「FXDDの利用を検討しているけれど、評判はどうなの?」
「FXDDは信頼できて、利用しやすい業者なの?」
海外FXで取引を行なっている方や、もしくはこれから海外FXでの取引をしていきたいと考えている方のなかには、このような疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
また、FXDDについては良くない評判を耳にしたけれど、「実際のところどうなのか?」と感じられている方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、FXDDの評判について詳しくお伝えしていきます。
さらに、FXDDの評判と合わせて、口座タイプやスプレッド、レバレッジについてもご紹介していきますのでぜひ参考にして頂ければ幸いです。
「FXDDで口座開設をしようか迷っている」という方は、ぜひ最後までじっくり読んでみましょう。
それではまず、FXDDというFX業者について基本情報から詳しくお伝えしていきます。
FXDDの基本情報
ここでは、FXDD(エフエックスディーディー)というFX業者について、運営やライセンス、取引環境の特徴などを詳しくご紹介していきます。
はじめに、FXDDの運営歴についてですが、FXDDは2002年にアメリカのニューヨークで立ち上げられたFX業者です。
そのため、まずFXDDについてまず驚くのは、その運営歴の長さではないでしょうか。
なんと、およそ20年近くも運営が続いているFX業者は、海外FX業者のなかでもまれですし、貴重な存在であるといえるでしょう。
ですから、FXDDはFX業者のなかでも老舗中の老舗ということができます。
そんなFXDDですから、FXの取引を行なっている方であれば、一度は耳にしたことがあるともいえる、“超有名な”ブローカーでもあります。
そのような背景をもつFXDDは、当然のことながら日本人を対象としたマーケットにもいち早く参入している歴史があります。
また、それに合わせて、FXDDでは日本語によるサポート(電話やメール、チャットなどで利用することが可能)も充実していることが特徴として挙げられます。
そんな特徴をもつFXDDですが、残念ながら現在では金融ライセンスの登録がなし、となっているところが残念な点です。
もう少し具体的に説明しますと、FXDDでは以前は金融ライセンスを取得していたのですが、ある理由によって金融ライセンスを失ってしまったのです。
FXDDが以前取得していた金融ライセンスには、以下のとおりです。
- マルタ金融庁(MFSA)
- 米国商品先物取引委員会(CFTC)
- 全米先物協会(NFA)
これらの団体から、金融ライセンスを取得していた過去を持っています。
ちなみに、FXDDが金融ライセンスを失ってしまった理由としては、以下の理由が挙げられます。
- 自己資本が足りていなかったこと
- より自由にサービスを展開していくために、自ら登録から外れてしまったこと
FXDDが金融ライセンスを失ってしまった理由としては、このようなものが挙げられます。
しかし、顧客にとってみれば、このような理由は関係ありませんし、金融ライセンスをもたないFXDDに対しては、「FXDDは本当に信頼できるFX業者なのか」といった点で、不安を拭えずにいる状態であることは事実です。
そのため、FXDDを利用する顧客であったり、これからFXDDの利用を考えているトレーダーにとっても、信頼性の面でFXDDは利用しにくいFX業者であると考えられます。
しかし、いかなる理由で金融ライセンスを失ってしまった場合でも、顧客のことを思えば再度何らかの金融ライセンスを取得しようとする姿勢があっても良いのかもしれません。
ですが、残念ながらFXDDでは現段階でも、金融ライセンスに無登録の状態で営業を行なっています。
このような背景を考えただけでも、信頼性の面で心配があるFXDDを利用することに不安を覚える方も多いことでしょう。
ですが、FXDDの事実としてお伝えしなければいけないことがまだ残っています。
それは、FXDDはゼロカットシステムを採用していると謳っていながら、2015年のスイスフランショックの際に、ゼロカットシステムを適用しなかったという過去があります。
そのため、FXDDでは顧客に対して追証を請求し、顧客は損失を抱えることになってしまいました。
このスイスフランショックの際にFXDDがゼロカットシステムを適用させなかった具体的な理由としては、「ゼロカットシステムはサービスの一部であり、必ず適用させるものではない」と説明してきます。
しかし、FXDDを利用していた顧客は、当然ゼロカットシステムが適用されると信じていたことは間違いはありません。
そのため、FXDDを利用していた顧客は大きな損失を抱えることになってしまっただけでなく、FXDDに対する信頼性の面でもショックを抱えることになってしまったのです。
ちなみにですが、同様にスイスフランショックが起こった際に、そのほかのほとんどの海外FX業者ではゼロカットシステムを適用しています。
このような面でも、FXDDの信頼性については疑問が残ってしまうということは、残念ながら否めないといえるでしょう。
しかし、信頼性の面ではこういった特徴をもつFXDDではありますが、取引環境としてはどのような特徴を持っているのでしょうか。
まずは、FXDDの取引環境について、口座開設することができる口座タイプからお伝えしていきます。
具体的なFXDDで口座開設することができる口座タイプとしては、以下のとおりです。
- スタンダード口座
- プレミアム口座
FXDDでは、このように2種類の口座タイプが用意されています。
FXDDのそれぞれの口座タイプの特徴について、詳しくお伝えしていきましょう。
まずは、FXDDの「スタンダード口座」についてです。
FXDDの「スタンダード口座」では、このような特徴があります。
- 取引の際に発生する手数料はなし
- 予約注文ではスリッページが0
つまり、FXDDの「スタンダード口座」は、取引の際に発生する手数料がかからないことから、FX初心者の場合であっても比較的利用しやすいということができるでしょう。
一方で、FXDDの「プレミアム口座」の特徴としては、以下のような内容が挙げられます。
- 高い約定力が魅力
- 取引の際には手数料が発生する
このような点からも、FXDDの「プレミアム口座」では、もう一方の「スタンダード口座」よりも、さらに優れた取引環境を求める上級トレーダー向きであるといえます。
そのほか、FXDDの取引環境の特徴としては、デモ口座を利用することもでき、マイページにログインすることでMT4をダウンロードして利用することも可能です。
なお、取引時間についてはサマータイムで時間が変わりますので、注意しましょう。
そんなFXDDでは入金や出金の方法も豊富に用意されていることも特徴的であるといえます。
また、FXDDではレバレッジを最大で500倍まで設定することが可能です。
そのため、海外FX業者のなかでもハイレバレッジの環境で取引することができますので、レバレッジを魅力に感じている方にはメリットとなる部分があるでしょう。
このように、FXDDというFX業者では金融ライセンスがないことや、ゼロカットシステムを適用しなかったという過去があるために、信頼性の面で不安が解消できない部分があります。
しかし、FXDDが謳っている取引環境としては、魅力的な部分があることも事実です。
このような特徴をもっているFXDDですが、その評判は実際のところどうなのでしょうか。
そこで次に、FXDDの評判について詳しくお伝えしていきましょう。
FXDDの評判
FXDDの評判としては、具体的に以下のような内容が挙げられます。
まずは、FXDDに対する肯定的な意見からご紹介していきます。
- FXDDは日本語によるサポートが充実していて使いやすい
- ヒストリカルデータを利用することができるのが嬉しい
- カスタマーポータルが使いやすい
- ボーナスキャンペーンが実施されているのが嬉しい
FXDDで好評な意見としては、このような評判があがっています。
とくに、FXDDではヒストリカルデータを利用することができるため、EAを利用する方にとっては嬉しいポイントであるといえるでしょう。
一方で、FXDDでは以下のような評判も出ています。
- スイスフランショック以降は、やはり信頼性の面で不安が残る
- FXDDは金融ライセンスがないので、利用するのが不安だ
- サーバーが不安定である
- FXDDはスプレッドが広い
- 口座維持手数料がかかるのがつらい
- 出金手順が面倒である
このような意見も、FXDDを利用する上では避けられない現状であるといえるでしょう。
とくに、信頼性の面ではそのリスクを考えると、なかなか目をつむることもできないため、FXDDに対する評価として厳しい声が挙がっているのも事実です。
このようなFXDDの評判をふまえて、さらにFXDDを利用する上でのメリットとデメリットについても整理して確認していくことにしましょう。
FXDDを利用するメリット
FXDDを利用する上でのメリットとなるのはまず、日本語によるサポートが充実している点が挙げられるでしょう。
これについては、FXDDの評判も上々なことから不満を覚えることなく利用することができるといえます。
もちろん、日本語でサポートしてもらえること自体がすばらしいのですが、とくに平日であれば24時間対応してくれることも、FXDDの魅力として大きなものがあるでしょう。
また、FXDDで利用することができる日本語のマニュアルなども使いやすいと一定の評価があります。
このような点からも、FXDDの日本語によるサポートについては、海外FX業者の中でもトップクラスであるといっても過言ではありません。
そのほかにも、FXDDを利用する上でメリットとなる部分は、以下のようなものがあります。
- ヒストリカルデータを利用することができる
- レバレッジは最大で500倍まで設定することができ、ハイレバレッジの環境で取引することができる
- ボーナスキャンペーンが利用できる
- 利用することができる通貨ペアが豊富である
- MT4だけでなく、MT5も利用することができる
- 利用できる入金方法や出金方法が豊富である
これらの点についても、FXDDの特徴的な部分であるといえますし、FXDDに対する良い評判につながっています。
しかし、FXDDを利用する上でデメリットとなる部分についても、改めて認識しておく必要があるでしょう。
そこで次に、FXDDを利用する上でデメリットとなる部分について確認していきます。
FXDDを利用するデメリット
FXDDを利用する上でデメリットとなる部分については、ここまで詳しくお伝えしてきた内容もありますが、細かい部分も含めてここで改めてまとめてお伝えしていきましょう。
具体的には、FXDDを利用する上でデメリットとなる部分には、以下のような内容があります。
- ゼロカットシステムを利用することができないため、追証を請求される
- 出金拒否の可能性がある
- FXDDは金融ライセンス未取得のため、大切な資金を預ける意味で不安が残る
- 口座維持費がかかってしまう
- 資金管理は分別管理のみで信託保全制度が導入されていないため、資金を失ってしまう可能性もある
- 月に2回以上出金を行うと、出金手数料が発生する
- スプレッドが広い
- 最低入金額が高めに設定されている
- 入金処理がスピーディーに行われない
- スワップポイントがあまり良くない
FXDDを利用する上でデメリットとなる部分としては、このような内容があります。
この中でも、FXDDでは口座維持手数料が発生することが、ほかの海外FX業者と比べると少し特殊であるといえます。
そこで、FXDDの口座維持費について、もう少し具体的にお伝えしていきましょう。
具体的には、FXDDの口座維持手数料については、以下のような特徴があります。
- 3ヶ月以上取引を行なっていない場合は、口座維持手数料が発生する
- 口座維持手数料は約3,000円ほどかかる
- 取引の有無については、一年のうちに3ヶ月おき(1月・4月・7月・10月のそれぞれ1日)に確認が行われる
FXDDの口座維持手数料については、こういった運営方法がとられています。
そのため、もし長期的な取引の予定がないのであれば、口座を解約するのがおすすめです。
ここまでお伝えしてきたように、FXDDでは利用する上でのメリットもあるものの、デメリットもかなり大きな存在感を示しているのが特徴といえます。
そのため、FXDDで口座開設を行うかどうかは、慎重に判断した上で決めていくのが良いでしょう。
なお、海外FX業者の場合、そのほかにも多数優れた業者が存在していますので、そちらで口座を開設するのもおすすめです。