EA-BANK・モーニングレポート 2/2朝
底堅い動きが展開され、ダウは30000ドルを回復(2/1 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が上昇しての推移。アジア市場の上昇を受け、欧米株に対する買いの流れが意識されました。ゲームストップ株の乱高下は相場のかく乱要因として警戒されているものの、経済の先行きに対する楽観的な見方は根強く、底堅い動きが展開されています。ダウは30000ドルを回復しての動きであり、日中も底堅い動きから上値を拡大する展開となっています。一方、米国債利回りは前営業日終値を挟んでの小動き。ただ、米株の堅調地合いを眺めて債券に対する売りが意識されています。
為替相場 – クロス円は全般的に軟調となるも、ドル/円はしっかりとした動きに
為替相場は、ドルの買い意欲が継続する展開。これまでのドルの先安観測に対する修正の動きが意識されており、ドルは続伸しての動き。特にユーロ圏製造業PMIの鈍化などに対する失望売りなどによりユーロに対してドル買いが展開され、ドルの下値を支える動きとなっています。米国債利回りの堅調地合いも好感されています。ドル/円はしっかりとした動きとなり105円を挟んでの動きとなりました。ただ、105円上の水準では調整売りの流れが強まり、やや上値の重い展開となっています。一方、クロス円は全般的に軟調。株高を受けて円に対する売りも散見されましたが、ユーロ売り圧力の強まりなどが円の下値を支える展開となりました。
ドル/円 – バンドの上限が105円に(ボリンジャーバンド)
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限から調整の動きが入り、目先は中心線を挟んでの推移。バンドの上下限中心線はほぼ横ばいとなり、方向感の見えにくい展開となっています。バンド幅は比較的狭い状況であり、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要ですが、現状ではバンドの中心線を意識しての動きであり、方向感は見えにくいところです。バンドの上限が105円であり、ここをブレイクした場合は価格の節目としても意識される水準であることからバンドウォークとなる可能性があるので、特に注意したい水準と言えそうです。