EAのバージョンアップ後に勝ち続ける鍵は、「パラメータ調整の技術」にあります。
EAをアップデートすると取引成績が悪くなるというイメージのある方は少なくないでしょう。
しかし実際には、EAの挙動そのものよりも、「相場の変化に対して、ユーザーがどう対応するか」のほうが成績への影響は大きくなります。
なぜなら、EAのロジックがアップデートによって変化した場合でも、その変化に合わせて取引条件を調整できれば損失をコントロールできるからです。
この記事では
- バージョンアップでEAに起こる変化
- バックテスト・フォワードテストの確認事項
- パラメータ調整のコツ
について解説します。
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EAバージョンアップで変わったのはどこ?新バージョンで押さえるべき変更ポイント

- EAのバージョンアップ後はロジックの方向性が変更される場合がある
- ロジック変更の有無はアップデートノートや取引履歴の比較で確認できる
- ロット数や損切り幅などパラメータの初期設定が変更されている可能性がある
- 設定変更を見落とすと損益額やリスクバランスに大きな影響が出る
- アップデート後は最低1週間、ログを取りながら検証してから本稼働に移行する
EAのバージョンアップ後、確認すべきは「EAのロジック・パラメータ・挙動」の3点です。
まず、自動売買の収益をに直結するEAのロジック。ロジックとは、EAごとにあらかじめ設定されている売買ルールのことです。バージョンアップによってトレンドフォロー型に強かったEAがレンジ相場に強くEAに変わることがあります。
EAロジックの傾向は、開発者が公開しているアップデートノート(改訂履歴)やフォワードテストの取引履歴を、旧バージョン時点のロジックや取引傾向と比較すると、どこがどう変わったのかが見えてきます。
特に「エントリー頻度」「トレード時間帯」「勝率の傾向」などに差があれば、ロジックが変更されている可能性が高いです。
デフォルト信頼は禁物|稼働前の“設定検証”がリスクを減らす
次に注意すべきは、パラメータ設定の初期値や推奨設定です。EAをアップデートすると「ロット数」や「損切り幅」のデフォルト値が変更されている場合があります。
| 変更項目 | 内容の例 | 見落としリスク | 運用成績への影響 |
| ロジック変更 | トレンドフォロー → レンジ対応型に変更 | 勝率や損益傾向が変化 | 相場によって大きく変動する可能性 |
| ロット数の初期値 | 0.01 → 0.1 に変更 | 損益額が10倍に | 証拠金消耗のリスクが高まる |
| 損切り幅 | 30pips → 50pips に拡大 | 1回の損失が大きくなる | 損益バランスの悪化につながる |
(EAアップデート後の着目点)
0.1ロットで取引するのと0.01ロットで取引するのとでは、1回の損益額や証拠金への負荷がまるで変わるので要注意です。
ロット数や損切り幅などの取引条件は、必ず確認し、自分で調整しましょう。
また、アップデート後は一時的に利確と損切りのタイミングが取引ごとにブレることがあります。不要な損失を防ぐため、が見られるケースもあります。焦って稼働させるより、アップデート後、1週間ほどのログを記録・比較してから本格稼働させるのがおすすめです。
検証って面倒?実は“これだけ”でリスクは減らせる。バックテストの確認事項
アップデート後のEAの特性を見極める手段としてバックテストがあります。バックテストでは、成績の差に目が行きがちかもしれませんが、EAの検証に必要なのは条件を揃えた上での比較です。
| 検証項目 | 具体的な見方 | 注意点 |
| 期間・通貨ペアの統一 | 旧版と同じ期間・通貨で再検証 | 期間がズレると比較の意味がなくなる |
| 勝率の比較 | 勝率が5%以上上下していないか | 急変していればロジック変更の可能性 |
| 最大ドローダウン | 最大DDの数値を前回と比較 | DDが増えていればリスク増 |
| 取引頻度の変化 | 月間取引数を比較 | 過剰に増えていないかを確認 |
| パラメータの過剰最適化 | 最適化項目が多すぎないか | パフォーマンスが“良すぎる”と要注意 |
(バックテストテストでみるべき5項目)
バックテストは「旧バージョンと同じ通貨ペア・同じ期間・同じデータ品質」でテストを行うことが前提です。検証条件が一致していないと、ロジックによる変化なのか、相場環境やデータ精度によるブレなのかが判別できません。
たとえば、旧バージョンでは「ドル円・1年間・高精度ティックデータ」で検証していたのに、新バージョンは「ユーロドル・半年間・低精度データ」で比較した場合、数字の良し悪し自体が意味を持たなくなります。
勝率や損益の差を見ても、それがロジックの進化によるものか、単に検証条件の違いなのか判断ができないのです。
バックテストは“競争”ではなく“検証”です。成績が良くなっていたとしても、それが過剰最適化(ヒストリカルデータに合わせすぎたチューニング)によるものであれば、実運用ではかえって成績が不安定になってしまいます。
「なぜか良すぎる成績」は危険信号|過剰最適化に潜む5つのワナ
バックテストで極端に成績が良すぎる場合、それは「過剰最適化(カーブフィッティング)」の可能性があります。これは、EAが特定の過去データに“合わせすぎた”結果、本番では通用しない不安定なロジックになっている状態を指します。
以下のような5つの傾向がバックテスト結果に見られた場合は、過剰最適化を疑って検証し直す必要があります。
| 状況・特徴 | カーブフィッティングの兆候 | 回避方法 |
| パラメータが20項目以上設定されている | 一部の相場でのみ極端に勝率が高い | 主要項目に絞り、3〜5項目程度に限定する |
| 特定の通貨ペア・時間帯でのみ異常な成績 | 他の通貨や時間帯では通用しない | 複数通貨・複数時間軸で再検証し、一貫性を確認 |
| DD(最大ドローダウン)が極端に小さい | リスクが見かけ上“消えている”ように見える | 長期検証(10年以上)で耐久性を確認 |
| 利益曲線が右肩上がりに一直線 | 実運用では見られない“理想値”に近すぎる | フォワードテストでも成績が再現されるか確認 |
| 一部の年・月にだけ爆発的な利益 | 特定相場に“当てはめている”可能性が高い | 他年度・他相場でも再現されるか検証 |
(カーブフィッティングを疑うべきサインと回避方法)
具体的には、勝率が異常に高く、ドローダウンが極端に小さい場合、それは見た目には「理想のEA」に見えるかもしれません。
しかし、実際には“過去のある特定の条件”にだけ最適化されたロジックである可能性が高く、現在や未来の相場環境ではまったく機能しないことも多いのです。
そのEA、過去データにだけ強くない?|カーブフィッティングの見抜き方
- バックテストは通貨・期間・データ品質を統一して比較することが前提
- 期間を分割して複数区間で安定性を確認することが重要
- 通貨ペアを変えても一貫して成績が出るEAが信頼性高い
- 細かすぎるパラメータ調整が必要なEAは実運用では不安定になりやすい
- 一部期間で極端に良い成績は相場依存の可能性があるため要検証
過剰最適化を回避するには、まず「バックテスト条件の統一」が必要になります。上記の表にあるように通貨ペア・検証期間・データ品質を揃えてください。
その上で、有効なのが「期間分割テスト」です。たとえば、過去5年間のデータを2~3年ずつに分けて、それぞれで安定したパフォーマンスが出ているかを確認しましょう。
1期間だけ極端に成績が良い場合は、その時期の相場に依存している可能性があります。また、「複数の通貨ペアで検証する」ことも有効です。
複数の通貨ペアで安定した成績を出せるEAは、ロジックの汎用性が高く、過剰最適化のリスクも低くなります。
最後に「パラメータを粗く設定しても安定しているか」も確認ポイントです。数字を1単位で細かく調整しないと動かないEAは、実運用では不安定になりやすいため注意が必要です。
EA更新後のリアルな挙動はここで判明|フォワードテスト活用法
- バックテストとフォワードテストの条件はできるだけ統一する
- MT4/MT5の設定・サーバー・口座種別を本番環境に合わせておく
- ログを記録し、エントリーや決済の挙動を照合する
- 勝率や取引頻度にズレがある場合は、ロジックの変化を疑う
- スプレッド・約定遅延など実環境の影響も想定しておく
バックテストは、過去の相場における理論上の成績を確認する検証方法でしたが、フォワードテストは、現在のリアルタイム市場での実際の挙動を確かめる運用シミュレーションです。
バックテストでは「理想化された約定環境」での動作確認になるため、スプレッドや約定の遅延、サーバー負荷など現実的な要素は反映されません。
一方、フォワードテストでは、そうした現実の不確定要素を含めた「実戦環境」での確認が可能です。
だからこそ、テストの際にはMT4/MT5の環境設定や取引サーバー、口座種別(ECN/スタンダード)まで本番に合わせておくことが重要です。
EAのロジックや実運用における挙動の再現性を確かめるためにはバックテストと同じ期間・条件でログを記録し、取引内容を照合するのが有効です。
取引頻度や勝率が大きく異なる場合、EAの設計変更や挙動不具合のサインといえるでしょう。
資金を動かす前にやるべきこと|デモ口座でEAのクセと弱点を見抜く
実取引前にデモ口座でEAの挙動を確認すると、最適な取引条件を考えやすくなります。運用資金に合わせた最適なロット数や損切り幅でEAを稼働させれは大きな損失は防げるでしょう。
| 検証項目 | 内容 | 確認ポイント |
| ① EA設定 | MT4/MT5にEAを導入し、デモ口座と接続 | 稼働状態が「ニコちゃんマーク」になっているか |
| ② バックテスト | 過去データで売買ロジックを検証 | 損益グラフが右肩上がりか・最大DDが小さいか |
| ③ フォワード検証 | デモ口座で数日〜数週間稼働 | 約定タイミングがロジック通りか・滑りがないか |
| ④ ドローダウン確認 | 資金の減少幅(DD)を記録 | 最大DDが資金の20%以下であること |
| ⑤ 連敗数 | 連続して負ける回数を確認 | 過去検証と近いか・異常な偏りがないか |
| ⑥ 取引頻度 | 想定された頻度でトレードが行われているか | 月10回以下など、EAのタイプと一致しているか |
(デモ口座で行うべき検証ステップと見るべき数値指標)
デモ口座を使ったEA運用でとくに注目すべきは、最大ドローダウン(DD)です。最大ドローダウン(DD)とは、運用中に資産がどの程度落ち込んだかを示す指標です。
DDが大きすぎれば、少額スタートでも強制ロスカットのリスクがあり、資金管理の根本を見直す必要があります。逆に、DDが小さいEAは堅実性が高いといえます。
その上で、最大ドローダウン(DD)は20%以下で資産運用するのが「現実的な上限」とされています。
なぜなら、DD20%と30%では、損失を戻すのに必要な利益が大きく異なるからです。
減った分を戻すのは何倍も大変|DD20%超で“回復不能”になるワケ
10万円の資金でEAを始めた場合、最大ドローダウン(DD)が30%=3万円の下落を意味します。このとき残高は7万円。
この減った3万円を取り戻すには、残された資金(7万円)を元に、約43%の利益を上げなければなりません。つまり、資金を3割減らすのは一瞬でも、元に戻すには“1.4倍”の回復が必要になるのです。
資金を戻すには、損失額の約2倍の利益が必要になります。これはトレードで連続して利益が出ないと回復が見えてこないでしょう。
一方、DD20%であれば、10万円に戻すために必要な利益は損失額の25%、つまり2万円の回復で済みます。
25%の利益であれば、トレードで連続した勝ちが出なくとも、「ロット数を調整する」「通貨ペアを変更する」などの運用ルールを見直すだけでも資金回復が見込めます。
手を入れるのは“ここだけ”|失敗しないパラメータ調整ルール
- EAロジックに関わる「移動平均」や「フィルター条件」には触らない
- 調整すべきは「ロット数・利確幅・損切り幅・トレーリングストップ」の4項目
- 変更はMT4/MT5の「パラメーター入力」画面からいつでも可能
- 設定は「リセット」ボタンで初期状態に戻せるため安心して調整できる
- 複数の変更は避け、1つずつ小さく試しながら結果を検証することが鉄則
パラメータ調整で抑えるべきは、移動平均の期間やフィルター条件など、EAのロジックに関連するパラメータを触らないこと。
ロジックを司るパラメータを触ると、EAの挙動が変わり損失が大きくなる可能性があるため、そこは触らないでください。
その上で、パラメータで調整すべきは、「ロット数・利確幅・損切り幅・トレーリングストップ」の4項目です。
上記の4項目は、MT4やMT5のEAプロパティ設定画面から簡単に変更・復元が可能です。
EAの設定を開いた際に表示される「パラメーターの入力」タブでは、それぞれの数値を直接入力するだけで反映されます。
初期状態に戻したい場合は「リセット」ボタンを押すことで、デフォルト値に即座に戻すことも可能です。
パラメータを調整するときは「一度に変えすぎない」こと。複数の変更を同時に行うと、結果が良くても“どの変更が効いたのか”がわからず、次の判断に迷いが出てしまいます。
1つずつ、小さく、そして確実に。これが、EA調整における失敗しない鉄則です。
最初の一歩はここから|初心者が触ってOKなEAパラメータガイド
| パラメータ項目 | 主な目的 | 調整例 | 設定の影響 | 難易度 |
| ロット数 | 取引ごとの金額調整 | 0.01 → 0.02 | 損益額が増減 | 低 |
| 取引時間帯 | 取引発生の時間帯を制限 | 全時間 → 欧州時間のみ | 取引頻度を抑えられる | 低 |
| 最大スプレッド | コストの高い約定を防ぐ | 3.0 → 2.0 | スプレッドが広いときの取引を制限 | 低 |
| ニュースフィルター | 急変動リスクの回避 | 指標発表前に自動停止 | 大きな損失回避に有効 | 中 |
| トレーリングストップ | 利益確保を自動化する | 15pips → 10pips | 利確位置が相場に合わせて変動 | 中 |
(初心者が最初に調整して良いパラメータ項目)
調整すべきはEAのロジックに影響しない項目です。
ロットサイズ、損切り幅、利確幅、トレーリングストップの4つは、いずれも「リスク管理の調整手段」であり、EAの売買判断やエントリーのタイミングロジックには一切影響しません。
調整の際は、いきなり数値を大きく変えるのではなく、0.01ロット・5pips単位などの“小さな幅”で一つずつが原則です。
ロット数などの数値を大きく変更すると、万が一、減益になったときの損失額も大きくなります。
0.01ロット単位や5pips単位といった「検証しやすい幅」で調整することで、損失を最小限に抑えつつ、各パラメータが与える影響を一つずつ確実に見極められるようになります。
小さな単位で段階的に調整することで、「どのパラメータの変更が効果的だったのか」が明確になり、損失を抑えながら利益をつくるロット数や損切り幅の設定を自分で考えられるようになります。
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この記事では、EA運用のリスクを最小限に抑えるための検証方法やパラメータ調整のコツを解説しました。
パラメータ調整のコツは、EAのロジックに影響しないロット数や損切り幅を小さく調整することです。
実はEAの実践に抑えたいバージョンアップ後の調整・運用のコツ
- デモ口座で最大DDを重点的に検証する
- DD20%以内を目安にすると運用の継続性が高まる
- 調整はロット・利確幅・損切り幅・トレーリングに限定する
- 調整は0.01ロット・5pipsなど“小さな幅”が鉄則
EA運用で利益を上げるには、変化する相場に合わせて調整していく力が欠かせません。その市場への対応力を支えてくれるのが、アップデートされ続けるEAの存在です。
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