モーニングレポート 2022.5.31

リスクの思考の強まりから、ドル安円安
為替相場では、ドルインデックスが軟調地合いとなって推移しています。目先は日中安値から小幅に持ち直す動きを見せていますが、リスク志向の動きが意識される中で安全資産としてのドル買いに対する調整の動きが強まる局面となっています。ユーロ/ドルは1.07ドル台の後半まで上昇し、ポンド/ドルも1.26ドル台半ばでの推移となっています。円は円安基調となっています。ドルインデックスは軟調地合いとなっていますが、リスク志向の動きが意識される中でドル/円も底堅い動きが展開されています。ドル/円は127円台中盤から後半での推移となっています。クロス円は全般的に上値を拡大する展開となっており、ユーロ/円は137円台中盤で、ポンド/円は161円台中盤での推移となっています。いずれも1円超の上昇となるなど上値を拡大しました。






モーニングレポート 2022.5.30

リスク志向の強まりで、円安基調再燃
為替相場では、ドルインデックスが上値の重い展開となりました。米国の利上げ加速に対する警戒感が後退したことなどを受けてドルに対する先高観が和らぐ展開となっています。また、米株が上昇したことでリスク志向の動きが意識され、これまでの安全資産としてのドル買いに対する調整の動きが見られました。ただ、メモリアルデーの祝日の前営業日ということもあって大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まりました。ユーロ/ドルは1.07ドル台前半から中盤で、ポンド/ドルは1.26ドル台前半から中盤で、それぞれ推移しています。円は全体的には円安基調となっています。ドルインデックスの軟調を受けてドル/円は127円台前半での推移となり、ほぼ変わらずとなって引けていますが、クロス円はリスク志向の動きの強まりを背景に底堅い動きが展開されています。特にオセアニア通貨に対する買い意欲が強まり、豪ドル/円は91円台を回復する動きとなっています。ユーロ/円は136円台中盤、ポンド/円は160円台中盤と底堅い動きにはなったものの、大きな動きにはなりませんでした。






モーニングレポート 2022.5.27

ドルインデックスは堅調地合い
為替相場では、ドルインデックスが上値の重い展開となっています。米国の金融政策に対する思惑からドルに対する調整の動きが意識されています。米株が大きく上昇したことで安全資産としてのドル買いに対する修正の動きも見られており、軟調地合いとなっています。ただ、大きな動きにはなっておらず、様子見ムードも強まっています。ユーロ/ドルは1.07ドル台を回復しての動き、ポンド/ドルも1.26ドルを挟んでの動きとなっています。円は小幅まちまちでの展開となっています。ドル/円がドルインデックスの下落を受けてやや上値の重い展開となりましたが、127円台は維持しての動きとなっています。クロス円は米株高を背景に全体的に買われやすい地合いとなりました。ただ、大きな動きにはなっておらず、方向感の見えにくい展開となっています。ユーロ/円は136円台前半から中盤で、ポンド/円は160円台前半での推移となっています。






モーニングレポート 2022.5.26

ドルインデックスは堅調地合い
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いとなっています。ドルに対する買い戻しの動きが強まる流れとなっています。ここまで上昇基調を強めていたユーロ/ドルなどが上値を抑えられる展開です。一方、ポンド/ドルはしっかりとした動きが展開されています。全体的にはやや方向感の見えにくい状況となっていますが、米株の上昇を背景に安全資産としてのドル買いが巻き戻される動きとなっています。現状ユーロ/ドルは1.06ドル台後半での推移となっています。円はまちまちでの展開。ドル/円はドルインデックスの上昇などを背景に上昇していますが、ユーロ/円が小幅に下落する展開となっています。米株の上昇などを背景に円売りの流れが意識されやすい状況となっており、ドル/円は127円台前半での推移となっています。






モーニングレポート 2022.5.25

ドルインデックスは軟調地合い
為替相場では、ドルインデックスが軟調地合いとなり続落しています。米国債利回りの大幅低下やダウの持ち直しを受けた安全資産としてのドル買いが一服したことで、上値が抑えられました。ECBの利上げに関する思惑から、ユーロが買われやすい地合いとなっていることもドルの上値を抑える要因となりました。ユーロ/ドルは1.07ドル台を回復しての動きとなっています。円は堅調地合いとなって推移。ダウはプラス圏に浮上したものの、市場全体では先行きに対する不透明感が根強く、リスク回避的な動きがくすぶる展開となっています。こうした中で前営業日の円安に対する調整の動きが強まる展開となっています。またドル売り圧力が強まる中でドル/円が大きく下落しており、クロス円の上値も抑えられました。ドル/円は127円を割り込む動きとなり、ユーロ/円は136円台前半での推移となっています。






モーニングレポート 2022.5.24

ドルインデックスは大幅下落
為替相場では、ドルインデックスが大幅下落。米国債利回りは上昇しているものの、米株の大幅上昇を背景に安全資産としてのドル買いの流れが一服しており、下値を拡大する展開となっています。さらにECBやBOEの利上げに対する思惑から欧州通貨に対する買いの動きが強まっており、ドルの上値を抑えました。ユーロ/ドルは1.06ドル台後半、ポンド/ドルは1.25ドル台後半での推移となっています。円は軟調地合い。リスク志向の動きが強まったことで円に対する売り圧力が意識される状況です。ドルインデックスが大きく下落する中で、ドル/円も底堅い動きとなっており、127円台後半での推移しています。また、クロス円は大きく上昇しており、ユーロ/円やポンド/円は1円以上の上げ幅となっています。ユーロ/円は136円台後半、ポンド/円は160円台後半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.5.23

ドルインデックスは上昇、円はまちまち
為替相場では、ドルインデックスが上昇しての引けとなりました。米国債利回りは低下しましたが、経済の先行きに対する不透明感が強まる中、安全資産に対する需要は大きく、ドル買い圧力が強まっています。資産の現金化の流れが意識される中でドルは底堅い動きが継続しています。ユーロ/ドルは1.05ドル台半ば、ポンド/ドルは1.24ドル台後半での推移となって引けました。円はまちまちでの引けとなりました。ドル/円が127円台後半での推移となるなど底堅い動きとなる一方、ユーロ/円は小幅に下落し135円台前半での推移となっています。経済の先行きに対する警戒感を眺めて円に対する買いがくすぶる展開となりましたが、全体的には大きな動きにはなっておらず、手掛かり材料難から方向感の見えにくい流れとなりました。






モーニングレポート 2022.5.20

米株安、米国債利回り低下で、ドル売り優勢
為替相場では、ドルインデックスが大きく下落。米国債利回りが低下していることや、ここまでの上昇に対する調整の動きなどが意識される展開となり、ドルに対する売り圧力が強まる流れとなっています。ユーロやポンドなどは金融引き締めに対する思惑なども相まって買われやすい地合いとなっています。ユーロ/ドルは1.05ドル台後半、ポンド/ドルは1.24ドル台後半へそれぞれ上昇しています。円はまちまちでの推移。ドルインデックスの大幅下落を受けてドル/円は軟調地合いとなっています。一方、クロス円は堅調地合いとなっており、ユーロ/円やポンド/円などは1円以上上昇しています。前営業日の円高に対する修正の動きが意識されており、全体的には円売り圧力が意識される流れとなりました。また、ドル/円も一時127円割れ寸前まで売り込まれたものの、その後は持ち直し、目先は127円台後半での推移となっています。ユーロ/円は135円台前半へ、ポンド/円は159円台中盤でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.5.19

米株安を背景に、円買い優勢
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りは大幅低下となりましたが、安全資産としてのドル買いの流れが強まる展開となっており、対ユーロや対ポンドでドル買いの流れが強まりました。株安を背景とした資産の現金化の流れが強まる状況であり、さらに米国の金融引き締めに対する思惑などからドルの先高観が意識される状況となっています。ユーロ/ドルは1.04ドル台中盤、ポンド/ドルは1.23ドル台中盤でそれぞれ推移しています。円は買い意欲が強まる展開。ドルインデックスは上昇しているものの、ドル/円は128円台前半まで押し込まれており、株安を眺めたリスク回避的な動きが円買いの流れを強めている状況です。ここまでの円売りに対する修正の動きも強まっており、クロス円は大きく下落しています。円は主要通貨に対して買われる流れとなりました。特にポンド/円は158円台前半まで売り込まれました。






モーニングレポート 2022.5.18

リスク志向再燃、円売り圧力強まる
為替相場では、ドルインデックスが大きく下落。米国債利回りは上昇していますが、ユーロやポンドに対する買い戻しの動きが強まったことでドル売り圧力が強まっています。ここまでの上昇に対する調整の動きや、米株の上昇などを背景とした安全資産としてのドル買いに対する修正の動きなども意識されました。ユーロ/ドルは1.05ドル台中盤、ポンド/ドルは1.25ドルを挟んでの動きとなっています。円は売り優勢の流れとなりました。ドルインデックスの下落を受けてドル/円は上値の重い展開となりましたが、リスク志向の動きを背景とした円売りの流れが強まり、ドル/円も小幅ではあるものの上昇しての推移となっています。クロス円も全体的に買われやすい地合いとなり、対主要通貨で円安基調となりました。ドル/円は129円台前半から中盤での推移、ユーロ/円は136円台中盤まで上昇しました。






モーニングレポート 2022.5.17

全般的に様子見ムード
為替相場では、ドルインデックスが下落。米短期債利回りが低下していることや、ユーロなどに対する買い戻しの動きが意識されたことでドルの上値が抑えられる展開となっています。ここまでの上昇に対する修正の動きも根強く、売り圧力が強まりました。ユーロ/ドルは1.04ドル台前半から中盤、ポンド/ドルは1.23ドル台前半での推移となっています。オセアニア通貨なども買い戻される展開となっています。円は小幅まちまちとなり、方向感の見えにくい展開。ドル/円は129円台前半での推移で、ほぼ変わらずといったところとなっています。クロス円は若干買われていますが、大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まっています。米株が持ち直したことでリスク回避的な動きが巻き戻されており、円に対する買い戻しの動きにも修正の動きが見られました。






モーニングレポート 2022.5.16

米経済指標の悪化でドル軟調
為替相場では、ドルインデックスが下落して引けています。米国債利回りは上昇したものの、ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を大幅に下回る結果となったことなどを背景に、ドル売り圧力が強まる展開となっています。対ユーロや対ポンドでのドル買いに対する調整の動きが意識され、ドルは上値を抑えられています。ユーロ/ドルは1.04ドル台を回復する動きとなり、ポンド/ドルは1.22ドル台中盤での推移となりました。また、オセアニア通貨に対してもドルは売り優勢の展開となりました。円は軟調地合。ドルインデックスは下落しましたが、ドル/円はここまでの下落に対する調整の動きにより129円台を回復、底堅い動きが展開されました。また、クロス円も買い優勢の流れとなっており、ユーロ/円は134円台半ば、ポンド/円は158円台前半までの持ち直しとなりました。特にポンド/円は2円近い上げ幅となっています。






モーニングレポート 2022.5.13

米株不調を背景に、円買い圧力強まる
為替相場では、ドルインデックスが上昇基調を強める展開となっています。米国債利回りは低下していますが、リスク回避的な動きがくすぶる中で安全資産としての買いや、利上げ加速に対する思惑などから上値を拡大する展開となっています。ユーロ/ドルは1.04ドルを割り込む展開となるなど下値を拡大する展開となっています。ポンド/ドルも1.22ドルを割り込んでの推移であり、対円を除きドル買い意欲が強まる流れとなっています。円は堅調地合いでの推移。ドル/円が128円台前半から中盤での動きとなるなど下値を拡大する展開となっています。リスク回避的な動きが意識れる中でここまでの円安の流れに対する修正の動きが強まり、円に対する買い戻し圧力が強まっています。クロス円も軟調地合いであり、ユーロ/円は133円台前半にまで押し込まれています。豪ドル/円も88円を挟んでの動きとなっており、売り優勢の流れとなっています。






モーニングレポート 2022.5.12

リスク回避による動きで、円買い優勢
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いを維持。米消費者物価指数が市場予想を上回り、利上げ加速に対する思惑が強まっていることでドルに対する買いの流れが維持されています。ただ、大きな動きにはなっておらず、材料出尽くし感なども意識される局面となっています。ユーロ/ドルは一時1.05ドル台半ばまで上昇したものの、その後は抑えられて1.05ドル台前半での推移となっています。ポンド/ドルも一時上昇したものの、ドルの買い戻しの動きに抑えられて1.22ドル台半ばまで押し込まれました。円は全体的に堅調地合いでの推移。ドル/円が上値の重い展開から130円を割り込む動きとなっており、クロス円もつれ安となっています。欧州時間帯に一時上値を拡大する場面もありましたが、リスク回避的な動きが強まる中で円買い圧力が強まっています。クロス円も全般的に上値の重い展開となっており、豪ドル/円は一時90円を割り込む動きとなっています。






モーニングレポート 2022.5.11

思惑が錯綜、様子見ムード継続
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いを維持。米国の金融引き締めに対する思惑などからドルに対する買い意欲は根強く、堅調地合いでの推移が継続しています。ただ、米CPIを控えて様子見ムードも強まっており、NY時間帯は大きな動きにはなっていません。ユーロ/ドルなどは1.05ドル台前半へと下落してきていますが、ポンド/ドルは1.23ドル台前半での動きであり、方向感の見えにくい状況となっています。円は全体的に小動き。ドル/円はドルインデックスの堅調などを眺めて堅調地合いとなりましたが、クロス円は株安を眺めてやや上値の重い展開となっています。ただ、全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムード強まる展開となっています。ドル/円はNY時間帯に持ち直す動きを見せましたが、前営業日付近での動きが継続しました。ユーロ/円はやや上値の重い展開となりましたが、137円台前半での推移であり、大きな動きにはなっていません。






モーニングレポート 2022.5.10

調整の動き長引くも、円安一服か
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合い。米国債利回りは大幅低下となっていますが、全体的には調整の動きが意識される中で方向感の見えにくい展開となっています。前営業日終値を挟んでの動きであり、様子見ムードが強まっています。プーチン大統領が戦争を宣言しなかったことなどを受けてユーロなどが買われ、ユーロ/ドルが1.05ドル台半ばでの推移となる一方、オセアニア通貨などは調整の動きから上値を抑えられる展開となっています。円はまちまちでの推移。ドル/円が一時131円台を回復するなど円安基調となりましたが、米国債利回りの大幅低下などを背景にドルインデックスが上値を抑えられたことでドル/円の上値も抑えられました。ドル/円は130円台前半から中盤での推移となっています。ユーロ/円も一時138円を突破する動きとなりましたが、そこからは抑えられています。また、豪ドル/円は91円を割り込み90円台半ばまで下落する展開となりました。






モーニングレポート 2022.5.9

様子見ムード強まり、ドル買い円売りの流れ一服
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。朝方はユーロに対する買い戻しの動きが意識される中でドル売り圧力が強まりました。しかし、米国債利回りが大幅上昇となる中でドル買いの流れに転じ、下げ幅を縮小しての引けとなりました。全体的に小動きとなりましたが、オセアニア通貨がやや売られる展開となり、豪ドル/ドルは0.71ドルを割り込んでの引けとなりました。円はまちまちでの推移。ドル/円は堅調地合いとなり130円台半ばまで上昇しています。米国の金融引き締めに対する思惑などから底堅い動きが展開されています。また、ドル/円の上昇を眺めてユーロ/円やポンド/円も底堅い動きが展開され、ポンド/円は161円台を回復しています。一方、豪ドル/円やNZドル/円などは上値を抑えられての引けとなっています。ただ、全体的には材料出尽くし感から様子見ムードが強まり方向感の見えにくい展開となりました。






モーニングレポート 2022.5.6

ドルインデックスは大幅上昇
為替相場では、ドルインデックスが大幅上昇。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルに対する買い戻しの動きが強まっています。また、英国の金融政策やベイリー英中銀総裁の発言などを背景にポンドに対する売りの流れが強まり、ドルの下値を支える展開となりました。ポンド/ドルは1.23ドル台中盤まで押し込まれる展開となっています。また、ユーロ/ドルは1.05ドル台半ばでの推移となっています。一方、円はまちまちでの推移。ドル/円は大きく上昇して130円台を回復する動きとなっていますが、クロス円は方向感の見えにくい展開となっています。ドル/円の上昇が下値を支える一方、米株の大幅安を背景に円買い圧力を抑える展開となっています。ポンド/円は161円割れの水準まで押し込まれていますが、全体的にクロス円は大きな動きにはなっていません。






モーニングレポート 2022.5.5

ドルインデックスは大幅下落
為替相場では、ドルインデックスが大幅下落。米国の短期債利回りが大きく下落する展開となる中でドルに対する売りの流れが強まっています。ユーロ/ドルは1.06ドル台を、ポンド/ドルは1.26ドル台をそれぞれ回復しています。米国の金融引き締めに対する警戒感が後退したことでドルに対する調整売り圧力が強まっています。ドルは対主要通貨で独歩安となっています。円は対ドルで大きく買われる一方、米株の大幅上昇を眺めてクロス円は売られる展開となっています。ドル/円は一時129円を割り込む動きとなるなど大幅下落となって推移しています。目先は129円台を回復していますが、上値は重く129円台前半での推移となっています。一方、クロス円は全体的に底堅い動きで、特にオセアニア通貨に対する買いが意識されたことで豪ドル/円が1円以上の上昇となるなど上値を拡大する展開となっています。また、ユーロ/円が137円台、ポンド/円が163円台をそれぞれ回復しています。