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FX×EA/MT4・モーニングレポート
米株はダウが大きく下落(9.7 NY時間)
昨日のNY市場では、ダウが大きく下落する一方でNASDAQは小幅に上昇しての引けとなっています。デルタ変異株の感染拡大に対する警戒感からだリスク回避的な動きが強まり、ダウは一時300ドル超の下落となるなど下値を拡大しています。売り一巡後は持ち直す場面もありましたが、結局260ドル安水準となって引けています。ここまでの上昇に対する調整の動きも意識されており、下値を拡大しました。
一方、米国債市場では利回りが上昇。ダウは大きく下落しているものの、年内のテーパリング開始に対する思惑などが意識される中で債券に対する売りの流れが継続する展開となっています。米3年債入札を受けて一時債券に対する買い戻しの動きも見られ、10年債利回りは1.37%を割り込む動きを見せましたが、一巡後は利回りは上昇して1.37%台を回復しての動きとなっています。
為替相場 – ドルインデックスが上昇
為替相場では、ドルインデックスが持ち直し基調となっています。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルに対する買い戻しの動きが強まる展開となっています。ドルインデックスは92台半ばまで上昇しており、底堅い動きが展開されています。ポンド/ドルは1.38ドルを、豪ドル/ドルは0.74ドルを割り込んでの動きとなっています。
一方、円はまちまちでの推移。ドルインデックスの上昇を受けてドル/円は110円を突破して上値を拡大する展開となっており、ユーロ/円などはつれ高となってプラス圏での推移となっています。ただ、ダウの軟調地合いを眺めて円に対する買い意欲が根強く、豪ドル/円などは下落しての推移となっています。ただ、全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まる局面となっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 上値拡大
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、上限をバンドウォークする展開から一時調整の動きが入ったものの、下値の堅い展開となって上値を拡大しています。バンドの+1σで支えられて持ち直す動きであり、再度バンドの上限まで上昇することができるかどうかに注目です。
現状バンドの上下限中心線は上昇基調となっており、トレンドそのものは上向きです。バンドの上限まで上昇する可能性はありそうですが、そこをブレイクしてといった動きにはなりにくいところではないでしょうか。調整を入れながら上値を拡大していくといった展開となるのではないかとみています。