EA-BANK モーニングレポート
米国市場休場(2.21 NY時間)
昨日のNY市場はプレジデンツデーの祝日により株式市場、債券市場ともに休場となっています。
為替相場 – プーチン大統領がウクライナ親ロ派地域の独立承認に署名、円堅調
為替相場では、ドルインデックスが小幅に上昇しての推移となっています。朝方は調整の動きが意識されましたが、地政学的リスクの高まりを背景に安全資産としてのドルに対する買いの流れが意識され、持ち直す動きとなりました。ただ、全体的には米国祝日を受けて大きな動きにはなっていません。そうした中でポンド/ドルは小幅に上昇して1.36ドル台を回復しての動きとなり、ユーロ/ドルは小幅に下落して1.13ドル台前半での推移となっています。
円はやや買われやすい地合いとなっています。様子見ムードが意識される中でロシアのプーチン大統領がウクライナ親ロ派地域の独立承認に署名などといった報道を嫌気し、リスク回避的な動きが高まったことで円に対する買いの動きが意識される状況となりました。ドル/円は115円を割り込んでの動きとなり、ユーロ/円は130円台を割り込んでいます。ただ、スイスフラン/円などは堅調地合いであり、全体的には大きな動きにはなっていません。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 小幅持ち直し
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限と中心線で挟まれたレンジでの動きが維持されています。上値の重い展開が継続していますが、目先は日中安値から小幅に持ち直す動きが展開されています。ここから上値を拡大してバンドの中心線を抜けてくるかどうかがポイントとなりそうです。中心線を抜けることができなければ、上値の重い展開が継続といった流れとなりそうです。
現状、バンドの上下限中心線は横ばいからじり安といった動きとなっています。トレンドそのものは若干下向きながら、横ばいへと変化したらレンジ圏での動きが意識されやすくなるでしょう。そうなれば下値を拡大する動きも一服するものと思われます。ただ、バンドの上下限中心線が再度下落の勢いを強めれば、売りの流れが意識され警戒感が高まりそうです。