MT4のデモ口座とリアル口座の違いについて
MT4を利用する上で、どこのFX業者でも、デモ口座とリアル口座の両方を開設することができます。
MT4のデモ口座とリアル口座の違いはどういったところにあるのでしょうか。
MT4の機能
MT4の機能はデモ口座、リアル口座で違いはありません。
そのため、使い方が分からないうちはデモ口座を利用し、実際にいろいろと触ってみることで使い方を覚えましょう。
デモ口座でも、標準で備わっている機能の他にもカスタムインジケーターやEAの自動売買なども試すことができます。
証拠金
デモ口座では仮想の資金でトレードすることができますが、いくら勝っても負けても実際のお金は増えることも減ることもありません。
デモ口座を開設する際、口座残高を100万円や500万円のように設定できますので、実際にリアル口座に入金する予定の金額に合わせて設定することもできます。
また、裁量トレードの練習やEA(デモ口座では動かないEAもあります)を稼働させてみて実際の取引ロットや証拠金の増減をリアル口座と変わらない状況で確認することができます。
口座の種類
例えば、あるFX業者のリアル口座には「スタンダード口座」と「プロ口座」の2種類の口座が利用できたとします。
この口座の種類について、すべての口座の種類をデモ口座で利用できる業者もありますが、FX業者によってはデモ口座では「スタンダード口座」しか開設できないなどの制限が設けられている場合があります。
また、レバレッジがデモ口座では400倍まで、リアル口座では200倍までと違っている場合もあります。
更に、リアル口座は無期限で利用できますが、デモ口座では利用期間が設けられている場合があります。その利用期限は30日、90日、無期限など業者によって違いがあります。ただし、期限切れになったら再度申請することでまた利用できるようになります。(このとき、口座情報が引き継がれない場合もありますのでご注意ください)
配信レートとサーバー
デモ口座とリアル口座では配信レートに違っている場合があります。
上記2枚の画像はユーロドル5分足のチャートで、上が「デモ口座」、下が「リアル口座」です。
ぱっと見、どちらも同じように見えますが、細かく見るとローソク足の形状が違います。
つまり、デモ口座では、実際のリアル口座の値動きと微妙に違うことがわかります。
またデモ口座では、指標発表時などに若干サーバーが止まってしまうことが起こる場合があります。微妙な差なので大したことがないと感じられるかもしれませんが、EAの場合この影響を受けやすく、デモ口座とリアル口座では成績が違うことがありますので、注意しておきましょう。
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