トルコリラ円でトレード!TRY/JPYレート及びチャート検証
トルコリラは金利が高いことで知られており、日本円とは大きな金利差があることから、長期運用のFXトレーダーから人気のある通貨です。スワップポイントで金利を得たいという人は注目している通貨ではないでしょうか。2016年頃よりもトルコリアを取り扱うFX会社は増えてきています。豪ドル・NZドル、南アフリカランドに続く高金利通貨として注目を集めています。
主要通貨以外のトレード
主要通貨以外のトレードで気を付けたいのが、通貨の流動性です。主要通貨以外で取引するときには、買いたいときに買うことや、または売りたいときに売る相手がいるかという点ですこし不安が残ります。流動性が低いために価格が安定しないこともあります。
また、大きく値が下落したりすることも頭に入れつつ取引を行う必要があります。
さらにトルコリラの場合は、通貨の信用面でも他の先進国と比べると少し劣っているという点もあります。国としての信用も低いので取引を剃るには十分な注意が必要になります。オーストラリアドルのような主要通貨においては、FX会社においてスワップポイントは大体一定なのですが、トルコリラに関しては、FX会社によってまちまちです。高い会社もあれば、安い会社もあります。これには取引が一般的になってまだ日が浅いことが理由になります。そのスワップポイントの会社間の差を利用して、スワップアープと呼ばれる手法で取引している人もいます。違う会社間で両建てを行って、スワップの差額を得るという方法です。
トルコリラの特徴
ドルやユーロはメジャー通貨と呼ばれており、アメリカやEU加盟国は先進国と言われています。
一方で、トルコリラはマイナー通貨と言われており、トルコそのものも新興国に分類されています。トルコは歴史のある国ですが、経済的には発展途上です。2000年頃からハイパーインフレやデノミといった経済危機に陥っています。また、ギリシャとも地理的に近いことから、ギリシャショックの影響も大きく受けました。
最近は金利政策によって安定しており、高金利にすることによってインフレを抑えることに成功している様子です。トルコリラは金利は高いのですが、10年前と比べると対円では下落をしています。高金利通貨は安いところで購入してスワップポイントで運用していきたいという方も多いと思いますが、この10年の下落をみると長期で持っているのは怖いなと感じる通貨です。今は歴史的に安くなっており、これ以上は安くならないのではないかという予測もありスワップ派の人も購入を検討されている方もいます。
以前はオーストラリアドルやニュージーランドドルが高金利通貨として人気でしたが、金利の引き下げによりだんだんスワップポイントは減ってきているため、高金利のトルコリラが注目されてきています。高金利のトルコリラは投資運用機関からは金利通貨の一つとして認知されていますが、実際に取引を行う際には、国内情勢や経済動向などをしっかり見ておく必要があります。また、通貨の供給量が少ないので、価格が安定しないというデメリットがあります。もしも暴落などが起こって売りたいと思った場合などに買ってくれる相手がいるかはわからないため、少しハイリスクな通貨として認知されています。
トルコリラを取引される場合には売りはせずに買いオンリーで取引されるのがいいでしょう。またFX会社間でのスワップ差を利用する場合には売り建てのスワップが低い会社を選びましょう。