スプレッド、pips(ピップス)、スワップ

スプレッドとは

FXでは、売る時と買う時で為替レートが異なります。

売る時の値段を「売値(Bid)」
買う時の値段を「買値(Ask)」

と表します。
この売値と買値の差をスプレッドといいます。

例えば、1ドル「売値:113.461円」「買値:113.473円」の時、スプレッドの差は「1.2銭」となります。

スプレッドの差はFXをする際の、取引コストとなります。
スプレッドが狭いほど低コストであり、FXで利益を上げるには有利に働きます。

pips(ピップス)とは

pips(ピップス)とは、FXでの通貨の単位を表します。

■ドル円の場合
0.01円(1銭) = 1pips
0.10円(10銭)= 10pips
1.00円(1円) = 100pips

■ユーロドルの場合
0.0001ドル = 1pips
0.0010ドル = 10pips
0.0100ドル = 100pips

例えば、ドル円のスプレッドが「1.2銭」だった場合、「スプレッド = 1.2pips」と表します。
このスプレッドで取引をしたとします。

仮に115.123円で買いエントリーして、116.987円で売り決済した場合、その差益は「1.864円」となります。

「1.864円 = 186.4pips」の利益となります。

スワップとは

FXにおけるスワップとは、スワップポイント(金利差調整分)のことをいいます。

高い金利の通貨を買って、安い金利の通貨を売れば、2通貨の金利の差額分を受け取ることができます。
逆に、安い金利の通貨を買って、高い金利の通貨を売れば差額分を支払うことになります。

豪ドル(オーストラリアドル)のような高金利通貨を買って日本円のような低金利通貨を売ると、その金利差を毎日受け取ることができます。

例えば、豪ドル円のスワップポイントが1万通貨あたり、50円受け取れるとします。この状態で豪ドル円を30日間保有すると

50円 × 30日 = 1500円

1,500円のスワップポイントを受け取ることができます。

スワップポイントは、1日の営業日の終わり(メンテナンスに入る時間)までポジションを保有すると発生します。
利用する業者でスワップポイントの金額が違うので事前に利用する業者で確認しておきましょう。

MT4で保有しているポジションのスワップを確認する場合、「ターミナル」の中の「取引」タブの「スワップ」の項目で確認することができます。

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