少額資金でEAを始めたものの、たった数日で資金が半分以下になったり、相場がEAの強みと逆の動きをしたりして利益が出なかったケースがあることをご存知でしょうか?
自動売買で利益が出ない原因の多くは、通貨ペアの選び方やロット設定、相場との相性など、“前提の理解不足”にあります。
その原因は、
- 自動売買=放置で稼げる
- 通貨ペアを詳しく見なくていい
- 「バックテストで勝っているEAなら安心」
といった誤解と思い込みにあります。
自動売買で利益が出ない要因として多いのは、EAをよく理解しないまま「なんとなく」で動かしてしまったこと。
この記事では、FX初心者が見落としがちな「EA運用の失敗パターン」と、その回避方法について、具体例を交えながら詳しく解説しています。
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EAは「初期設定して放置」が一番危ない!初心者が陥る5つの落とし穴
- 稼働後にEAの動作チェックを一切していない
- VPSやMT4が停止していても気づかない
- 想定外の経済指標や相場変動にEAが対応できていない
- 初期設定のままでパラメータの最適化をしていない
- 含み損に気づかず資金管理を怠っている
EAは、損切りや売買条件を決めてしまえば「稼げる」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
自動売買で収益が上がらない理由は、「EA放置で放置で稼げる」という認識です。
EAは、事前に売買ルールを組み込んで自動で取引してくれるツールです。しかし、相場は常に変動しており、1度設定した売買ルールでずっと稼げる保証はどこにもありません。
たとえば、ドル円など通貨の相場は刻一刻と変わります。
「ドル円が130円になったら買う」というルールでEAを設定していたとしましょう。
ところが、そこから円高が進み、125円、120円とどんどんドルが安くなると、買った時よりも安い価格が続くため、含み損がどんどん膨らんでいきます。
つまり、「買ったのに、値段が下がり続けている」状態が長く続くと、資金が圧迫されてしまうのです。
また、そもそもトレードの基盤となるVPSやMT4が停止しても、通知機能を有効にしていなければ気づけないでしょう。
具体的には、
- 深夜にVPSが再起動され、MT4が自動的に立ち上がらず、EAが停止
- 週明けの窓開け相場でエントリーが必要だったのに、気づかずノーポジション
- 証拠金維持率が急落していたのに、アラート設定がないためロスカット直前に気づく
こうした事態は、EAが「止まっていた」「想定どおりに動いていなかった」ことに、数時間〜半日以上あとで気づくというケースも多く、結果として大きな損失やチャンスロスにつながります。
特に少額資金や高ロット設定のEA運用では、1回の通知漏れが大きな損失を招きかねません。
MT4のエラー通知アラートやVPSの稼働監視メールなどを事前に設定しておけば、損失の予兆に気づけるでしょう。
EA運用における失敗は、大半が設定や仕組みの問題ではなく「情報管理の仕方」に起因しています。
EAで失敗しないためには、「ほったらかし」にしないことが大切です。EAが動いているかを毎日チェックしたり、週に1回は運用成績を見直したりするだけでも、自動売買で損失を出しにくくなります。
さらに、相場が大きく動きやすい雇用統計や政策金利の発表などの予定をカレンダーで確認しておけば、そこを避けて取引することもできるでしょう。
「設定したら安心」は危険。EAを放置してロスカットに陥った3つのリアルな事例
シチュエーション | 放置の原因 | 結果 |
年始の相場急変時にEAを稼働し続けた | 年末年始の相場変動リスクを見落とし、設定を変えずに放置 | スプレッド拡大と価格急落でロスカット発動 |
FOMC発表時のポジション保持 | 重要指標のタイミングを把握せず、自動エントリーを継続 | 急騰に逆張りで巻き込まれ、証拠金維持率が低下 |
VPS停止に気づかず1週間以上放置 | 通知設定をせず、稼働状況を定期確認していなかった | EAが停止してポジションだけ残り、損失が拡大 |
(EA運用失敗事例)
自動売買はあくまで“補助ツール”です。どれだけ優れたEAでも、相場の変動リスクを完全に予測するのは不可能です。
自動売買=放置で安定ではありません。
前述の通り、VPSやMT4の不具合でEAが停止していたり、米国の雇用統計(NFP)やFOMC(連邦公開市場委員会)の金利発表が行われたりすれば、わずか数分でドル円が50〜100pips以上急変動すること珍しくありません。
普段は機能しているEAのエントリータイミングや利確・損切りの判断がまったく機能しなくなってしまうのです。EAはあくまで過去にあった取引データをもとに、利益が出るであろうロジックを組み込んだツールに過ぎません。
経済指標の発表による急な相場変動には、即座に対応できないため、自動売買=放置で安定とは言えないのです。
だからこそ、損失を抑えるために定期的な稼働状況のチェック、イベント前の一時停止、VPSの監視設定など、“見守り”が必要となります。
ロットの欲張り設定が命取りに。小さな資金ほど「守り」が必要
EAの運用でよく見られる失敗が「ロットの設定」による損失です。
誰だって「少ない資金で早く稼ぎたい」と考えるでしょう。しかし、その気持ちがロット設定に現れると、EA運用は極端に不安定になります。下記のように、過大なロット設定はわずか数回のドローダウン(損失の連続)で資金を一気に失う原因となります。
シチュエーション | ロット設定 | 破綻の流れ |
10万円の資金で0.2ロットを設定 | 1ポジションあたり約2万円の必要証拠金 | 数回の連続損失で含み損が膨らみ、5ポジションでロスカット |
30万円でEAの推奨ロットの2倍に設定 | 推奨0.1ロットに対して0.2ロットで稼働 | 1週間の調整局面でドローダウンが拡大し、証拠金維持率が急落 |
5万円の少額資金で「一発逆転」を狙って0.5ロットに | 必要証拠金に対し余剰資金がほぼゼロ | 1回の損切りで口座残高が半減し、2回目で強制ロスカット |
(ロットの設定で起こる失敗例)
たとえば、5〜10万円といった少ない資金で「0.2ロット以上」の大きな取引をすると、相場が少し逆に動いただけで、大きな含み損が出てしまい、そのせいで生じる含み損によって、資金の5〜6割をショートさせてしまうケースも珍しくありません。
その結果、証拠金が足りなくなり、相場が戻る前に自動で強制ロスカットされてしまうことも。また資金に対してロットが大きすぎると、ちょっとした変動にも耐えられず、資金が減ってしまいます。
上記のような状態では、証拠金が少ないため、ポジションを維持するための余力(証拠金維持率)がすぐに限界を超えてしまい、ロスカットされやすくなるからです。
特に注意したいのがEAの推奨ロットを超える設定は「うまくいけばラッキー」というギャンブルに近い運用であり、「想定外が起きたら即アウト」で、そうなれば資金が一気に目減りしてしまいます。
ドローダウンが高い=“お財布スカスカ状態”。気づかず続けると、残高ゼロに一直線
- ドローダウンとは「最大でどれだけ資金が減ったか」を示す指標
- 「一時的な減少幅」を表すため、含み損も含めて把握が必要
- お金が減っても回復する見込みがあれば“まだ運用は続けられる”
- 大きなDDは、証拠金維持率を下げロスカットの引き金になりやすい
- 自分のリスク許容度に応じたDD管理がEA運用の安定性を左右する
ドローダウンとは、EA運用で「どれだけ資金が一時的に減ったか」を示す数字。言わば、財布の中身の減り具合です。
相場の急変にも耐えられる運用にするために、EA運用の鍵を握るのがドローダウンの設定です。
仮にあなたがEA運用のために10万円を口座に入れたとします。ある週に連敗が続き、含み損が増えて、資金が一時的に3万円まで減ったとします。このときの減少額7万円、つまり「運用中にどれだけ資金が減ったか」がドローダウンです。
ドローダウンが増えると資金が枯渇し、EA運用が継続できなくなってしまいます。
たとえ相場に合ったEAでも、相場が不利な状況で含み損を抱えることは避けられません。
その際にドローダウンが大きいと、証拠金維持率が下がり、ロスカットが発動しやすくなり、相場が回復する前に強制的に決済されてしまい、大きな損失を抱えたり、その取引で得られていた利益を逃してしまったりするリスクがあります。
“最大ドローダウン=運用の寿命”初心者が守るべき数値とは?
ドローダウンが資金の20〜30%以内に収まるようにしておけば、連敗や一時的な相場の逆行があっても、運用が継続できます。
なぜなら、ドローダウンが資金の20〜30%以内に収まるようにしておけば、証拠金にある程度の余裕が生まれるため、連敗や一時的な相場の逆行にも耐えることができるからです。
仮に一時的に損失が出ても、資金がすぐに底をつくような状況にはなりません。
ドローダウン設定 | 10万円の口座資金に対する損失額 | 残資金の余力 | リスク評価 | 備考・運用のヒント |
10% | 1万円 | 9万円 | 非常に低リスク | 安定志向。大きな変動にも強く、長期運用向き |
20% | 2万円 | 8万円 | 低リスク | 損失を抑えつつ収益も狙えるバランス設定 |
30% | 3万円 | 7万円 | 中リスク | 推奨ライン。一定の損失許容で次の相場チャンスを狙える設計 |
(資金とドローダウンの設定)
10万円の資金でドローダウンが3万円(=30%)までなら、まだ7万円の余力があります。これは次のチャンスを待つための「運転資金」が残っている状態です。
逆に、最初から50〜60%のドローダウンを許容する設計にしてしまうと、少し連敗が続くだけで証拠金が足りなくなり、EAが動かせなくなったり、ロスカットされるリスクが一気に高まります。
EA自体に得意な相場と得意な稼ぎ方が設定されているため、自動売買は裁量トレードよりも取引の判断ミスが起こりにくい手法です。
しかし、だからと言って自動売買はドローダウンの設定を高くするなど、リスクをとれば必ず稼げる手法ではありません。
資金がゼロになれば、どんなに良いEAも運用は不可能です。だからこそ、資金の2〜3割までの損失に耐えられる設定にしておくことが、安定したEA運用の第一歩なのです。
そのEA、大丈夫?初心者が見落としがちな「初期設定」の注意点
EAには、あらかじめ得意な稼ぎ方と相性の良い通貨が決められていて、トレーダーがその相性を把握していないと、自動売買の利益は最大化できません。
EAとMT4の設定ミスも自動売買で稼げない要因になります。具体的に失敗の原因となるのが通貨ペアの設定です。
売買ルールと違って、通貨ペアは設定すれば一律で同じ動きをするわけではありません。
リスク要因 | よくある初心者の勘違い | 想定される失敗例 |
通貨ペアの特性を無視 | 「どの通貨でも同じように動く」と思い込む | 高ボラティリティ通貨でEAが誤作動し、ロスカット |
バックテストとフォワードテストの違いを未理解 | 「過去の成績がいい=今後も稼げる」と過信 | リアル運用で想定外の動きに対応できず損失 |
MT4の設定を間違える | 「インストールすればすぐ使える」と考える | 自動売買が正しく作動せず、機会損失やエントリーミス |
(EA・MT4の設定時に多い勘違い)
「ポンド円(GBP/JPY)」は、1日に1円以上(=100pips以上)動くことも珍しくありませんし、「ドル円」や「ユーロドル」の約2〜3倍のボラティリティ(価格の動きの幅)がある場合もあります。
また、MT4側に正しく通貨ペアを設定しなければEAが動かず自動売買は始まりません。
どの通貨ペアを選ぶか、そしてボラティリティなどを正しく理解し損切りルールを決められるかが、EA運用の成果を大きく左右します。
自動売買で失敗しないためには、通貨の特性を把握した上でMT4とEAの設定をする必要があります。
通貨ペアの相性を無視して失敗!価格変動の違いに翻弄された3つの事例
通貨ペア | ボラティリティ(1日の値動き) | 失敗の流れ |
ポンド円(GBP/JPY) | 高ボラ(100 pips以上/日) | 0.05ロット設定で急変時に含み損が数日膨らみ、ロスカットされた |
ユーロドル(EUR/USD) | 中ボラ(50~70 pips/日) | 安定と考え過大ロットで運用し、突発指標により一撃の損失を被った |
ドル円(USD/JPY) | 低ボラ(40~60 pips/日) | ボラが小さいと判断してロットを増やした結果、レンジ相場で含み損が累積した |
(通貨ペアごとの値動きで生じる失敗例)
値動き幅は通貨ペアごとに異なります。
ポンド円のように値動きが激しい通貨ペアでは、1pipsの変動で得失する金額が大きくなります。
たとえば0.05ロット(=5,000通貨)で取引する場合、1pipsの変動で約50円の損益が発生します。これが200pips逆行すれば、50円 × 200pips=約1万円の含み損です。
5万円の資金でこの損失が発生すると、残高の20%が一気に減ることになり、証拠金維持率も急低下します。証拠金維持率が一定以下になると、強制ロスカットが発動され、保有ポジションが自動的に決済されてしまいます。
損失を抑えながら利益を上げるには「EAと相場の相場」を見極める必要があります。
そのEA、通貨ペアに合ってる?EAタイプ別“活躍ゾーン”公開
EAの実力を発揮させるには、「相場との相性」がとても大切です。どんなに優秀なEAでも、得意じゃない相場で使ってしまえば、うまく機能しません。
タイプ | 特徴 | 相性の良い相場 | 推奨通貨ペア |
トレンドフォロー型 | 上昇・下降トレンドを追って利益を狙う | 強いトレンドが発生している相場 | ドル円(USD/JPY)、ユーロドル(EUR/USD) |
レンジ狙い型 | 一定の価格帯で上下する動きから利益を得る | 横ばい・方向感のない相場 | ユーロ円(EUR/JPY)、オージードル(AUD/USD) |
ナンピン・マーチン型 | 逆行時にもポジションを追加して平均価格を調整 | 急変動の少ない安定相場 | ドル円(USD/JPY)、ユーロドル(EUR/USD) |
スキャルピング型 | 短時間で小さな値幅を狙う高頻度取引 | ボラティリティが一定の時間帯 | ユーロドル(EUR/USD)、ポンドドル(GBP/USD) |
(EAタイプ別の特徴と相場・通貨ペアの相性)
たとえば、「トレンドフォロー型」のEAは、チャートが右肩上がり(または下がり)にきれいに動いているときに強みを発揮します。
その反面、相場がヨコヨコ(レンジ相場)のときに使うと、思ったほど利益が出ず、損切りばかりになるケースも少なくありません。
逆に、「レンジ狙い型」は、そのヨコヨコの相場が得意。上下の幅が決まっているような動きの中で、反発を狙って利益を出します。ただし、急に大きなトレンドが出ると、その戦略では対応できず、損を出してしまうこともあります。
「ナンピン・マーチン型」は、逆行してもどんどんポジションを増やしていく仕組みです。ナンピン・マーチン型は相場があまり動かないときに効果的ですが、急な変動があると一気に大きな損失になる危険があります。
損失を抑えるには、値動き幅が小さい通貨ペアと組み合わせて運用するのが有効です。
「スキャルピング型」は、細かい利益をコツコツ狙うタイプ。短時間で何度も取引をするため、動きが安定していてスプレッドが小さいタイミングで使うのがポイントです。
EAは万能ではなく、それぞれのタイプに合った相場や通貨ペアで運用することが成果を大きく左右します。選定時にはEAの特徴と、狙うべき市場環境の相性をしっかり確認しましょう。
「過去の成績=将来の利益」ではない!バックテストとフォワードテストの違い
項目 | バックテスト | フォワードテスト |
テスト対象 | 過去の相場データ | リアルタイムの現在相場 |
実行環境 | 理想的な条件(スリッページなしなど) | 実際のMT4/VPS環境 |
反映される要因 | 価格変動のみ、スプレッド固定 | 通信遅延、スリッページ、スプレッド変動など |
主な目的 | ロジックの基本性能を参考値として確認する | 再現性と安定性をリアル相場で検証する |
信頼性 | 理論上の参考値に過ぎない | 実運用に近い精度でEAを評価できる |
(バックテストとフォワードテストの違い)
EAを選ぶときに相場の相場と合わせて気をつけたいのが、過去の実績だけで使うEAを選ばないことです。
EAの収益性を確認するときに見るべき項目として「バックテスト」と「フォワードテスト」がありますが、それぞれをどう使うかで自動売買で得られる収益か変わってきます。
EAは、バックテストの結果で使うEAのタイプを決める。フォワードテストの結果で実際に稼働させるEAを絞り込むのがおすすめです。
バックテストとは、過去の相場データを使って「このロジックはどのくらい利益を出せたか」を理論的に検証するものです。スプレッドは固定で、スリッページも起きない、つまり“理想の環境”でシミュレーションしているに過ぎません。
バックテストの結果はあくまで初期評価の参考であり、確実な将来を保証するものではないのです。一方、フォワードテストは、実際の相場でEAを動かし、リアルな環境で挙動を確認する手法です。
スプレッドの変動や約定のズレ、通信の遅延といった“現実ならではのノイズ”も含まれます。フォワードテストの結果みると、実際の取引におけるEAの挙動がわかります。
EAを選ぶときには、バックテストだけで判断せず、フォワードテストの結果と合わせて見るべきです。両方を比較することで、EAの実力とリスクをより正確に把握できます。
「参考値」と「実測値」。2つの側面から使うツールを考えると、損失が出にくいEAを選べます。
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自動売買はどのEAを使うかで得られる利益が変わってきます。
EA選びで失敗しないために抑えるべきなのがEAのタイプや相場との相性、ロット設定、バックテストとフォワードテストの違いです。
その上で、EAと相場の相性を加味してロット数を小さくすると、大きな損失が抑えられます。
とは言え、EAの相性を覚えてロットの設定を考えるのは手間がかかるもの。
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