EA-BANK モーニングレポート
米株は小幅に下落(4.18 NY時間)
昨日のNY市場では、米株が小幅に下落しての引け。全体的に前営業日終値を挟んでの動きが継続、方向感の見えにくい流れとなっています。米国の金融引き締めに対する警戒感は根強く、上値は抑える展開となりました。一方で足元の経済に対する期待感もあり、売り一巡後の買い戻しにより、ダウは30ドル安水準まで下値を切り上げて引けています。
米国債市場では、利回りが小幅まちまちとなっています。株安を背景に短期債利回りが低下する一方、米国の金融引き締めに対する思惑から長期債利回りは上昇しています。こうした動きを受けて利回りののフラット化に対する修正の動きが継続しています。米10年債利回りは2.85%台、30年債利回りは2.94%台でそれぞれ推移しています。
為替相場 – ドル高円安継続、ドル/円は127円突破
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いを維持。米長期債利回りの上昇などを背景に買い意欲が強まっています。ただ、市場全体の様子見ムードが意識される中でドルも方向感の見えにくい展開となり、日中は様子見ムードが強まりました。ユーロ/ドルは1.07ドル台後半で、ポンド/ドルは1.30ドル台前半での推移となっています。
一方、円は軟調地合い。ドル/円が一時127円を突破し、現状も127円を挟んでの動きが展開されていることなどを眺めて円売りの流れが強まっています。クロス円はオセアニア通貨などが小幅に下落する展開となったものの、全体的には底堅い動きとなっています。ユーロ/円は一時137円台を突破する動きを見せており、円売りの流れが意識されやすい状況となりました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 堅調地合い
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限をバンドブレイクしてバンドウォークとなり上値を拡大する展開となっていましたが、目先はそこから調整の動きとなっています。ただ、下値は堅く、じり高基調となっています。バンドの中心線まで下落する可能性もありますが、下値は堅く下げ渋る形であるため、バンドの上限まで上昇する可能性は高いといえます。
現状、バンドの上下限中心線が上昇傾向となっています。トレンドそのものが上向きであり、押し目買い優勢の展開となっています。下げ渋る展開となっていることを踏まえると、バンドの上限まで上値を拡大する展開を視野に入れると良いでしょう。