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- 8.17
FX×EA(MT4)ユーザーのためのモーニングレポート
ダウは押し目買いにより上値拡大(8.16 NY時間)
昨日のNY市場は、米株がまちまちでの引け。朝方はダウが280ドル安水準まで押し込まれたものの、売り一巡後は持ち直し基調を強め、結局110ドル高水準での引けとなっています。中国の指標の悪化とアフガン情勢を受けてリスク回避的な動きが強まりましたが、依然として米国の足元の経済改善に対する期待感や早期の金融引き締めに対する思惑が後退したことなどを受け、押し目買い意欲が強まる展開となりました。ただ、NASDAQは下値を削ったもののマイナス圏での引けとなりました。
一方、米国債市場は利回りがまちまち。10年債利回りなどは低下しましたが、全体的に株価の持ち直し基調などを背景に債券に対する売りの流れが意識される展開となっています。2年債利回りなどはプラス圏に浮上しており、長期債利回りも下値を削る動きとなっています。米10年債利回りは一時1.22%に迫る動きとなりましたが、目先は1.26%台での推移となっています。
為替相場 – 中国の経済指標悪化で、円堅調
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いでの推移となっています。米国債利回りは低下しているものの、目先は持ち直し基調となっていることや、安全資産としてのドルに対する買いの流れが意識されていることなどを背景に、底堅い動きが展開されています。ただ、全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まる流れとなっています。
一方、円は堅調地合い。中国の経済指標の悪化やアフガン情勢などを嫌気した動きが強まり、円に対する買い意欲が強まる展開となっています。ドル/円が上値を抑えられていることを受けてクロス円もつれ安となっています。ユーロ/円は129円を割りこむ動きであり、その他のクロス円も下げ幅を拡大しての動きです。ドル/円は109円台は維持しているものの、上値の重い展開が継続しました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 狭いレンジでの動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの中心線を意識しての動きが継続しており、狭いレンジでの動きが展開されています。方向感の見えにくい展開であり、しばらくは様子見ムードが続く可能性が高そうです。
現状、バンドの上下限中心線がじり安基調となっています。やや上値の重さが意識される状況ですが、下落の勢いは落ちており、バンドの上下限中心線は徐々に横ばいへと変化していく可能性が高いでしょう。そうなればレンジ圏での動きが意識されやすくなり、様子見ムードが続きやすい状況となるでしょう。バンド幅は比較的狭いものの、まだ大きな動きにはなりにくく、方向感を探りながらといった流れが強まりそうです。