MT4で描いたラインを削除する方法を全てご紹介します。
ツールを新しく導入しなくても、MT4に最初からある機能で以下の操作ができます。
- 描いたラインを消す
- 残したいライン以外を一括削除
- 全てのラインを一括削除
簡単な操作で消したラインを復元する事もできるので、普段のチャート分析を効率よくする事ができます。
MT4で描いたライン・オブジェクトを一括削除
MT4のチャート上に描いたライン・オブジェクト(図形やアイコンなど)を一括削除する方法を解説します。
具体的には、二通りの方法があります。
- 新しくチャートを表示する方法
- 一覧から一括削除する方法
新しいチャートを表示して一括削除
新しくチャートを表示して、ライン等が消された状態にする方法です。
まず、表示中のインジゲーターなどを引き継ぐために「定型チャート」を保存します。
インジケーターの表示も不要という方は、この手順は不要です。
チャートの余白部分(ローソク足のないエリア)で右クリック、「定型チャート」→「定型として保存」をクリックします。
適当な名前を付けて保存しましょう。(未入力でも「template」として保存されます。)
次に、MT4上部のタブから「ファイル」→「新規チャート」をクリックします。
通貨ペアの一覧が表示されるので、表示したいチャートを選択しましょう。
新規チャートを開くと、このように何もないチャートが表示されます。
チャートの余白部分(ローソク足のないエリア)で右クリック、「定型チャート」→「さきほど保存したテンプレート」をクリックして適用します。すると、ラインを消した状態でいつも通りのインジケーターを一瞬で設定できます。
一覧から一括削除する方法
MT4の一覧から、全てのライン・オブジェクト(図形やアイコンなど)を削除する方法です。
この方法では、自動売買(EA)によって描かれた売買履歴のアイコンも一括削除できます。
MT4のチャート画面にて右クリック、「表示中のライン等」を選択します。
このように描いたラインの一覧が表示されます。
ラインやテキストのみを削除したい場合は不要ですが、自動売買の売買アイコンなど全て削除する場合は赤枠の「すべて」をクリックします。
一覧に表示されている項目で一番上をクリックして選択します。
その後、「Shiftキー」を押しながら一番下の項目をクリックすると画像の様に青色になります。
これで全てを選択出来ている状態です。
この状態で「削除」をクリックするとラインやオブジェクトを一括削除完了です。
直前に描いたラインから消す方法
「Backspaceキー」を長押しすると、直前に描いたラインから順番に消す事ができます。
一括削除と違って瞬時に全てのラインを消せませんが、ボタン一つで操作が終わるので簡単です。※消したくないラインまで削除した場合は、「Ctrlキー」を押しながら「Zキー」で復元できます。
MT4でラインを指定して消す方法
こちらの画像の様に、複数ラインを描いていて「特定のラインのみ」を消したい時の方法を解説します。
消したいラインをダブルクリックします。
すると、図のようにラインの中央・両端に点が表示されます。
この状態で「Deleteキー」を押すと、ダブルクリックで指定したラインのみ削除できます。
特定のラインを残して消したい場合
前述した方法を応用すると、特定のラインを残して一括削除する事も可能です。
例えば、図の赤ラインだけを残して削除したい場合は、「それ以外のラインをダブルクリック」します。
図のように、消したいライン全てに「点」が付いていれば指定完了です。
この状態で「Deleteキー」を押すと、図のように未選択のラインを残して一括削除できます。
特定のオブジェクトのみ消したい場合
例えば、表示中のチャートから「水平線のみを消したい」場合の方法を解説します。
チャートの余白部分(ローソク足のないエリア)で右クリック、「表示中のライン等」をクリックしたあと、表示された一覧上部「名前」をクリックします。
これを行う事で、ラインやオブジェクトの種類ごとに自動で整理されます。
「水平線のみ」を一括削除したい場合は、水平線の一番上をクリックし「Shiftキー」を押しながら一番下の水平線をクリックします。これで、チャート上の全ての水平線を選択できた状態です。あとは、右側の「削除」をクリックするとチャートから水平線のみを一括削除できます。
まとめ
- ラインは「一覧」or「Backspaceキー」で一括削除
- 指定してラインを消すには「一覧」on「チャート上で選択」
- 元に戻すには「Ctrlキー&Zキー」
今回は、MT4でラインを消す方法についてまとめました。
FXではチャート分析の時間が大切ですが、時間をかけるほど不要なラインも初心者は特に描いてしまいます。不要なラインは消して、シンプルで見やすいチャート作りも大切です。
是非、今回ご紹介した方法を役立てて下さい。