MT4やMT5の表示時間が日本時間になっていないから分かりづらい!」というのは、MT4やMT5を使ったことがある人ならば、誰でも一度は考えたことがある悩みではないでしょうか。
正直なところ、MT4やMT5は日本時間に表示設定されていないので本当に見づらいですよね。
そこで、そのように感じている方のためにMT4やMT5で日本時間表示に変更する設定方法を解説していきます。
また、Macで日本時間表示に変更する方法や時差の計算方法、チャートの色分け方法などもあわせてご紹介していきますので、この機会にストレスフリーで取引できる環境を整えていきましょう。
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まず、MT4で日本時間表示に変更する設定方法をお伝えしていきます。
はじめにお伝えすると、MT4自体の設定変更だけでは日本時間表示に変更することはできません。
そのため、MT4で日本時間表示に設定を変更するためには、インジケーターを利用するのがおすすめです。
ここでは、無料でダウンロードできるインジケーターを2種類ご紹介していきます。
それぞれのインジケーターの設定手順などを詳しくご紹介していきましょう。
「JPN_Time_SubZero」のインジケーターを利用する方法
MT4を日本時間表示に変更する際におすすめしたい、ひとつめのインジケーターは、「JPN_Time_SubZero」です。
こちらのインジケーターは無料で利用できるほか、シンプルな設定方法で作られているため多くの人に利用されているインジケーターです。
そんな「JPN_Time_SubZero」のインジケーターの設定方法を詳しくお伝えしていきましょう。
- 「JPN_Time_SubZero」のインジケーターをダウンロードする
- MT4を起動させる
- 画面の上側にある「ファイル」を選択する
- 「データフォルダを開く」を選択する
- 「MQL4」を選択する
- 「indicators」を選択する
- ダウンロードしたインジケーターを「indicators」のフォルダに移動する
- MT4を再起動させる
- 画面上にある「ナビゲーターウィンドウ」を選択する
- 「インディケーター」を選択する
- 「JPN_Time_SubZero」を選択する
ここまでで、MT4で「JPN_Time_SubZero」を使うための準備は整いました。
次に、「JPN_Time_SubZero」の設定を行なっていきます。
「JPN_Time_SubZero」の「パラメーターの入力」を選択すると、以下のようなさまざまな設定を行うことが可能です。
- TimeInterval→ローソク足に合わせて時間の表示を変更
- UseLocalPCTime→PC画面上での時刻の表示設定
- Time_difference→時差の調整
- Grid→グリッドの表示設定
- YEAR→年の表示設定
- MONTH→月の表示設定
- DAY→日にちの表示設定
- HOUR→時刻の表示設定
- Zero_H→時刻の細かい調整・設定
- MINUTE→分の表示設定
- SECOUD→秒の表示設定
- ARROW→矢印の表示設定
- NewLine→インジケーターウィンドウの調整設定
- GridColor→グリッド線の色分け設定
- FontSize→文字のサイズ変更
- TextColor→文字の色分け設定
- UseColorGrid→文字の細かい色分け設定
- Use12Hour→時刻の細かい表示設定
このように、「JPN_Time_SubZero」では細かく設定をすることができますので、さらに自分が見やすいように環境を整えることが可能です。
しかし、その中でもとくに、
- UseLocalPCTime
- HOUR
- MINUTE
これらの機能は「True」としておくと便利ですので、ぜひ試してみましょう。
しかし、インジケーターの項目があまりにも多いと、はじめはどのように設定すべきか迷ってしまうかもしれません。
ですから、まずはじめはこれだけでも設定しておくのがおすすめです。
そして、慣れてきたら自分好みに設定を変更していくようにしましょう。
次に、MT4で日本時間表示に変更するおすすめのインジケーターをもうひとつご紹介していきます。
「HT_Grid」のインジケーターを利用する方法
MT4を日本時間表示に変更する設定方法で、次にご紹介するおすすめのインジケーターは「HT_Grid」です。
このインジケーターの特徴は、MT4の時間表示を日本時間に設定変更できることはもちろん、チャートを色分けして見やすくすることができるところが使いやすくておすすめです。
よりチャートを見やすく・使いやすく設定して取引を行いたい、という方はこちらのインジケーターを利用してみましょう。
それでは、「HT_Grid」の設定手順をお伝えしていきます。
- GogoJungleのアカウントをつくる
- 「HT_Grid」をダウンロードする
- MT4を起動させる
- 画面の上側にある「ファイル」を選択する
- 「データフォルダを開く」を選択する
- 「MQL4」を選択する
- 「indicators」を選択する
- ダウンロードしたインジケーターを「indicators」のフォルダに移動する
- MT4を再起動させる
- 画面上にある「ナビゲーターウィンドウ」を選択する
- 「インディケーター」を選択する
- 「HT_Grid」を選択する
以上の流れで設定を行うと、設定は完了です。
なお、チャートの色分けをしたい場合は、「プロパティ」を選択すると自由に変更することが可能です。
それでは、次にMT5で日本時間表示に変更する設定方法をお伝えしていきましょう。
MT5で日本時間表示に変更する設定方法
MT5を日本時間表示に変更する設定方法も、MT4同様にインジケーターを利用するのが簡単でおすすめです。
なお、MT5でもMT4のように無料でダウンロードできるインジケーター「FXmt日本時間、MT5版」がありますので、そちらを利用しましょう。
さっそくこのインジケーターの設定方法をお伝えしていくと、
- 「FXmt日本時間、MT5版」をダウンロードする
- MT5を起動させる
- 画面の上側にある「ファイル」を選択する
- 「データフォルダを開く」を選択する
- 「MQL5」を選択する
- 「indicators」を選択する
- 「Examples」を選択する
- ダウンロードしたインジケーターを「indicators」のフォルダに移動する
- MT5を再起動させる
- 画面下側にある「日本時間」を選択する
これだけで、誰でも簡単に設定を完了させることができます。
なお、インジケーターをダウンロードする際には、メールアドレス等の登録が必要となります。
少し面倒ですが、インジケーター自体の設定は簡単ですのでぜひ登録を行なっていきましょう。
それでは次に、macで日本時間表示に変更する設定方法をご紹介していきます。
macで日本時間表示に変更する設定方法
macで日本時間表示に変更する設定方法でもインジケーターを利用しますが、その設定は少し特殊です。
その設定手順をお伝えしていくと、
- 「Finder」を選択する
- キーボードの「⌘+shift+.(ドット)」を同時に押す
- (フォルダが表示される)
- 「Macintosh HD」を選択する
- 「ユーザ」を選択する
- 「自分のユーザ名のフォルダ」を選択する
- 「ライブラリ」を選択する
- 「Application Support」を選択する
この流れで進めていきます。
その後、先にご紹介したMT4・MT5それぞれの手順同様に、設定を行なっていきましょう。
設定が完了すれば、macでMT4やMT5を再起動させることで日本時間表示でチャートを使うことができます。
ここまでが、MT4やMT5で日本時間表示に変更する設定方法となります。
しかし、スマホやiPadのアプリから海外FX業者のMT4やMT5を利用する場合は、日本時間表示がされないだけでなく、設定を変更することもできません。
そのため、日本時間の時差を計算する方法も知っておくと便利です。
そこで次に、MT4やMT5で日本時間の時差を計算する方法をお伝えしていきましょう。
MT4やMT5の日本時間の時差を計算する方法
MT4やMT5で日本時間の時差を計算する方法は、利用している海外FX業者の「GMT+○(数字)」より日本時間の「GMT+9」を差し引くことで、日本時間との誤差を計算します。
ここで、「GMT」とは一体なに?と思われるかもしれませんが、「GMT」とはイギリスを中心とした世界の標準時間のことです。
つまり、日本時間の場合は「GMT+9」と表されていますので、この「GMT」から9時間もの差があるということになります。
そして、海外FX業者の所在地によって「GMT+○(数字)」が変わってきます。
たとえば、XMの所在地であるキプロスなどであれば、「GMT+2」と表されています。
この利用している海外FX業者の「GMT」と、日本時間の「GMT+9」との差を引き算することで、誤差を計算することができるという仕組みです。
なお、MT4やMT5で日本時間の時差を計算する方法では、一点注意しなければいけないことがあります。
それは、欧米などで導入されているサマータイムについてです。
ご存知のとおり、サマータイム期間では時計の針を1時間繰り上げすることから、表示時間が早められます。
そのため、MT4やMT5で日本時間の誤差を計算する場合も、この点を考慮しなければならないのです。
具体的には、サマータイム期間である3月の最終週の日曜日から10月最終週の日曜日までは、計算した日本時間の誤差からさらに1時間早めて考える必要がありますので注意しましょう。
サマータイムは日本ではあまり馴染みがないため、慣れるまでは不安を感じてしまうかもしれません。
しかし、サマータイム期間と1時間早まることさえ頭に入れておけば対処できますので、MT4やMT5で日本時間の誤差を計算する場合は頭に入れておきましょう。
なお、海外FX業者の中には、はじめから日本時間表示にしてくれているMT4などを利用できる業者もあります。
たとえば、Forexなどでは日本時間表示のMT4を利用できるため、日本時間との誤差を計算する必要もないですし、Macを利用している方にもおすすめです。
MT4やMT5で日本時間表示に変更して使いやすくしよう
MT4やMT5で日本時間表示に変更する方法やmacで日本時間表示に変更する設定方法、そしてスマホやipadのアプリを利用している際の日本時間の誤差を計算する方法をお伝えしてきました。
ここまでご紹介してきたように、MT4やMT5で日本時間表示に設定を変更することは可能なのですが、やはり注意したいのはサマータイムです。
とくにEAなどを稼働させている場合は、サマータイムを考慮してインジケーターの日本時間を設定しないと正常に稼働できないものもあります。
もちろん、MT4やMT5で日本時間表示で設定すれば見やすくはなります。
しかし、お伝えしたようなサマータイムの面倒さを考えれば、今回ご紹介した日本時間との誤差を計算する方法を利用するのがおすすめといえるでしょう。
日本時間との誤差を計算することは慣れの部分も大きく、何度も行っていれば手間も省けるため、まずはこちらの方法を実践してみてはいかがでしょうか。
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