Tick Data Suiteを使ったバックテスト

Tick Data Suiteを使ったバックテスト

Tick Data Suite、略してTDSを使ったバックテストを行いました。

※本記事には初心者の方にわかりにくいところが多くございますが、
英語のツールを使ったバックテストという内容の性質上、何卒ご容赦願います。

なお、弊社ではTick Data Suiteのサポートを行っておりません。
誠に恐れ入りますが、ご質問等は直接Tick Data Suiteにお願い致します。

Tick Data Managerのダウンロード

TDSの申し込みは、Tick Data SuiteのTRIALページから行います。

Tick Data Suiteの申し込みページ

受信したメールに記載されたダウンロードページからTick Data Managerというソフトを
ダウンロードしてインストールし、メール中のライセンスキーを入力すると起動します。

ティックデータのダウンロード

起動後、Sourceからティックデータの提供元を選択します。
今回はDukascopy社のものを使いました。

通貨ペアを選択して、右端にある下向き▼ボタンをクリックするとダウンロードが始まります。

テストに使用したEURUSDの2003年からのデータは729MBもあり、
ダウンロードが終わるまでに3時間ほどかかりました。

このダウンロードにかかる時間とデータ容量がTick Data Suiteの一番のデメリットかもしれません。

MT4側の設定

Tick Data Mangerを起動した状態でMT4を起動すると、ストラテジーテスターが
通常と表示が異なっています。

TDSの設定画面

ストラテジーテスターの右の方に
「Use tick data」とあり、これをクリックするとスプレッドが
「Variable」=可変と出ます。

また、
「Tick data settings」をクリックすると設定画面が出ました。

ダウンロードしたティックデータであること、可変スプレッドなど好みの設定にしてから
OKを押してバックテストをスタートします。

この際、先にダウンロードしたティックデータを使うため、通常のバックテストのように
ヒストリカルデータをダウンロードしてから各時間足の生成という作業は不要でした。

非常に重いEAをバックテストに使いましたが、普段よりも早くバックテストが進み、
PCへの負荷も通常より低くなりました。

バックテストレポート

以下が、バックテストの結果表示です。

TDSでのバックテスト結果表示

スプレッドの部分は、可変を表すVariableになりました。

モデリング品質が通常ならば90.0%が上限のところ99.9%になっていました。

まとめ

TDSは執筆時点で日本語に未対応です。

またティックデータのダウンロードに非常に時間がかかり、
データが大きくハードディスクのスペースをかなり使います。

しかしながら、リアルティックを使うことでバックテストの
モデリング品質が90%から99.9%に高まるため、

リアル相場により近いバックテストデータを求める方は
重宝されるツール
に違いないと思われます。

執筆時点でTick Data Suiteに14日間の無料トライアル期間がありますので、
ご興味をお持ちの方はお試しになってはいかがでしょうか。

Tick Data Suiteのトライアルはこちらから可能です。