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- 6.23
EA-BANK・モーニングレポート 6.23
NASDAQが上げ幅を拡大(6.22 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が上昇しての引け。朝方は前営業日の調整の動きなどが意識されてダウが100ドル超の下落となりましたが、足元の米経済の堅調などを意識して買い戻され、結局60ドル高水準での引けとなっています。ハイテク銘柄に対する買い意欲が強まったことで、NASDAQが上げ幅を拡大しています。金融政策に対する思惑はあるものの、すぐに利上げといった動きではないため、積極的に売り込む展開にはなりませんでした。
一方、米国債市場は利回りが低下。10年債利回りは1.46%台に低下しており、調整の動きから債券に対する買い意欲が強まる流れとなっています。パウエルFRB議長はインフレは一時的との見方を繰り返したことなどが意識され、債券売りの流れが強まりませんでした。
為替相場 – ドル軟調
為替相場では、ドルインデックスが下落。一時92を回復する動きを見せましたが、米国債利回りの低下などを背景にドル売りの流れが強まり、目先は92を再度割り込む展開となっています。ユーロ/ドルやポンド/ドルなどは下値の堅い動きとなっていますが、様子見ムードも意識されており、大きな動きにはなっていません。
一方、円は続落。米株の下値の堅い動きが意識されており、リスク志向の動きから円に対する売りの流れが強まる状況となっています。ドル/円は110円台中盤から後半での動きとなっており、クロス円もユーロ/円やポンド/円が上値を拡大する展開となっています。ユーロ/円は132円台を回復しての推移です。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 調整売り優勢
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限を意識しての動きから調整の動きが入っており、中心線まで下落する展開となっています。目先はやや中心線を抜ける動きとなっていますが、ここから持ち直して再度上限を目指す動きとなるのか、そのままバンドの下限まで下落するのかで今後の流れが変わってきそうです。
現状バンド幅は縮小傾向を強めており、市場には徐々にエネルギーが蓄積されていく状況です。バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要ですが、目先はバンドの中心線を意識しての動きであり、まずは方向感を探る展開ということができるのではないでしょうか。