EA-BANK・モーニングレポート 2.16
米国はプレジデンツデーの祝日(2.15 NY時間)
昨日のNY市場は、米国がプレジデンツデーの祝日ということもあり、米国株式市場は休場。欧州株がアジア市場のリスク志向の動きなどを背景に底堅い動きを見せたことを受け、米株価指数先物はしっかりとした動きが展開されています。また、猛烈な寒波を受けて米テキサス州で計画停電が行われており、それが原油価格や関連銘柄の買いを誘いやすい状況となっています。
為替相場 – 米祝日を受けて様子見ムード
為替相場は、ドルが上値を抑えれられての推移。ただ、米祝日を受けて大きな方向感は見えにくい状況となっています。ドルは円に対しては堅調地合いとなっているものの、原油高を受けて資源国通貨の上昇などが強まっており、これが上値を抑える展開となっています。また、英国でコロナウィルスの感染件数が減少したことなどがポンドに対する買い意欲を強めていることも反射的なドル売りにつながっている局面となっています。
一方、円は軟調地合い。市場全体のリスク志向の動きを背景に、円に対する売り圧力が強まっています。特に豪ドル/円は一時2018年12月以来の高値水準にまで上伸するなど、円に対する売り意欲が強まっています。ドル/円も105円を回復し、上値を拡大する展開となっています。ただ、NY時間帯では大きな動きにはなっておらず、調整の動きも意識される展開となりました。
ドル/円【ボリンジャーバンド】 – 狭いレンジでの動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの中心線を挟んでの動きであり、狭いレンジでの動きとなっています。日中高値圏から調整の動きが入っていましたが、そこから持ち直し基調となり、目先は狭いレンジでの動きが展開されています。様子見ムードが強まっており、方向感を見極めたいところです。
現状バンド幅は縮小傾向にあり、市場にはエネルギーが蓄積されている状況です。バンドの上限もしくは下限に到達した際はバンドブレイクからバンドウォークとなって大きな動きが展開される可能性がありますが、目先はバンドの中心線を挟んでの推移であり、まずは動き出しを待つといったところではないでしょうか。