EA-BANK・モーニングレポート 2/4朝
上昇に対する調整により、ダウは一時160ドル安水準まで下落(2/3 NY時間)
昨日のNY市場は、前日の上昇に対する調整の動きとなり、ダウは一時160ドル安水準まで下落。しかし、ADP雇用統計をはじめとする米国の経済指標が市場予想を上回ったことで、足もとの経済に対する楽観的な見方が強まり、日中は買い戻しの動きに支えられ、プラス圏に浮上しての推移となっています。
一方、米国債利回りは上昇しての推移。米株の堅調な動きを眺めて債券利回りは長期債を中心に上昇する流れとなっています。米10年債利回りは一時1.30%台を回復しての推移。
為替相場 – 週末の雇用統計に向けて様子見ムードか
為替相場は、ドルが続伸する展開。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルに対する買い意欲が維持されています。対ユーロなどでドルに対する買いの流れが意識されています。ドルは対円でも上昇しており、ドル/円は105円台での推移となっています。ただ、105円上の水準は依然として重く、伸び悩む展開となっています。
一方、円は小動き。ドル/円はドルの軟調を受けて上値は重いものの、105円台での動きが展開されています。また、クロス円は小幅まちまちであり、市場全体に様子見ムードが強まる状況となっています。ユーロやポンドに対する売りの流れが依然としてくすぶっているものの、調整の動きと米経済指標の好調が拮抗する形で方向感の見えにくい状況となっています。週末に米雇用統計が発表となるだけに、結果を見極めたいとの思惑も強まる局面です。
ドル/円 – 市場にはエネルギーが蓄積されるも、方向感見えにくい【ボリンジャーバンド】
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの中心線を挟んでの動きであり、狭いレンジでの動きが展開されています。バンド幅も狭く、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要であり、動き出したら大きなものとなる可能性が高まっています。
ただ、現状においてはバンドの中心線を意識しての動きであり、方向感の見えにくいところです。バンドの上限もしくは下限まで動き出すまでは様子見ムードが強まるのではないでしょうか。