EA-BANK・モーニングレポート 4.16
米株が上値拡大(4.15 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が大きく上昇しての引けとなっています。米企業決算の好調や、米国の経済指標の堅調などを受けて買い意欲が強まり、引けにかけて上値を拡大する展開となりました。ダウは300ドル超の上昇となって34000ドルを突破しての推移となっています。NASDAQなども引けにかけて買いの流れが強まる展開となりました。
一方、米国債利回りは低下しての推移。目先はやや持ち直しているものの、債券に対する買い戻しの動きが強まる中で1.60%台を割り込み、そのまま下落基調を強めて1.52%台にまで急落する流れとなっています。ここまでの上昇に対する調整の動きなども意識される局面ということができそうです。
為替相場 – ドルの上値重い
為替相場は、ドルがやや上値の重い展開となっています。米国債利回りが一時1.52%台まで急落する流れとなっており、ドルに対する売りの流れが意識される展開です。ただ、ユーロに対する売り圧力が強まる状況であり、ユーロ/ドルなどは方向感の見えにくい展開となっています。
一方、円は小幅まちまちでの推移となっています。豪州の雇用統計が好調だったことを受けてオセアニア通貨に対する買い意欲は根強いものの、ドルの上値が抑えられる中でドル/円が軟調地合いとなっており、クロス円も全体的には上値の重さが意識される状況となっています。ただ、米株が上昇する中で積極的に円を買い進む動きにはなっておらず、ドル/円なども下げ渋る展開となっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 軟調地合い
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの中心線で抑えられて下値を拡大する動きとなっています。バンドの中心線と下限で挟まれたレンジを動いており、このまま下値を拡大する可能性も十分にあるでしょう。
目先バンドの上下限中心線は下落基調となっており、トレンドそのものが下向きとなっています。バンドの中心線まで押し戻しても上値は重く再度バンドの下限まで下落といった動きになり酸いところです。バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいところですが、売りの流れは継続といった状況となっています。