モーニングレポート 2022.10.31
日銀が金融緩和維持、円軟調
為替相場では、ドルインデックスがプラス圏での引けとなりました。一時111を突破する動きとなるなど上値を拡大する展開となりましたが、NY時間に入ってからは上値の重さが意識され、上値を削る展開となりました。米国の金融引き締めに対する警戒感が後退する中でドル買いに対する調整の動きが意識されており、ユーロ/ドルやポンド/ドルなどが買い戻しの動きを強めました。ユーロ/ドルは0.99ドル台半ば、ポンド/ドルは1.16ドル台前半でそれぞれ引けました。円は売られやすい地合いとなりました。日銀が大規模金融政策を維持することを決定したことや、黒田総裁の発言などを受けて円売りの流れが進行しました。ただ、NY時間帯に入りドルの上値が抑えられたことなどを背景に、ドル/円も上値を削る展開となりました。ドル/円は147円台半ばで引けています。また、クロス/円はリスク志向の動きが強まり大きく上昇する展開となりました。ユーロ/円が146円台後半、ポンド/円が171円台前半でそれぞれ引けました。