ニュージーランドドルのレートを詳しく分析!チャート分析と今後の展望
ニュージーランドドルを取引している人も多いかと思いますが、スワップを目的としている方の他にも、スイングトレードで利益を稼いでいる人も多い通貨です。スプレッドはドル円などと比べると大きいですが、安い値を拾って高くなってきたら半分程度利確して、また下がってきたら買ってということを繰り返すのもいいかと思います。スワップポイントも楽しみに出来ますし、値幅による利益も取れるでしょう。ニュージーランドドルは今後はどんな動きをしていくのでしょうか。今後の動きを推測していこうと思います。
ニュージーランドドル・チャート検証
2016年からのチャートを検証してみると、76円を安値、83円を高値としてのレンジ相場になっています。76円に下値支持線があり、83円には上値抵抗線があるように感じます。ニュージーランドの景気を考えますと、そこまで悪いとも言えず、酪農品や農産物の価格なども少しずつ上昇してきていることから、大きく下落することもありません。政策金利を見ていきますと、長期では2025年くらいまでには4%程度までの利上げも予定されているということで、長期的に見るとニュージーランドドルは高くなる方向に動く可能性もあります。ただ、ダウの暴落や日経平均の下落などから、アメリカの長期金利の上昇などもあり、景気の動向は注意深く見ていく必要があります。アメリカの長期金利と短期金利の金利が入れ替わると、1~2年後に景気の減退が起こるということもありますし、2020年にはオリンピックがありますが、それ以降は日本も景気が悪くなるとのではという予測もあります。そのようなことを考えますと、ニュージーランドドルも世界経済の影響を受けて下落することもあるかもしれません。短期的に見れば、円買いが起こっていますので、ニュージーランドドルの上値は重くなっており、76円に向かって下降していくのではないかという動きも見られます。月足の長期のチャートで見ると下値を切り上げつつ、上値を抑えつつ、三角持ち合いの形になっています。どちらにブレイクするのか、今後の状況をよく見ていくといいでしょう。
チャートから見る今後の予想
2018年の予想レンジは76円―84円ということでしたので、76円付近まで下がってくるような場合には、買ってみるのもいいかもしれません。76円を切るような場合にはまた違った動きをする可能性もあります。76円を下回ることがあれば、さらに下落する可能性があります。76円のラインがサポートラインになっている感じがしますので、そのあたりにストップロスや注文が数多く存在している場合があり、そのストップロスなどに引っかかると一気に下落するという動きを見せることもあるようですので、注意が必要です。一目均衡表で見ると、78円―80円のラインに、雲が出来ていますのでこのあたりが上値抵抗線になり、ここを超えてこないと一段高にはならないのではないでしょうか。最近の値動きを、週足で見ますと、一目均衡表の雲の下を抜けてきていますので、一段安にならないかをじっくりと見極める必要がありそうです。76円で反発した場合には、78円に雲がありますので、その値でまた売買が頻繁に行われることになるでしょう。80円を超えてくれば、さらに高値を目指すことになるかもしれません。ダウ平均や日経平均の動きもよく観察して取引を行っていくといいでしょう。