EA-BANK モーニングレポート
米国市場休場(6.20 NY時間)
昨日のNY市場は、米国がジューンティーンス独立記念日の祝日のため、株式市場、債券市場ともに休場となりました。
為替相場 – 対ユーロ、対ポンドでも利回り差で円安進行
為替相場では、ドルインデックスが上値を抑えられる展開となっています。米国市場が休場となる中で大きな動きにはなりにくい展開となりましたが、欧州株式市場が上昇し、欧州債利回りが上昇したことでユーロに対する買いの動きが意識され、ドルの上値が抑えられる展開となっています。現状ユーロ/ドルは1.05ドル台を回復しての動きとなっています。ただ、積極的に買い進む展開にはなっておらず、1.05ドル台前半での推移となっています。また、ポンド/ドルは1.22ドル台半ばまで上昇する展開となっています。
一方、円は軟調地合いとなっています。全体的に大きな動きにはなっていませんが、欧州株の上昇などを受けてリスク志向の動きが意識されて円売りの流れが強まる状況となっています。ドル/円は大きな動きにはなっていないものの、底堅い動きが意識されており、クロス円も堅調地合いとなっています。現状ドル/円は135円台前半で、ユーロ/円は142円を挟んでの動きが展開されています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 狭いレンジでの動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限と中心線で挟まれた狭いレンジでの動きとなっています。バンドの中心線では支えられる動きを見せていることから下値の堅さは意識されているものの、大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まる状況となっています。
現状、バンド幅が縮小傾向となっています。市場にはエネルギーが蓄積されている状況です。動き出したら大きくなる可能性は十分にあり、バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要です。ただ、目先は底堅い動きを見せているとはいえ、方向感の見えにくい状況であり、まずは方向感を探る展開ということになりそうです。バンドの上限もしくは下限での動きに注意が必要な局面です。