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EA-BANK・モーニングレポート 6.22
580ドル高水準での引け(6.21 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が大幅に上昇しての引け。急激なリスク回避的な動きに対する調整の動きが意識され、買い戻しの動きが強まっています。ダウは一時600ドル超の上昇となり、引けでも580ドル高水準と高値圏での引けとなりました。
米国債市場は利回りが上昇しての推移。株高などを背景に長期債を中心に売りの流れが強まり、30年債利回りは2.1%台を回復しての動きとなっています。10年債利回りも1.49%台を回復するなど、債券売り圧力が強まっています。インフレに対する警戒感から早期のテーパリングに対する思惑が強まっており、利回りが持ち直す動きとなっています。
為替相場 – ドル軟調
為替相場では、ドルインデックスが下落する動き。現状ドルインデックスは92を割り込んでの推移であり、ここまで下落していたユーロ/ドルやポンド/ドルが持ち直したことなどが意識される動きとなっています。英中銀はタカ派であるホールデン委員の最後の金融政策決定会合を控えており、ポンドに対する買いが意識される展開となっています。
一方、円は大きく売られる展開。株価の大幅上昇を眺めたリスク志向の動きが意識され、円に対する売り圧力が強まる展開となっています。ドルインデックスは下落していますが、ドル/円は110円台で底堅い動きとなっており、ポンド/円は1円以上の大幅上昇となっています。クロス円は軒並み上昇しており、円は独歩安となって推移しています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 堅調地合い
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限と中心線に挟まれたレンジを動いています。大きな動きではないものの底堅い動きが維持されており、目先はバンドの上限が意識される動きとなっています。現状はレンジ圏での動きが意識されていますが、バンドの上限をブレイクしてバンドウォークとなるかどうかに注目です。
現状バンドの上下限中心線はじり高基調となっています。トレンドそのものは上向きですが、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいところです。目先はバンドの上限を意識しての動きですが、ここでは抑えられて一時的に調整の動きが強まる可能性が高そうです。