モーニングレポート 2022.3.23
米株高を背景に、円独歩安
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。米国債利回りは大幅上昇となりましたが、安全資産としてのドルに対する買い意欲が若干後退したことで上値を抑えられる展開となっています。ただ、前営業日終値を挟んでの小動きであり、方向感の見えにくい展開となっています。ユーロ/ドルは一時1.10ドルを割り込む動きを見せましたが、持ち直して1.10ドル台前半での推移となっています。また、ポンド/ドルは1.32ドル台を回復し、半ばまで上昇しています。一方、円は大きく売られる展開となっています。中銀の金融政策の違いに伴う円売りの流れが意識される中で米株高となっており、円売り圧力が高まる局面となっています。ドル/円が一時121円台に乗せるなど円安方向が強まっています。また、クロス円も軒並み大幅上昇となっており、ポンド/円は160円台を回復する流れとなっています。円は対主要通貨に独歩安となっており、大幅下落となりました。